ここから本文です。
平成29年5月静岡県議会臨時会
平賀 高成 【 討論 】 発言日: 05/18/2017 会派名: 日本共産党静岡県議会議員団 |
○議長(杉山盛雄君) 以上で質疑は終わりました。
お諮りします。
本案二件については、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(杉山盛雄君) 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
これから討論を行います。
通告により、一番 平賀高成君。
(一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 日本共産党を代表して反対討論を行います。
第八十二号議案「静岡県監査委員の選任について」ですが、質疑でも申し上げたとおり財務、行政の監査という重要な役割を持っており不羈独立、独任制が保障されているのに、議会のポストのように扱われ一年交代でたらい回ししているようでは監査業務に習熟することは難しく職務を十分に果たせません。監査委員は平成十一年からこの十八年間を見ても予算案に賛成した会派で毎年交代してきました。県にとってこれほどありがたい慣例、仕組みはないのではないでしょうか。
現在、国においても問題点を詳しくチェックするガバナンスの強化に向け議員による監査のあり方等も議論されていますが、静岡県のチェック機能の強化には地方自治法の住民の福祉の増進を図るのが基本との立場で厳しいチェックを行うことが求められています。そうしたことについては知事は当然のことだとして特段問題にしてこなかったばかりか今回も予算に賛成した会派のみというのは、みずからの行政を県民の前に明らかにし批判を受け公正な行政を行うという真摯な姿勢は全く見られません。よってこのような選任の仕方については反対であります。
なお、第八十三号議案専決処分事件の承認について静岡県税賦課徴収条例の一部を改正する条例は新車、新規登録後十三年以上のLPG車を含むガソリン車、十一年以上のディーゼル車についてはCO2は確実に減らせるという点で賛成いたしますが、年式の古い自動車から新車に乗りかえさせるために税制面で誘導するもので表向きには環境を言いながら本音は新しい車に買いかえてほしいとの思いが透けて見えます。本当に環境を守ろうというのであるならば、ドイツのように設計の段階から再利用を徹底して行えるような車づくりを行うべきであるとの意見を申し添えて、以上で討論を終わります。
お問い合わせ