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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年12月静岡県議会定例会

沢田 智文 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/11/2019番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 県内産業の将来を担う人材育成についてお答えをいたします。
 本県産業を将来にわたって発展させていくためには産業を支える人材の育成が重要であり、静岡県産業人材確保・育成プランにおきましても郷土を担う子供たちの生きる道としての仕事を学ぶ環境づくり、これを四本の柱の一つとして位置づけております。将来を担う子供たちが技芸を磨く実学の大切さを知り、自分の将来の可能性を広げる本物の体験を通じて職業観や郷土愛を育んでもらうよう産業界や教育界と連携してプロの職業人のすぐれた仕事や技に触れる取り組みを進めております。
 具体的には、県技能士会の協力を得まして小中学生がタイルアートや写真立てなど一つのものをつくり上げる体験を通じてものづくりへの興味関心を高めてもらうWAZAチャレンジ教室の開催や、熟練の匠の技を持つ技能マイスターみずからが学校に出向き子供たちに伝える出前講座などを開催しております。昨年度は両事業合わせて県内九十八カ所で六千七百人の子供たちにものづくりの楽しさ、技能のすばらしさを伝えることができました。
 また、昨年度から産業界のネットワークを活用して子供たちに産業の現場で体験学習する場を新たにつくりました。県内企業や公共機関などの協力を得まして、エンジン部品メーカーやAIを活用している農業法人などから約四十の体験メニューが寄せられました。それらを取りまとめたガイドブックを作成し、県、市町教育委員会を通じて県内の小中学校に体験を呼びかけました。五十八校、二千五百人の参加がありました。ロボットメーカーでプログラミングに挑戦した子供たちからは「イメージしたとおりに機械が動いてすごい」と大歓声が上がりました。経営者からも「子供たちがいつの日か地域で活躍する姿が目に浮かび、今後も取り組みを継続していきたい」との声が寄せられました。このように学校、企業の双方から効果を実感できる反応が届いております。
 さらに、静岡ホビーショーでは五十八回目となる今年度初めて小学生三千人を含む小中高生五千二百人の招待日が設けられました。プラモデルの射出成型機による製品製造の見学や模型の製作体験の場などが特別に準備されました。「こんなに楽しかったのは初めて」、「最高の一日」という子供たちの感想に出展企業からも感動の声が上がり、大きな教育効果とともに地域の子供たちに業界を知ってもらうことの重要性を多くの方々に再認識していただきました。
 県といたしましては、引き続き地元市町や県、市町教育委員会等と連携、協力しながら子供たちが魅力ある地域の産業や企業の仕事を実体験する取り組みをこれまで以上に充実させ郷土愛や職業観を育み、将来本県の産業や地域を支える有徳の人づくりを進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp