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本会議会議録

答弁文書

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令和4年12月静岡県議会定例会

大石 哲司 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:12/06/2022番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○農林水産担当部長(櫻井正陽君) アニマルウエルフェアの推進についてお答えいたします。
 議員御指摘のとおり、アニマルウエルフェアの考え方を踏まえストレスや疾病を減らす丁寧な取扱いや健康管理、良質な飼料と水を与えることなどにより家畜の飼育環境の快適性に配慮することが大変重要であると認識しております。またこうした取組は家畜の健康で良好な発育を促し畜産業の生産性向上や安全で高品質な畜産物の生産にも大きな効果が見込まれており、狭く仕切られたゲージから地面での放し飼いに転換しブランド化を図る養鶏農家も出てきております。
 このため県では、しずおか農林水産物認証制度の審査項目の中で家畜の快適性に配慮した飼育管理を求めるなどアニマルウエルフェアを実践する取組を普及しており、これまでに四十七農場で認証を取得しております。また国では国際的な指針に沿った取組を実践するため現在新たな指針づくりを進めているところであり、今後は国の動向等を情報収集しながら県の新たな取組について具体化してまいります。
 県といたしましては、アニマルウエルフェアを実践する適正な飼育管理の促進により安全で高品質な畜産物の生産を拡大し畜産業の持続的発展を目指してまいります。
 次に、水害への対策についてのうち、流域治水プロジェクトにおける田んぼダムの取組についてであります。
 集中豪雨等により水害が頻発し激甚化する中、水田の雨水貯留機能を活用した田んぼダムの導入は周辺の農地や集落、下流域の浸水被害リスクを低減する取組として大変有効であると認識しております。このため県では本年度導入効果を定量的に検証するため浜松市や袋井市、三島市の十三ヘクタールの水田を実証圃場として流出量の削減効果や農作物への影響等の効果分析を実施いたしました。今後はこうした成果を基に年度内に田んぼダムの導入効果や運用マニュアルを取りまとめ地域住民や農業者、土地改良区等に情報提供し地域内の理解促進を図りながら流域治水プロジェクトと連携した普及拡大に取り組んでまいります。
 また、田んぼダムの取組には農業者の負担軽減が不可欠であることから、排水ますや畦畔の改修等の基盤整備を進め作業の省力化を図るとともに、多面的機能支払交付金を活用して地域全体で農地を保全する共同活動を支援してまいります。
 県といたしましては、農村資源を有効活用した田んぼダムの取組を促進し農業の持続的発展と流域全体の防災・減災力の強化を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp