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本会議会議録

議会補足文書

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令和元年6月静岡県議会定例会
伴 卓(厚生委員会)委員長報告
発言日: 07/08/2019
会派名: ふじのくに県民クラブ


○議長(鈴木利幸君) 次は、厚生委員会委員長 伴 卓君。
       (二十二番 伴  卓君登壇 拍手)
○二十二番(伴  卓君) 厚生委員会における審査等の概要と結果について御報告をいたします。
 今回、当委員会に付託されました案件は、議案第百五号「令和元年度静岡県一般会計補正予算」外二件であります。
 最初に、健康福祉部関係から申し上げます。
 まず委員から、議案第百五号に関し児童福祉施設等緊急安全確保対策事業で実施する保育所等職員及び保護者向け防犯講座の内容と期待される効果についてただしたところ、当局から、不審者に狙われないような施設づくりや緊急時に子供を守る行動など防犯のために必要な知識の習得を図るため東部、中部、西部の三カ所で開催する、大津市の交通死亡事故や川崎市の殺傷事件の発生を受けオール静岡で子供の安全確保に取り組むべく市町や民間等の関係者が共通認識を持つことが第一であり、それぞれの立場における安全対策を共有して安全確保につなげていきたいとの答弁がありました。
 次に、社会健康医学大学院大学の教育内容及び運営主体として新たな公立大学法人を設立する理由についてただしたところ、大学院大学では県民の健康づくりをサポートしてきた医師、看護師等を主な対象に現場で直面した課題を解決するための能力の開発やリーダーシップを発揮するための教育を行う、疫学などの公衆衛生の主要領域に関する科目のほか実務活動での指導に役立つコミュニケーション関係や本県独自のゲノム、聴覚関連科目の設定を想定し、修了後は現場に戻り科学的見地に基づく健康増進等に指導的立場で取り組むことを期待する、今回設置する大学院大学は県民の健康寿命の延伸に資する研究を行い成果を還元するため既存の公立大学法人とは建学目的が異なる、独自の運営方針に基づき最先端の研究を担う研究員を招聘し魅力ある環境を提供するために新たな法人を設立するとの答弁がありました。
 次に、民生委員、児童委員を補佐する協力員制度の導入に向けた課題についてただしたところ、協力員制度の導入に際し制度の仕組みや規程づくり、民生委員と協力員の役割分担、活動経費の予算措置、個人情報の取り扱い等を整理する必要があり、また市町や各地区の協議会等の関係団体とともに民生委員独自の理解、協力を得ることも必要となる、なお協力員制度としては民生委員の家族や民生委員OBが伴走者となるペアサポーターと社会福祉士や看護師などの有資格者が助言者となるエリアサポーターの二つの形を検討しているとの答弁がありました。
 そのほか、来年四月に開設する発達障害者支援センターの運営方法、地域間の医師の偏在解消に向けた取り組み、児童相談所の職員の専門性向上及び体制強化に向けた取り組み、ふじのくにネットの運用状況と今後の展開、若者に対する薬物乱用防止に向けた取り組み、SNSを活用した自殺防止対策の事業効果についても質疑等がありました。
 次に、がんセンター局関係について申し上げます。
 ことし二月に公開した処方別がん薬物療法説明書を作成した目的と有効な活用方法についてただしたところ、がん治療において薬物療法は手術、放射線と並んで主要な治療手段であるが多くの患者が通院しながら薬物療法による治療を受けており患者自身や家族が自宅等で副作用に対応しなければならない、これまで製薬会社は薬ごとの副作用に関する資料を作成していたが複数の薬品を組み合わせて治療を行う際の副作用の資料は作成されていなかった、そこでがんの種類に応じて使用する薬剤の組み合わせごとにがん薬物療法説明書を作成したことで医師、看護師、薬剤師等が同じ冊子に基づき患者に説明することができるほか、患者や家族が副作用への対処法、予防策を知りがんの薬物療法に対する心構えができるようになった、このような取り組みは全国的に例がなく全国のがん医療機関から資料提供の要望があり多くの有効性が認められているとの答弁がありました。
 そのほか、手術支援ロボットダビンチの有効活用状況などについても質問等がありました。
 以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百五号、第百十二号及び第百十三号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)

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