• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

ここから本文です。

本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成21年6月静岡県議会定例会
知事提案説明
発言日: 06/15/2009
会派名:



    ○議長 (浜井卓男君)  議事日程により、 知事提出議案第九十四号から第百十一号までを一括して議題とし、 知事の説明を求めます。
     石川知事。
            (知事 石川嘉延君登壇)
    ○知事 (石川嘉延君)  ただいま提出いたしました議案の概要及び県政の現状について御説明申し上げます。
     初めに、 富士山静岡空港についてであります。
     二十年余の歳月をかけて整備を進めてまいりました富士山静岡空港が、 今月四日に開港いたしました。 開港日には、 国内外の就航先に対し開港を契機とした相互交流の一層の拡大に向けて、 県に加え県議会からも特使を派遣していただきました。 このたび私自身も韓国、 中国を訪問し、 就航していただいた航空会社などにお礼を申し上げたところであります。 県議会を初め関係の皆様方の多大な御支援、 御協力のもとで、 空港開港が実現されたことに改めて感謝を申し上げます。
     現在、 札幌、 福岡、 那覇の国内線三路線、 ソウル、 上海の国際線二路線の定期便運航を初めとする空港業務が順調に行われており、 来る七月二十三日からは、 フジドリームエアラインズによる小松、 熊本、 鹿児島の定期便が就航することとなっております。 また滑走路二千五百メートルでの完全運用につきましては、 去る五月十八日に支障物件の除去が確認され、 現在早期の完全運用に向けて所要の手続が進められております。 この富士山静岡空港が、 国内遠隔地やアジア諸都市との活発な交流の窓口として大いに活用され、 本県の発展に寄与していくことを期待しております。
     次に、 本県経済についてであります。
     本県経済につきましては、 輸出や生産が大幅に減少しているほか、 四月の有効求人倍率は〇・四二倍で三カ月連続で統計開始以来の最低を更新するなど雇用情勢も厳しさを増していることから、 景気は大幅な悪化を続けているものと考えております。
     県といたしましては、 こうした状況や国の経済危機対策を踏まえ、 去る五月二十七日に本年度第二回目の経済対策連絡会議を開催し、 雇用機会の創出や中小企業等支援の拡充などの緊急的な対策、 健康長寿・少子化社会への対応などの未来への投資、 県民の安心と活力の確保の三つを柱とした静岡県の経済危機対策を取りまとめ、 実施できるものから早急に対応を図ることといたしました。
     次に、 財政状況についてであります。
     平成二十年度の県税収入は、 世界的な景気悪化の影響を受け法人二税が大幅な減収となったことなどから、 平成十九年度決算額を二百五十七億円程度下回るものの平成二十年度最終予算額五千四百二億円は確保できる見込みであります。 この結果平成二十年度の一般会計決算につきましては、 実質収支では前年度をやや下回るものの五十七億円程度の黒字を確保できるものと見込んでおります。
     また、 平成二十一年度の税収につきましては、 企業収益の悪化を反映した法人関係税の低迷により、 依然として厳しい状況が続いているものと認識をしております。
     次に、 六月補正予算案についてであります。
     六月補正予算案は、 経済対策連絡会議で決定した静岡県の経済危機対策を具体化するため、 国の補正予算を積極的に活用し雇用対策や中小企業支援など緊急的な対策のほか、 未来への投資や県民の安心と活力の確保につながる施策を中心に編成いたしました。
     この結果、 一般会計補正予算の規模は七百二十二億六千百万円で、 これを加えました本年度予算の累計額は一兆二千四十億六千百万円となります。 国の制度創設などに伴い新設、 拡充いたします基金につきましては、 複数年度にまたがり事業を実施することとなることから、 これらへの積立金を除く実質的な補正予算規模は二百八十二億二千百万円となります。
     以下、 歳出予算の主な内容を御説明いたします。
     初めに、 雇用対策についてでありますが、 生活・就労相談と職業相談・職業紹介を一体的に実施する求職者総合支援センターの新設や生活福祉資金の貸付要件の緩和、 緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用した雇用機会の創出などに取り組んでまいります。
     次に、 中小企業等支援の拡充についてでありますが、 制度融資の融資枠につきましては当初予算において前年度を上回る二千億円の融資枠を確保いたしましたが、 引き続き利用が増加しておりますことから、 今回三百億円の融資枠を追加し二千三百億円に拡大することといたしました。
     次に、 健康長寿・少子化社会への対応についてでありますが、 介護職員処遇改善基金など新設、 拡充する基金を活用して介護職員の賃金などの処遇改善や社会福祉施設の耐震化などの整備、 母子家庭の母親に対する職業訓練支援、 私立幼稚園の環境整備などに取り組んでまいります。
     次に、 活力ある地域づくりについてでありますが、 国の経済危機対策に対応して道路・港湾整備などの追加公共事業を実施するほか、 農地集積や荒茶加工機械整備に対する支援などの農業基盤づくり、 間伐や作業道整備などの森林整備、 高等学校における産業教育設備の整備などに取り組んでまいります。
     次に、 暮らしの安心・安全の確保についてであります。
     障害者支援施設の職員の処遇改善、 自殺対策のための相談体制の拡充などのほか災害対策のための治山治水事業などに取り組んでまいります。
     次に、 新型インフルエンザ対策についてでありますが、 国内感染者の発生を受け本格的な発生が予想される秋冬期に向けて、 確定診断検査機器の追加配備や抗インフルエンザウイルス薬の備蓄前倒し、 施設改修など発熱外来の体制の拡充のほか、 蔓延期に備えて県内医療機関用の個人防護具の備蓄などに取り組んでまいります。
     以上が歳出予算の概要でありますが、 これらの経費を賄う財源といたしましては、 国庫支出金六百二十九億四千九百万円のほか繰入金、 県債及び繰越金などを活用することといたしました。
     次に、 特別会計の補正でありますが、 県営住宅事業特別会計一会計で六千二百万円であります。
     次に、 予算以外の議案のうち主な案件について、 その概要を御説明申し上げます。
     第九十六号議案は、 県立漁業高等学園の教育課程等の変更に伴う条例の改正であります。
     第九十七号議案は、 県立三ケ日青年の家への指定管理者制度導入に伴う条例の改正であります。
     第九十八号議案、 第百五号議案及び第百七号議案は、 法令の改正等に伴う条例の改正であります。
     第九十九号議案から第百四号議案までは、 国の交付金等を原資とする基金を創設するための条例の制定などであります。
     第百六号議案は、 保税蔵置場の許可が得られたことに伴い富士山静岡空港の給油施設使用料を改定するための条例の改正であります。
     第百八号議案は、 富士山静岡空港及びその周辺を屋外広告物の特別規制地域とするための条例の改正であります。
     第百九号議案及び第百十号議案は、 土木工事等の契約の締結についてお諮りするものであります。
     第百十一号議案は、 県有財産の取得についてお諮りするものであります。
     報告第十三号から報告第二十二号までは、 平成二十年度の一般会計、 特別会計及び企業会計の繰越額が確定いたしましたので報告するものであります。
     以上で私の説明は終わりますが、 適切なる御議決をお願いする次第であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp