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令和3年11月静岡県議会臨時会
田口 章 【 討論 】 発言日: 11/24/2021 会派名: ふじのくに県民クラブ |
○議長(宮沢正美君) これから討論を行います。
通告により、三十一番 田口 章君。
(三十一番 田口 章君登壇 拍手)
○三十一番(田口 章君) 私は、ふじのくに県民クラブを代表して川勝平太知事の辞職を求める請願の採択に反対の立場で討論をいたします。
このたびの川勝知事の発言は、選挙応援の場というものの不適切であったと私たち会派も考え、知事に謝罪をするよう申入れを行ってまいりました。それを受けて川勝知事は十一月十日に御殿場市に赴き、市長並びに市議会議長に謝罪をし発言を撤回されました。またさらに十二日の定例記者会見においても真摯に謝罪をいたしました。十一月十日に提出された本請願書には全く反省の色は見られないと書かれておりますが、その後の知事の言動を見れば知事の謝罪の念は御殿場市民の皆様や県民の皆様に伝わったものと考えます。また政務について御自身の中で整理がつくまで行わないとも発言をされております。このことは自らの行動にけじめをつけるという、公人としての知事の強い意思の表れと受け止めております。
今後は、六月の県知事選挙において託された新型コロナウイルス感染症への切れ目ない対応や大井川の水などに象徴される環境と経済の両立を進めるSDGsの先進県づくりなど、県民からの負託に応えるべき三百六十万県民のリーダーとしてのふさわしい言動と政策の推進に期待をしたいと思います。
これらの理由から、私どもふじのくに県民クラブは今回の発言に対し知事に猛省を求めるものの、辞職を求めるまでのことはないと判断をし本請願の採択に反対をいたします。議員の皆様の賛同を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
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