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令和4年6月静岡県議会定例会
西原 明美(自民改革会議) 【 討論 】 発言日: 07/01/2022 会派名: |
○議長(藪田宏行君) 次に、十四番 西原明美君。
(十四番 西原明美君登壇 拍手)
○十四番(西原明美君) 討論に先立ち、一言申し上げます。
昨年七月三日、甚大な被害が発生した熱海市の土石流災害の発生から間もなく一年になろうとしています。御家族を亡くされた皆様や被害を被った皆様には改めてお見舞いを申し上げますとともに、行方不明の方が一刻も早く見つかりますようにお祈りいたします。
それでは、討論に入ります。
私は、自民改革会議を代表し今定例会に提出されました第八十六号議案から第百六号議案までの全ての議案に賛成し、また請願第一号を採択することに賛成の立場から主な議案について賛成の理由と若干の意見を述べて賛成討論といたします。
初めに、第八十六号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
原油価格・物価高騰等への対応が喫緊の課題となる中、我が会派でも五月二十四日、国の総合緊急対策に合わせ緊急かつ機動的に対応するよう農林水産業者や地域交通事業者への支援や生活者への支援など六項目について当局に要請を行ったところであります。
本議案の予算案は、農林水産業者への燃料や飼料の購入費の助成や県制度融資経済変動対策貸付の創設、独り親支援や自殺予防のためのLINE相談体制の拡充など様々な観点から事業者・生活者支援を行うことが盛り込まれており我が会派の要請内容に沿うものであることから賛成いたします。
次に、請願第一号(仮称)函南町太陽光発電事業計画の林地開発行為の許可についての県議会での検証を求める請願であります。
本請願は当該林地開発行為許可の判断及び手続に関する様々な疑問を公の場で明らかにしてほしいという内容であり、我が自民改革会議においてこの請願を受け止め宮沢正美議員、土屋源由議員、伊丹雅治議員の三名を紹介議員とさせていただきました。その上で我々は以下の四点に鑑み、今後本県議会において検証を加える必要があると考えます。
一点目、当該許可については行政不服申立ての申立て期間及び行政訴訟の出訴期間を既に過ぎておりほかに有効な救済手段が存在しないこと。
二点目、当該許可については地元住民、地元町議会の全議員、地元自治体が一貫して反対の意思を表明するとともに許可手続上の疑義を訴えており、県当局に対しあらゆる手段で許可の取消しなどを求めてきた経緯があること。
三点目、熱海の土石流災害を契機に林地開発等に伴う災害の防止等について県民の関心が非常に高まっており、函南町及び関連河川の流域において水害が多発していることなどに鑑み慎重に対応する必要があること。
四点目、当該許可に関する事業者が他県の林地開発許可に関して所管自治体から防災工事の不備などについて指導を受けている事実があること。これらの理由から本請願を採択することに賛成するものであります。
以上、全ての議案に賛成し、また請願第一号を採択することに賛成するものでありますが、県当局におかれましては現在原油価格・物価高騰、いまだ終息し切れていない新型コロナウイルス感染症に苦しんでいる多くの県民の生活をしっかりと下支えしながら今後の課題となっている様々な業種の事業者の皆様への新たな支援の準備を迅速に行っていただくことを強く要望し賛成討論といたします。(拍手)
○議長(藪田宏行君) 以上で討論は終わりました。
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