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本会議会議録
議会補足文書
平成24年４月静岡県議会臨時会
| 【 知事提案説明 】 発言日： 04/18/2012 会派名： |
○議長（植田 徹君） 議事日程により、知事提出議案第九十二号から第九十五号までを一括して議題とし、知事の説明を求めます。
川勝知事。
（知事 川勝平太君登壇）
○知事（川勝平太君） ただいま提出いたしました議案の概要を御説明申し上げます。
第九十二号議案は、副知事として新たに大須賀淑郎氏及び森山誠二氏を選任することについてお諮りするものでございます。
副知事の選任につきましては、岩瀬前副知事が三月末をもって退任しこの四月から副知事が不在となる中、副知事にはどのような人材が適任であるか、これまでの経緯を踏まえつつ熟慮を重ねてまいりました。
喫緊の課題が山積する県政にありましては、昨年二月から実施に移しております総合計画を前倒しいたしまして成果を上げることに加えて、その中での五つの重点施策、第一に雇用対策、第二に少子化対策、第三に地震・津波対策、第四にエネルギーの地産地消への取り組み、そして第五に内陸のフロンティアの魅力ある地域づくり、これら五つの重点領域を前倒しして着実に押し進めていく必要があり、いっときの停滞も許されない状況となっております。特に地震・津波対策につきましては、これまでも命を守る危機管理を最優先事項として考えておりますが、これは県政を預かる我々に与えられている最も重要な使命であり、東日本大震災を踏まえ有事への備えとして万全を期するために強力に進めていかなければならないものでございます。
そうした中、四月十四日に新東名高速道路が開通いたしました。新東名は有事におきましては防災のとりでとなるものでございます。平時におきましては内陸のフロンティアを開く新しい現場となるものであります。この新東名の周辺地域を私どもはふじのくにの新しい国土軸としてとらえております。そこにおきましては、新たな物流拠点、産業集積、新エネルギーの導入、家・庭一体の豊かな居住環境の整備、そして何よりも防災機能の充実強化など、内陸フロンティアの持つ場の力を可能な限り引き出すための施策を、全庁を挙げて職員一丸となりスピード感を持って強力に進めていく必要がございます。
このようなことから副知事を二人体制といたしまして、その適任者としてまず厚生部長、企画広報部長を務め、医療・福祉分野、総合計画の取りまとめに尽力し、少子化対策、エネルギー政策など県の重要施策を指揮してきた大須賀氏と、そして交通基盤部長として東日本大震災後の防災対策に尽力するとともに、国との強く太いパイプを生かして本県道路行政の発展に多大な貢献をなしてきた森山氏が適任であるとの結論に至りました。
二人の役割分担につきましては、大須賀氏にはこれまでの県職員としての実績から主に組織・財政運営の統括、福祉・医療、産業政策などの分野を所管していただきます。また森山氏には交通基盤部長としての実績、県外の要路の方々との豊富な人脈から主にふじのくにの新しい国土軸を生かした魅力ある地域づくりや災害に強い県土づくりを所管していただきます。
なお、来年七月までの私の任期中におきましては副知事は二人体制とし、県政におけるさまざまな課題に全力を挙げて対処してまいります。
次に、その他の議案について概要を御説明申し上げます。
第九十三号議案は地方税法の一部改正に伴う静岡県税賦課徴収条例の一部改正について、第九十四号議案は損害賠償請求事件の和解について、第九十五号議案は全国自治宝くじ事務協議会規約の一部変更につきまして、それぞれ専決処分いたしましたので承認を求めるものでございます。
報告第十号は、損害賠償事件の損害賠償額の決定及び和解について専決処分いたしましたので御報告するものでございます。
以上で私の説明を終わりますが、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げる次第でございます。
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