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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成31年2月静岡県議会定例会
早川 育子討論
発言日: 03/08/2019
会派名: 公明党静岡県議団


○議長(渥美泰一君) 次に、二十九番 早川育子君。
       (二十九番 早川育子君登壇 拍手)
○二十九番(早川育子君) 私は公明党静岡県議団を代表して、本定例会に知事から提出されました第一号議案「平成三十一年度静岡県一般会計予算」、特別会計、病院・水道事業会計、平成三十年度各補正予算外条例など第百三号議案まで及び議員提出議案第一号全ての議案に賛成の立場から意見を付し討論いたします。
 討論の前に一言申し上げます。
 最近公務員の不祥事が相次いでおります。例年の知事要望の折に職員のコンプライアンスについて強く申し入れておりますが不祥事が続くことは遺憾であります。さらなるコンプライアンスの遵守を強く要望いたします。
 では、討論に入ります。
 初めに、第一号議案「平成三十一年度静岡県一般会計予算」であります。
 平成三十一年度は平成最後の、そして新元号のもと新たな時代の幕あけとなる歴史的な一年となります。本県におきましてもラグビーワールドカップの開催、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック開催前年といまだかつてない注目が集まる一年となります。世界中から憧れられるふじのくに実現に向けて大前進の一年となることが期待されます。これまで以上に県民の安全・安心に加え持続可能な開発目標SDGs、誰一人取り残さない理念の実現を目指し人づくり、切れ目ない子育て支援、医療・介護の充実、中小企業支援策など積極的な対応が求められます。
 公明党静岡県議団は、予算編成に当たり昨年十二月に安全・安心社会の実現、夢あふれる社会の実現など六つのテーマ、二百五十四項目にわたる予算要望を知事に提出いたしました。こうした我が会派の要望が来年度予算の各所に反映されていることを評価いたします。
 具体的には、市町の地震・津波対策のさらなる実効性を高めるための地震・津波対策等減災交付金が創設されました。これまで以上にきめ細かな対応で絶対に犠牲者を出さないとの強い決意で取り組まれることを求めます。加えて福祉避難所の整備や母子のための避難所の開設など市町との連携を一層深め、二次災害を引き起こさない体制整備に努めていただきたいと強く望みます。
 こども医療費助成制度では、所得制限が撤廃されるとともに政令市に対し高校生世代への助成対象を拡充することを高く評価いたします。知事の英断と調整に当たられた職員の皆様に感謝いたします。会派として政令市議団と連携し要望してきた中で声が届くとはこうしたことだと改めて実感いたしました。私立高校の授業料減免拡大についても評価いたします。子供を産み育てやすい環境整備に向けさらに邁進していただきたいと思います。
 深刻化する認知症対策では、認知症の御本人が支え手となるピュアサポート活動に対する支援や若年性認知症の就労創出のための若年性認知症ジョブサポート支援事業などこれまでにない取り組みが開始となります。御本人の生きる力につながるよう期待いたします。
 さらに、強く要望してまいりましたがん患者さんへの外見支援となるウイッグなどの医療用補正具購入に対する支援体制の創設は多くのがん患者さんの声が反映されたことを評価するとともに、さらなるQOLの向上につながるよう望みます。
 本県経済を支える中小・小規模企業にとり深刻な事業承継が、これまで以上により円滑にかつ迅速に推進されるよう強く望みます。またCNFを初めとした新産業の育成などの産業振興に加えさらなるにぎわいの創出に期待いたします。
 ラグビーワールドカップ二〇一九を契機にスポーツの聖地づくり、また明年に控えた東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックに加え文化プログラム開催準備が着実に推進され、おもてなしの心があふれる静岡県に発展することを希望いたします。
 今後増加が予想される外国人との共生社会の確立に向けた具体的な取り組みが盛り込まれたことを評価いたします。
 深刻化する地球温暖化対策や海洋性プラスチックごみ対策への取り組みは、県民が一丸となり推進されるよう願います。
 県庁における働き方改革では、新世代ICTの導入や業務プロセスを見直す新たな業務改善活動に加え時差勤務やサテライトオフィスさらに新たに在宅勤務の導入に取り組むなど、行政の生産性を一層向上させることにより県民へのサービスが充実すると期待いたします。
 次に、第七十三号議案「平成三十年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 昨年は台風、豪雨などによる想定外の風水害、停電による二次被害に見舞われました。またTPP協定の早期発効に対応するため農林水産業の強化策などが盛り込まれております。迅速に執行されることを強く望みます。
 次に、条例関係について述べます。
 第二十号議案「静岡県立吉原林間学園診療所の設置、管理並びに使用料及び手数料に関する条例」です。吉原林間学園は五十六年の歴史を有し、社会的養護が必要な子供への支援からさらに近年は発達障害や虐待を受けた子供への対応へと支援の内容が幅広くなり、今回の建てかえで診療機能が備わることは長年の悲願でありました。これまで蓄積してきた経験が生かされるとともに東部地域の拠点として機能していくことを期待いたします。
 第二十一号議案「静岡県立東部看護専門学校の設置、管理及び授業料等に関する条例の一部を改正する条例」は、公明党静岡県議団が長年要望してきた助産師学科開設に当たり広く県内各地から学生を募り安定的な看護人材の養成を行うため名称を変更する目的であるため賛成し、多くの人材が輩出されることを期待いたします。
 第六十五号議案「静岡県茶業振興条例」は、時代に合致した茶業の振興を目的とし現行の静岡県製茶指導取締条例を撤廃し茶業の振興を促進するものであります。フレーバーなどは許可なく添加できるなど新たな商品開発に期待が寄せられ、低迷する茶産業界に一石を投じるものとなるよう期待いたします。
 昨年は、本県ゆかりの本庶佑先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されるという喜ばしい年でありました。本庶先生は研究者を目指す子供たちに、知りたいと思うこと、自分の目でものを見る、そして納得するまで諦めないことが大切であるとコメントされ自分で考える力を常に持つことが大切であると教えられております。有徳の人の精神がしっかりと子供たちに受け継がれたと確信いたします。先生のお言葉は子供だけでなく少子高齢人口減少社会という世界中どこも経験したことのない混沌とした時代を生きる私たちに既成概念にとらわれず困難に立ち向かう姿勢を示唆していただきました。
 新年度予算が確実に執行され、県民生活が心豊かに満たされる年となることを心から念じ本定例会に提出された議案の全てに賛成の立場から意見を申し上げました。良識ある全議員の皆様の賛同を心から期待し討論といたします。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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