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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年12月静岡県議会定例会

江間 治人 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:12/06/2023番目)
答 弁 者教育長


○議長(中沢公彦君) 池上教育長。
○教育長(池上重弘君) 教育施策の方向性についてのうち、県立高校の在り方に関する基本計画についてお答えいたします。
 激しく変化する社会を切り開き力強く生きていく若者を育成するためには、生徒の主体的な学びを促しその創造性を育んでいくことが重要であります。県立高校には時代を見据えた多様な選択肢と充実した学びを提供するための在り方の見直しが求められております。
 現在策定している県立高校の在り方に関する基本計画においては、行ける学校から行きたい学校へ、画一から多様への学びの変革を進めてまいります。またこれを実行するために地域と連携した地域と共にある学校運営と効率的かつ重点的な誰一人取り残すことのない教育基盤の確保を重要な柱として取組を推進いたします。
 あわせて、県内の各地で地域協議会を順次開催し保護者代表や学校関係者、経済界、市町の首長などと基本計画の方向性を共有しながら地域の中で県立高校が提供すべき学びの姿をグランドデザインとして描くために協議を進めております。生徒、保護者や地域のニーズを踏まえ具体的な魅力化、特色化の方向性や学科等の改編、学校の再配置の在り方をグランドデザインの中で取りまとめてまいります。
 議員御指摘の教育資源の在り方につきましては、教育効果を高めるための効率性と県立学校に求められる学びの機会の保障の二つの視点が重要となります。このため学びの質を確保するための適正規模を設定する一方、実学系高校など地域における多様な選択肢を確保する学校や教育空白域を回避するための学校について地域バランスを踏まえて適切な配置を検討してまいります。
 県教育委員会といたしましては、変化する社会の将来を見据えつつ生徒、保護者、地域の期待に応え得る学びの実現に向けた県立高校の変革に努め、社会総がかりの下で未来の静岡県を担う有徳の人の育成に邁進してまいります。
 次に、青少年教育施設の教育的効果についてであります。
 子供たちの豊かな人間性を育み、また自ら学び自ら考える力を養うためには、人間形成に大切な幼児期から義務教育終了までの年齢期において野外活動などを通じて様々な自然体験をすることが極めて重要であります。自然体験を多く行った者ほど自己肯定感、自律性、協調性、積極性などの非認知能力が高くなるといった効果があり、子供の頃の体験の効果は年齢を重ねた後も継続することが各種調査で明らかにされております。また全国学力・学習状況調査において自然体験活動の有無と学力とに正の相関関係があることも指摘されているところであります。
 観音山少年自然の家をはじめとした県立青少年教育施設では、体験の機会が得にくくなった現代社会において家庭の経済状況によらず誰もが良質な自然体験を享受でき、その教育的効果は非常に高いものであると認識しております。
 一方で、少子化の影響は非常に大きく学校行事としての利用人数は今後も大きく減少することが見込まれておりますことから、現在四か所を運営している県立青少年教育施設について今後の在り方を県教育委員会で検討しているところです。検討に当たりましては自然体験活動が次代を担う子供たちの豊かな人間形成に重要な役割を果たしているという認識の下、これを提供する青少年教育施設の教育的価値に力点を置いた上で将来の需要予測や施設の老朽化等を慎重に検証し自然体験活動を確実に提供できる体制について検討してまいります。
 県教育委員会といたしましては、教育的効果が高い青少年教育施設を適切に運用し生涯にわたり自己を高める学びの場を提供することで子供の生きる力を育んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp