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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成30年5月静岡県議会臨時会
知事提案説明
発言日: 05/18/2018
会派名:


○議長(渥美泰一君) 議事日程により、知事提出議案第八十七号から第九十号までを一括して議題とし、知事の説明を求めます。
 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) ただいま提出いたしました議案の概要を御説明申し上げます。
 第八十七号議案は、難波喬司副知事の任期満了に伴い再び同氏を選任することについて同意を求めるものであります。
 第八十八号議案は、木苗直秀教育長の任期満了に伴い再び同氏を任命することについて同意を求めるものであります。
 第八十九号議案は、県議会議員のうちから選任いたしました監査委員、吉川雄二氏及び佐野愛子氏の両氏から退職されたい旨の申し出がありましたので、その後任として鈴木洋佑氏及び池谷晴一氏の両氏を選任することについて同意を求めるものであります。
 第九十号議案は、地方税法の一部改正に伴う静岡県税賦課徴収条例の一部改正について専決処分いたしましたので承認を求めるものであります。
 報告第十号及び報告第十一号は、損害賠償事件の損害賠償額の決定及び和解について専決処分いたしましたので御報告するものであります。
 何とぞよろしく御審議をお願い申し上げる次第でございます。
 続いて、県政の状況について御報告申し上げます。
 初めに、南海トラフ地震に関する新たな防災対応についてであります。
 昨年十一月、国は予知情報などの東海地震に関連する情報にかえて、当面の課題として確度の高い地震予測は困難であるということを前提とした南海トラフ地震に関連する情報を発表することといたしました。この不確実な地震予測に基づく新たな防災対応を構築するため、去る三月二十九日に有識者や事業者などを委員とする静岡県防災会議専門部会を開催し基本的な考え方などについて御議論をいただきました。
 異常な現象が観測された場合には、原則として平時の生活を継続すること、地震発生後の対応では明らかに身の安全をはかれないことが想定される場合は脆弱性に応じた対応を行う必要があることなど、県民や事業者等が実施する防災対応についておおむねの方向性が示されました。今後この基本的な考え方を踏まえ、福祉施設や医療機関などの事業者の御意見を幅広く伺いながら国が設置した防災対応検討ワーキンググループ等とも連携し、全国のモデルとして実効性の高い新たな防災対応を構築してまいります。
 次に、伊豆半島のユネスコ世界ジオパーク認定についてであります。
 先月十七日にパリで開催されたユネスコ執行委員会におきまして、ジオパークがユネスコの正式事業に格上げされてから国内では初めて伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定されました。平成二十一年に構想が提唱されてから九年の歳月を経て二度目の挑戦で念願がかないました。伊豆半島ジオパーク推進協議会を初め、伊豆半島七市八町の関係者の皆様に対しまして改めてお祝いを申し上げます。またこれまで認定に向けて御尽力賜りました県議会議員の先生方、尾池和夫委員長を初めとする日本ジオパーク委員会の方々に心から感謝を申し上げます。
 伊豆半島は世界の宝物であります。世界に認められた伊豆半島の国際的な価値を後世に継承していくため、高い専門性を必要とする学術調査や地質遺産の価値を伝えるジオガイドの養成、ジオツーリズムを通じた教育・普及活動などを行う伊豆半島ジオパーク推進協議会を伊豆半島七市八町とともに支援してまいります。また世界で最も美しい伊豆半島の豊かな大地が育んだ景観、食、文化、芸術などのさまざまな魅力を国内外に積極的に発信し、交流人口の一層の拡大を図ってまいります。
 次に、静岡デスティネーションキャンペーンについてであります。
 来年四月から、国内最大規模の観光企画静岡デスティネーションキャンペーンが展開されます。これに先立つプレキャンペーンとして、先月一日にJR静岡駅及び伊豆急下田駅で開催したオープニングセレモニーを皮切りに六月までの三カ月間、県内各地でさまざまな観光企画やイベントを開催しております。
 プレキャンペーンのスタートにあたかも合わせるように静岡水ワサビの伝統栽培が世界農業遺産に認定され、また伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定されました。この絶好の追い風に乗ってプレキャンペーンを盛り上げ来春の誘客につなげてまいります。静岡デスティネーションキャンペーンを通じて国内外の皆様が何度でも訪れたくなるふじのくに静岡となりますよう市町、観光・交通事業者などと連携しさらなる観光資源の魅力の向上や誘客に全県を挙げて取り組んでまいります。
 次に、スポーツの聖地づくりについてであります。
 ラグビーワールドカップ二〇一九につきましては、先月九日試合会場となるエコパスタジアムにラグビーワールドカップ二〇一九組織委員会静岡地域支部が開所し開幕に向けた体制も整ってまいりました。また先月二十日には本大会に出場するチームの公認キャンプ地が内定いたしました。県内では日本代表のキャンプ地となる浜松市を初め静岡市、掛川市、磐田市、御前崎市が名を連ね、八カ国が本番に向け最終調整を行います。各チームが地元との交流を通じてきずなを深め試合で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、公認キャンプ地となった各市とともに万全の支援をしてまいります。
 さらに今月八日には、ヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩選手をお迎えしエコパスタジアムで五百日前記念セレモニーを開催しカウントダウンボードを点灯いたしました。引き続き本大会の成功に向けて大会の機運醸成を図るとともに大会組織委員会や市町等と連携を強化し準備を加速してまいります。
 東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックにつきましては、先月十日「希望の道を、つなごう。」をコンセプトとして全国を百十四日間でめぐる聖火リレーの日数の配分が決定いたしました。本県は東日本大震災で被災した岩手県、宮城県、福島県の東北三県や複数種目を実施する埼玉県、千葉県、神奈川県と同じ三日間となりました。昭和三十九年に県内百十四区間約百八十五キロメートルを駆け抜けた聖火が半世紀ぶりに帰ってまいります。今後実行委員会を立ち上げ、聖火の光が多くの県民の皆様に平和や希望を届けることのできるルート案を策定してまいります。
 次に、富士山静岡空港についてであります。
 昨年度の搭乗者数は、国内線の全ての路線で過去最高となり国際線も堅調に推移した結果、開港以来二番目に多い六十七万人となりました。また開港後の累計搭乗者数は今月四日に五百万人を突破いたしました。旅客ターミナルビルにつきましては先月十日に新国内線ターミナルの供用を開始いたしました。引き続き空港機能と利便性の向上に向けて本年十月の新国際線ターミナル完成を目指し着実に増築改修工事を進めてまいります。
 また、空港運営体制につきましては来年四月からの公共施設等運営権制度導入に向けて三菱地所・東急電鉄グループを優先交渉権者として選定し先月十九日に基本協定を締結いたしました。三菱地所・東急電鉄グループからは移行五年後には年間搭乗者数百一万人、二十年後には百三十五万人に拡大する目標が示されるなど、富士山静岡空港の将来性を高く評価した大変意欲的な提案をいただいております。
 県といたしましては、運営権制度の導入により民間の経営力や創意工夫を生かして路線の拡充や利便性の向上などに取り組み、県内経済の発展に大きく貢献し国内外の皆様に選ばれる美しいふじのくにの空の玄関口にふさわしい空港の実現を目指してまいります。
 以上、簡単ではございますが私の説明を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp