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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和4年2月静岡県議会定例会
牧野 正史討論
発言日: 03/17/2022
会派名: 公明党静岡県議団


○議長(宮沢正美君) 次に、二番 牧野正史君。
       (二番 牧野正史君登壇 拍手)
○二番(牧野正史君) 私は、公明党静岡県議団を代表して本定例会に知事から提出されました議案第二号「令和四年度静岡県一般会計予算」のうち知事戦略事務費、地域外交展開事業費、地域振興事務費について原案に反対、修正案及び修正部分を除いた原案に賛成、議案第三号から第七十六号まで及び第七十八号、第七十九号、第八十一号並びに議員提出議案第一号に賛成の立場から意見を付し討論をいたします。
 討論の前に一言申し上げます。昨夜、宮城、福島で発生した震度六強の地震によりお亡くなりになられた方へお悔やみ申し上げますとともに、負傷された方へお見舞いを申し上げます。
 また、ロシアによるウクライナへの侵略開始から三週間が経ちます。この一日一日はウクライナの国民にとって途方もなく長く悲しく辛いものだと思います。またロシア国民も侵略や戦争は望んでおらず、ひとえにロシアの狂った独裁者が身勝手に起こした卑劣な行為です。またこの独裁者は核の使用もちらつかせていますが、冷戦時代の一九八五年十一月にアメリカのレーガン大統領と当時のソ連のゴルバチョフ書記長による首脳会談で、核戦争に勝者はなく決して戦ってはならないと打ち出されたメッセージは今年一月に発表された核保有五か国の首脳による共同声明でも再確認されております。今こそ世界で平和の連帯を構築し一日も早い停戦とウクライナに真の平和が訪れるように静岡県としてもロシアに対する毅然とした態度を表明するとともに、ウクライナ国民へのできる限りの支援をお願いいたします。
 初めに、第二号議案「令和四年度静岡県一般会計予算」についてです。
 昨年の十二月二十日、我が会派は来年度予算編成について二百三十一項目にわたる要望を知事に申入れしました。
 我が会派の要望のうち安全・安心社会の実現に対しては、津波・浸水対策、河川・砂防のインフラ対策はもとより、わたしの避難計画普及展開を目指し自助力の向上に力を入れていく施策を評価します。
 夢あふれる社会の実現では、表面に現れにくく社会的孤立に移行しやすいヤングケアラーを本格的に支援する体制構築が計画され誰一人取り残さない県の姿勢が表れています。
 活気あふれる社会の実現では、幅広い世代から移住したい県ナンバーワンに選ばれる本県の魅力をさらに発信し移住・定住を促進するための取組を強化するとされています。テレワークやオンライン会議が定着し東京一極集中から地方への回帰の動きが本格化している現在の時勢に合った施策だと評価します。
 調和の取れた社会の実現では、二〇五〇年の温室効果ガス排出の実質ゼロを目指すため日本三大美港に数えられる本県が誇る清水港をカーボンニュートラルポートに形成する新規事業が計上されています。本事業は県民だけでなく国内においても注目される事業と確信しますので、ぜひとも成功できるよう着実な取組を期待いたします。
 以上、令和四年度一般会計予算について我が会派の意見を申し述べましたが、適正な予算執行と着実に取組を進めていただくよう当局に要望いたします。
 さて、令和四年度一般会計予算のうち知事戦略事務費、地域外交展開事業費、地域振興事務費について、原案に反対、修正案に賛成の立場から意見を申し上げます。
 この三つの事業予算に該当する非常勤特別職の職務実態は、地方公務員法第三条第三項第三号に照らしますと専門的知識、識見の捉え方や助言、調査、診断等とされる事務の範囲を逸脱した職務実態であると考えます。また週二日程度の勤務で月額六十方円の報酬などは県民の理解を得られないことはもとより、共に働く県庁職員や同じ非常勤特別職の方々のモチベーションにもマイナスの影響を及ぼすと考えます。よって原案には反対、修正案に賛成いたします。
 ただし、東部・伊豆地域はコロナ禍にあり脆弱な医療体制が露呈され、さらに主産業である観光業をはじめとした産業の低迷、熱海市伊豆山地区の復興等課題が山積しております。これまで以上に責任ある立場のリーダーシップが求められます。今後非常勤特別職のような権限も責任も限られた立場ではなく、東部・伊豆半島担当副知事等責任者を設置することを強く求めておきます。
 また、第四十二号議案及び第八十一号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」は、本県へのまん延防止等重点措置の適用により大きな打撃を受ける宿泊業や観光業の需要喚起のための地域版ゴー・トゥー・トラベルを実施するための経費やオミクロン株による感染拡大を終息させるため三回目のワクチン接種への支援、原油価格の高騰により大きな影響を受ける施設園芸農家、畜産農家、漁業者等への県独自の緊急支援等の経費が盛り込まれており、どの予算も県民の皆様に必要不可欠な予算であることから速やかな執行を期待します。
 第二十六号議案「職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」及び第二十七号議案「静岡県職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」は、週休日に割り振ることができる勤務時間の変更や非常勤職員の育児休業取得に係る在職期間要件の廃止など柔軟に対応しており、働き方改革推進や育児支援に資するため賛成します。その他特別会計、企業会計も県民の生活に欠くことのできないものであり賛成いたします。
 第七十八号議案の教育長の人事案件につきましては、平成二十七年から現在まで務められた木苗教育長は県立夜間中学の設置や通級指導の拡充に御尽力されました。またGIGAスクール構想など教育現場の急速なデジタル化導入の大変な時期にリーダーシップを発揮し、かじ取りしていただいたことに感謝とねぎらいの意を示すとともに、新任の池上重弘氏は歴任された大学において助手から教授、副学長、センター長を務め、公職においても県の多文化共生推進会議委員や県内各市の総合計画審議会会長を務められるなど、教育分野と社会的課題解決に向けた知見を大いに発揮されることを期待するものであります。
 以上、知事提出議案第二号に対する修正案及び修正部分を除いた議案第二号、議案第三号から第七十六号まで及び第七十八号、第七十九号、第八十一号並びに議員提出議案第一号に対し賛成の立場から討論をいたしました。議員の皆様の賛同を何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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