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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年2月静岡県議会定例会

鈴木 澄美 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2022番目)
答 弁 者経済産業部長


○経済産業部長(三須敏郎君) ふじのくにCNFプロジェクトにおける諸課題についてのうち、寄附講座の成果と今後の人材育成の強化についてお答えいたします。
 まず寄附講座の成果ですが、研究開発面では静岡大学がCNFと樹脂を均一に混合できる専用の添加剤の開発に成功し現在特許を出願中です。開発した添加剤を用いたCNF複合樹脂は用途開発企業にサンプルとして提供しており、将来の自動車用部材への応用に向けて着実に前進していると認識しております。
 また、人材育成面では主に大学院生向けにセルロースナノファイバー科学等の講座を開講し受講生は三年間で百人を超えました。このほか企業向けの技術相談を約三百社実施し企業の製品開発や人材育成にも大きく貢献してきたと考えております。
 次に、人材育成の強化についてであります。
 CNF産業の振興には、県内で活躍し地域に貢献できる優秀な人材の裾野を広げることが必要であり、これを実現するためには静岡大学との連携を一層強化することが不可欠です。
 このため、県といたしましては求める人材について産業界から御意見を伺うとともに、大学生を対象としたカリキュラムの設定などについて議論ができるよう静岡大学に対し意見交換の場の設定を提案してまいります。
 次に、産官学連携の強化についてであります。
 県では、令和元年五月富士工業技術支援センターにふじのくにCNF研究開発センターを開設いたしました。同センター内に設置された静岡大学のサテライトオフィスは企業からの技術相談の場としてCNFの研究開発や人材育成の重要な機能を担っております。
 こうした中、CNF関連企業の創出と集積を一層進めるにはCNFに関する学術的な強みを持つ静岡大学や関連企業が集積する富士市とのさらなる連携が不可欠です。国も素材産業を日本のリーディング産業に位置づけており、最先端素材分野の技術力向上は産官学を挙げて取り組むべき課題です。
 そのためには、静岡大学がCNFを今後の県内産業の柱の一つと位置づけ県東部地域における拠点形成の必要性について御理解していただくことが重要と認識しており、地元産業界の強い後押しも必要と考えております。本年一月、静岡大学の日詰学長と直接お会いし県東部地域におけるCNF拠点の構築について意見交換を行いました。
 県といたしましては、今回の意見交換をきっかけに今後静岡大学や富士市、産業界等との意見交換を行う場を設けCNF関連産業などにおける産官学の具体的な取組について検討するとともに、県東部地域での研究開発や人材育成のさらなる機能強化の在り方を模索してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp