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令和3年12月静岡県議会定例会
中田 次城 【 討論 】 発言日: 12/21/2021 会派名: 自民改革会議 |
○議長(宮沢正美君)次に、四十六番 中田次城君。
(四十六番 中田次城君登壇 拍手)
○四十六番(中田次城君) 私は、自民改革会議を代表し今定例会に提出されました第百二十五号議案、第百二十六号議案及び第百三十号議案から第百五十一号議案までの全ての議案に賛成し、また請願第二号及び第三号その一、その二、その三を不採択とすることに賛成する立場から主な議案についての賛成の理由と若干の意見を述べて賛成討論をさせていただきます。
十一月臨時議会で知事の辞職勧告決議案が可決をされ、知事は知事自身が述べていましたように進退を決しなければならない状況であると思います。しかし一方で我々自民改革会議は、責任ある最大会派として責任を持って県民福祉の向上に貢献していくため積極的に政策議論を行ってまいりました。そしてこれからも行ってまいります。
新型コロナウイルスの感染第六波への対応やアフターコロナに向けた経済対策など国と呼応した取組を一日も早く形にしなければなりません。この難局を乗り越えるためには国や市町との連携が大変重要であります。誰かを侮辱したりやゆする言葉が前面に出るのではなく、様々な関係者と協調と協力をもって取り組んでいただけるよう県当局に改めて念を押しておきます。
まず、令和三年度静岡県一般会計補正予算についてであります。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、ワクチンの三回目接種の実施体制の確保はもとよりワクチン接種を受けられない方に対する検査費用の無料化や検査実施事業の初度設備整備に対する助成経費などが計上されています。イギリスでは一日に九万人を超える感染者が発生し、日本国内では特にオミクロン株への感染確認が既に八十人を超えた状況を見ても一日も早く三回目のワクチン接種を進めなければなりません。第六波以降の感染ピーク時における検査態勢の確立を含めいずれも我が会派が喫緊の課題として要望した事項に対応するものであることから賛成をいたします。
コロナ禍の一日も早い収束を目指し県民が一丸となって様々な取組や我慢をしてまいりましたが、結局令和二年、令和三年はコロナの年になってしまいました。令和四年はアフターコロナの年となっていくよう、県民に寄り添い市町をサポートしながら一層の取組を実施していただくよう要望いたします。
熱海市伊豆山地区の土石流災害関連では、被災をしました漁業者の再建支援のために被害を受けた漁船の代わりの船の取得を支援するほか、逢初川とその近隣に堆積した土砂の処分のための債務負担行為が設定されています。被災地の災害復旧工事の推進、伊豆山地区の復興支援は我が会派としても強く要望してまいりました事項であることから賛成をいたします。
被災直後、幸いにも難を逃れました伊豆山地区の漁業者が単独で船を出し行方不明者の捜索や流出したアルバムなどの回収に取り組んでおられるのをニュースで拝見し深い感銘を受けました。一方で船に直接的な被害を受け、いまだに漁ができない漁業者の方もいらっしゃいます。このような皆様への支援を通じて一日も早い復興を支援していただきたいと思います。
このほか、ドローン等のスマート林業機器導入に対する林業事業体等への新たな助成は森林施業の効率化、省力化に寄与するものであり、林業現場への先端技術の導入促進として我が会派が常々要望している事項に対応するものでありますし、県立学校において教員の指導用のタブレット端末等の整備を行うことなどはICT教育の充実に寄与し教育のデジタル化を加速させるものであることから賛成をいたします。
そのほかの議案につきましても、法令の改正に伴う条例改正など必要なものと認められますので賛成をいたします。
以上、今回提案されました全ての議案に賛成の立場からその理由と意見を申し上げましたが、皆様の御賛同をお願い申し上げまして私の討論といたします。ありがとうございます。(拍手)
○議長(宮沢正美君) 以上で討論は終わりました。
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