• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年12月静岡県議会定例会

田中 照彦 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/11/2023番目)
答 弁 者知事


○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 田中議員にお答えいたします。
 脱炭素社会の実現に向けた森林吸収源対策の推進についてであります。
 地球温暖化防止のため大気中の二酸化炭素の増加を抑えることは世界共通の重要課題となっております。森林には二酸化炭素を吸収し炭素を固定する機能があります。また木材を建築物に利用することで炭素の長期的な貯蔵が可能となります。さらに木材生産におきまして、採算性が低く森林内に残されている未利用材を化石燃料の代わりに活用することで二酸化炭素の排出抑制につながりますし地球温暖化防止に貢献する機能を持つことになります。
 脱炭素社会の実現には、省エネルギー対策の徹底や再生可能エネルギーの導入による二酸化炭素の排出削減に加えて二酸化炭素を吸収、貯蔵する森林の機能を将来にわたって持続的に発揮させていくことが重要であります。
 このため、県では森林吸収源対策として森林吸収源の確保、県産材による炭素貯蔵の拡大、木質バイオマスの利用促進これら三つを施策の柱として取組を進めているところです。
 まず、森林吸収源の確保に向けましては計画的な間伐の促進や成長の早いエリートツリーを活用した主伐、再造林を加速いたします。それとともに林業経営体等によるカーボンクレジットの認証取得を支援いたしまして健全な森づくりを進め二酸化炭素吸収量を高めてまいります。
 また、炭素貯蔵の拡大に向けましては県産材を活用した建築物への助成や炭素貯蔵量の認定制度などにより県内の住宅、店舗等の木造、木質化を促進し都市部において炭素の貯蔵庫となる第二のもりづくりを進めてまいります。さらに木質バイオマスの利用促進では未利用材をチップ化するなど搬出コストを削減する実証モデルの成果を普及し、木質ボードやエネルギー等への供給を拡大してまいります。
 我々といたしましては、森林を切って使って植えると。この循環利用を通じて森林吸収源対策を着実に推進し森林との共生による脱炭素社会の実現を目指してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp