• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

ここから本文です。

本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成27年6月静岡県議会定例会
深澤 陽一討論
発言日: 07/13/2015
会派名: 自民改革会議


○議長(吉川雄二君) 次に、十六番 深澤陽一君。
       (十六番 深澤陽一君登壇 拍手)
○十六番(深澤陽一君) 討論に先立ちまして一言申し上げます。
 副知事におかれましては、本日副知事を退職されることになりました。平成二十四年九月に本県に来られてから内陸フロンティア担当理事を経て現在の要職につかれ、県政の発展のために御尽力をいただいてまいりました。その間の多くの御労苦に対し心から感謝を申し上げます。財務省帰任後の御活躍を期待するとともに、今後も引き続き本県のために御助力をお願いいたします。
 改めまして、自民改革会議を代表し今定例会に知事から提出されました第九十二号議案から第百十二号議案までの全ての議案に賛成し、主な議案のうち第九十二号議案、第九十八号議案及び第百十二号議案に関し賛成の理由と若干の意見を述べ、賛成討論といたします。
 初めに、第九十二号議案「静岡空港の設置、管理及び使用料に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。
 静岡空港の現在の運用時間は午前七時三十分から午後八時三十分までの十三時間運用でありますが、航空会社にとっては十分な運用時間とは言えませんでした。このため運用時間を二時間延長するための新たな騒音協定の締結に向けて、一年以上かけ地元住民を対象とする説明会の開催や地元市町などとの協議を行い、平成二十七年三月に新たな航空機騒音対策事業に係る協定の締結に至ったものであります。今回の運用時間を延長するための条例改正案はこうした地元の貴重な同意のもとで提出されたものであります。この延長された時間帯を利用してより多くの航空機が運航されたり、朝出発、夜帰着という県民にとって利便性の高いダイヤの設定も可能となることから、我が会派として本議案に賛成するものであります。
 既に増便の動きもあると伺っておりますが、地元の思いに応えるためにも引き続き航空会社に新規就航や増便を全力で働きかけ、利用客や航空会社にとって魅力的で夢のある静岡空港となるよう一層の努力を期待するものであります。
 次に、第九十八号議案「静岡県個人情報保護条例の一部を改正する条例」についてであります。
 この改正は、いわゆるマイナンバー法の施行に伴いマイナンバーを含む特定個人情報の厳格な取り扱いを確保するための条例の改正であります。マイナンバー制度の導入については、先々月起きた日本年金機構の個人情報流出事件の影響により、年金分野のマイナンバーの利用開始時期について事件の原因究明や再発防止策の検討結果を見きわめて判断するとされたところであります。
 マイナンバー制度は、行政の効率性、透明性を高め国民にとって利便性の高い公平公正な社会を実現するためのものであります。我が会派としてはマイナンバー制度の導入に伴い今まで以上の厳格な個人情報の保護が必要と考え、この議案に賛成するものでありますが、県民の中には今回の年金情報流出事件を見聞きするたびに個人情報が漏えいするのではないかといった不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。当局においては県民の不安を払拭するため万全な個人情報保護対策を講じることを要望するものであります。
 次に、第百十二号議案「静岡県副知事の選任について」であります。
 先ほど本会議において午前中提案されました土屋優行氏を伊豆半島地域担当の副知事に任命する人事案については、知事の説明にもございましたが、土屋氏は過去、経営管理部長、経済産業部長を務め本県の財政政策、経済政策に通じ、本来であれば本県全体の施策を担当できる能力を備えた方であると認識しておりますので、今回の人事案に関してはふさわしい人物であると考えます。
 さて、伊豆地域の状況についてですが、先ほど開催された総務委員会の質疑でもございましたように消滅可能性都市と評価されている地域が他地域と比べて若干多くあり、また主要な産業である観光業も伸び悩み、人口減少対策及び産業振興は特に待ったなしの状況であります。
 また、先月公表された最新の知見を取り入れた駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生するレベルワン地震の津波の想定高では、特に伊豆半島南部において津波高の増加が見られました。今後観光客の増加が期待される伊豆地域においては来訪客の安全対策が急務であります。あわせて災害時の避難、救援、復興等、命の道となる伊豆縦貫道を初め伊豆地域の道路整備は一刻の猶予もありません。
 このような中、先週韮山反射炉が明治日本の産業革命遺産の一つとして世界文化遺産登録を決めたことは伊豆地域にとってまことに喜ばしいことであり、世界ジオパークネットワーク加盟を目指している伊豆半島ジオパークなどとあわせて、世界レベルの魅力あふれる自然を生かした観光交流圏を創造していくこと、また川端康成が言ったように特徴ある歴史、文化、風土等、場の力を生かした世界一美しい半島、伊豆の実現が期待されます。そのような理由から伊豆地域への副知事ポストの設置は時宜を得たものであると考えます。
 一方、今回の伊豆半島地域担当副知事の設置は伊豆地域の喫緊の課題に取り組むための暫定的なものであり、基本的には副知事の任期である最長四年間の設置であり伊豆半島が自立した後はこのポストも必要がなくなるものと認識をしております。
 行政改革の観点からも、伊豆地域のためにも、知事の考える伊豆地域の自立をできるだけ早期に実現させ副知事を三人体制から二人体制に戻せるよう、適切な行政組織体制になることを強く求め我が会派として賛意を示すものであります。土屋氏にはこの四年間を全力投球で伊豆地域のために尽力していただきたいと思います。
 以上、今回提案されました全ての議案に賛成の立場から賛成の理由を申し上げましたが、満場の議員の賛同をお願いし、私の討論といたします。ありがとうございました。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp