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本会議会議録

答弁文書

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平成30年12月静岡県議会定例会

中谷 多加二 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/11/2018番目)
答 弁 者交通基盤部長


○交通基盤部長(平野忠幸君) 建設産業の維持確保についてお答えいたします。
 近年、豪雨災害の多発などを背景に地域の守り手として建設産業の果たす役割はますます増大しており、とりわけ中山間地域における建設産業の維持確保は安全・安心な暮らしを営む上で極めて重要な課題であります。
 県では、建設業界団体とのさまざまな意見交換の機会を通じて建設産業に関する課題の把握に努めているところであります。中山間地域の建設業者からは厳しい経営環境にある過疎地域に配慮した入札制度の導入や工事発注時期の平準化の要望、担い手の確保が困難などの御意見をいただいており、これらを踏まえたさまざまな取り組みを行っているところであります。
 具体的には、工事の入札におきまして地元企業の受注機会確保を図る地域要件の設定や、通常二十者程度としている参加見込者数をおおむね十者以上に緩和する、地域を守る事業者維持・育成入札に加え総合評価落札方式における地域貢献活動の加点評価などを実施しております。さらに担い手の確保に向けて、静岡どぼくらぶを活用した建設産業の広報や債務負担行為の積極的な活用などによる発注・施工時期の平準化も着実に進めているところであります。
 県といたしましては、これまでの取り組みに加え施工を省力化し生産性を向上させるICT活用工事の拡大や休日確保型入札などによる働き方改革を推進し、地域の守り手としての建設産業が将来にわたって継続できるよう取り組んでまいります。
 次に、生活の足の確保についてであります。
 県内の乗り合いバスは、利用者の減少により収支が悪化しバス路線からの撤退を希望するバス事業者が増加しております。このため県では学生や高齢者などの交通弱者の移動手段を確保するため、バス事業者やみずからバスを運行する市町に対して助成を行っております。
 しかし、近年のバス路線の廃止は利用者の減少に加えて運転手の確保が困難になっていることも大きな要因であり、特に中山間地域におきましてその傾向が顕著にあらわれており、これまでのような財政支援だけではバス路線の維持確保が難しい状況であると考えております。
 このため、県では各地域の公共交通会議に参画し、乗り合いバスの運行経路やダイヤの見直しによる乗客の増加策を初めデマンド型乗り合いタクシーや市町等による自家用有償旅客運送の導入など地域の交通課題の解決に努めているところであり、北遠地域におきましてもこれらの経験を生かした取り組みを進めてまいります。
 また、運転手の確保につきましても国が実施するバスの運転体験イベントへの協力やバス事業者が行う就職説明会の周知などの支援を進めてまいります。
 県といたしましては、これまでの取り組みをより一層進めることに加え公共交通における運転手確保の代替手段となる自動運転の導入を目指して、来年度は中山間地域において社会実験を実施するなど住民の移動手段の確保に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp