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本会議会議録
議会補足文書
令和３年12月静岡県議会定例会
| 蓮池 章平 【 討論 】 発言日： 12/21/2021 会派名： 公明党静岡県議団 |
○議長（宮沢正美君）次に、七十番 蓮池章平君。
（七十番 蓮池章平君登壇 拍手）
○七十番（蓮池章平君） 私は、公明党県議団を代表して本定例会に上程をされました令和三年度静岡県一般会計補正予算、特別会計補正予算、条例ほか全ての議案に賛成の立場から賛成の理由と意見を述べさせていただきます。
この十二月定例会開催に先立ち、十一月二十四日に開かれた臨時議会において川勝知事の辞職勧告決議案に会派として賛成をし、県政史上初めてとなる知事に対する辞職を勧告する決議が可決をされました。しかしながら知事は職責を全うするとその職を辞することはありませんでした。
我が会派として十二月の定例会に知事から提出された議案にどう対応するのか悩み苦悶いたしましたが、我々議員に課されている県民の命と暮らしを守る責務を果たすためには提出された議案が県民にとって必要なものなのか真摯に向き合う必要があると判断し本会議、委員会で議論をさせていただきました。
本定例会に上程されました議案のうち、まず初めに第百二十五号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」は新型コロナウイルス感染症対策に要する経費、当初予算編成後の事情変化で追加、事業進を踏まえた減額の方針であり賛成をいたします。
新型コロナウイルス感染症対策については、新たな変異株、オミクロン株の感染拡大により県民の不安が広がり、政府も三回目のワクチン接種を前倒しする方針を示しました。高齢者向け優先接種緊急推進事業費助成については、これまでの県下各地域の接種体制の状況から見て進の遅れが想定されることから、むやみに市町の競争をあおるのではなくきめ細かい県の支援体制を実施できるように求めておきます。
熱海市伊豆山地区で発生した土石流災害に対する支援では、被災漁船の復旧支援事業費や逢初川とその近隣に堆積した土砂の埋立て処分が計上され復興に向けて一歩ずつ進んでおり、今後とも被災された皆様に寄り添い様々な要望を丁寧に聞きながら支援していくよう強く要望いたします。
第百二十六号、静岡県県営住宅事業特別会計補正予算であります。
これは、県営住宅総合再生整備事業において二回の入札が不調になったことにより年度内に事業の完了が困難となり繰越しをされるものであり了といたしますが、入札不調による事業の遅れは再生整備事業そのものの遅れや入居者の生活への影響など県民生活に関わる重要事項であります。物価上昇や人件費の高騰など社会情勢の変化に対応した予定価格の設定などを詳細に行い事業の進に遅れが出ないよう強く求めておきます。
第百五十号、一般会計補正予算であります。
昨日、国の新たな経済対策の裏づけとして成立した約三十六兆円の補正予算に伴う追加の補正予算であります。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策としてこれまで緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で課せられてきた行動制限の緩和措置としてワクチン・検査パッケージ等に対応した検査費用の無料化、検査体制の整備が図られ経済再生への道筋を刻む対応として期待をいたしますが、運用については県民に分かりやすく広報するとともに利用しやすい体制の整備を求めたいと思います。
特定不妊治療及び男性の不妊治療に対する治療費助成並びに安心子ども基金の積み増しは、これまで我が会派としても拡充を求めてきましたので評価をしたいと思います。また医療的ケア児支援センター開設の準備事業費は備品等の整備でありますが一日も早いセンターの整備、運用が行われることを強く求めておきます。さらに農業、畜産、林業分野に対する支援事業についても実効性のある政策推進を期待したいと思います。防災・減災に係る国の五か年加速化対策事業費は二百六十二億円余の追加予算となりましたが、地域の要望を丁寧に聞きながら緊急性の高い箇所から迅速に事業執行されるよう望みます。
最後に、本予算の執行に当たり県職員一人一人が意欲を向上させ県民に寄り添って働ける組織でなくてはなりません。昨日の予算要望の際にも申し上げました。知事の生まれ変わるとの言葉をぜひとも見える形で示していただくため人事組織の改革に早急に取り組まれるよう強く望むとともに、本定例会の公明党静岡県議団代表質問で知事の不適切発言について、次に問題発言を行ったときの知事の身の処し方について再質問も含めて伺いましたが知事はそのことについて明確に答えられませんでした。ぜひともその点について公の場において考えを明確に示されるよう重ねて申し上げ賛成の討論といたします。（拍手）
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