• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

ここから本文です。

本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




平成28年5月静岡県議会臨時会
知事提案説明
発言日: 05/18/2016
会派名:



○議長(鈴木洋佑君) 議事日程により、知事提出議案第九十二号から第九十四号までを一括して議題とし、知事の説明を求めます。
 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 提出いたしました議案等の説明に先立ち、一言申し上げます。
 四月十四日、十六日に最大震度七を観測した熊本地震は死者・行方不明者七十人、建物被害八万棟を超える甚大な被害をもたらし現在も余震が続いております。亡くなられました方々に対し心から御冥福をお祈り申し上げます。また被災されました皆様に対しまして衷心よりお見舞いを申し上げるものでございます。
 続きまして、今回提出いたしました主な議案についてであります。
 第九十二号議案は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の一部改正に伴う風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部を改正する条例の改正であります。
 第九十三号議案は、県議会議員のうちから選任いたしました監査委員宮沢正美氏及び田泰久氏の両氏から退職されたい旨の申し出がございましたので、その後任として鈴木利幸氏及び落合愼悟氏の両氏を選任することについて同意を求めるものであります。
 何とぞよろしく御審議をお願い申し上げる次第であります。
 続いて、県政の状況につきまして御報告申し上げます。
 初めに、熊本地震への対応についてであります。
 県では、地震発生の翌日職員を派遣して被災地の情報収集を行いその報告に基づきいち早く被災建築物の応急危険度判定を行う建築職員を派遣いたしました。また県警察本部では、本震発生後ヘリコプターによる情報収集や被害の大きかった南阿蘇村におきまして行方不明者の捜索等を行いました。その後は国からの広域支援要請に基づき、これまでに応急危険度判定のほか応急仮設住宅の建設等を担当する建築職員二十九人、医師、看護師、薬剤師等で構成する医療救護班四十七人、被災者の健康相談に応じる保健師十五人、被災した山地の現地調査や復旧業務を担う林業職員二人等を派遣いたしました。
 さらに、全国知事会を通じた熊本県からの要請を受け嘉島町を支援するため県と市町の職員で編成する応援隊を組織し、罹災証明の発行や避難所運営支援を行うなど県を挙げて支援活動を行っております。
 今後とも、被災地のニーズを的確に把握し県内市町や全国知事会等と連携を図りながら被災地の一刻も早い復旧のためにきめ細かく対応してまいります。
 今回の地震は決して人ごとではありません。家屋の倒壊により亡くなられた方がいる一方、最初の大きな揺れに住宅が耐えその住宅にお住みの住民が避難なさったことでその後に起こった本震による倒壊に巻き込まれずに助かったといった事例について派遣職員から報告を受け、改めまして住宅の耐震化の重要性を認識した次第であります。また家具の固定や水・食料の備蓄など家庭内での対策が不可欠であることを再確認したところであります。
 今回の地震の教訓も踏まえ、何よりも事前防災が大切であるとの思いを強くし防災にやり過ぎはないという考えのもと、住宅の耐震化を一層促進するなど今後ともソフトとハードの両面からの地震・津波対策に全力で取り組み南海トラフ巨大地震への備えを充実強化してまいります。
 次に、スポーツを通じた交流の拡大についてであります。
 ラグビーワールドカップ二〇一九、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックと連続する本県を会場とした国際スポーツイベントの成功に向け、静岡県ラグビーワールドカップ二〇一九/二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック推進本部を先月十四日に設置いたしました。本年度新設したスポーツ局を中心に全庁一丸となって万全の準備に努めてまいります。
 ラグビーワールドカップ二〇一九につきましては、四月八日、九日の両日大会運営組織であるラグビーワールドカップリミテッドの調査団による小笠山総合運動公園エコパスタジアムの視察が行われました。統括責任者のアラン・ギルピン氏からは緑豊かな非常に恵まれた環境で施設の改善点は少なく準々決勝など大きな試合が行われる可能性があるという高い御評価をいただき、開催に向けた今後の準備活動に弾みがついたところであります。今後三月に設立した地元市町、スポーツ、交通、観光など幅広い分野の関係者から構成されるラグビーワールドカップ二〇一九静岡県開催推進委員会を中心に会場整備、交通輸送等々の計画の策定を進めるとともに、海外強豪チームの招聘を通じたラグビーの魅力の発信など全県にわたる一層の機運醸成に取り組んでまいります。
 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、オリンピック自転車競技のトラックレース及びマウンテンバイクの本県開催決定に続き、四月十六日国際パラリンピック委員会の理事会におきましてパラリンピック自転車競技トラックレースの伊豆ベロドロームでの開催が承認されました。世界が注目するオリンピックとパラリンピックの自転車競技を本県で開催できることはまことに喜ばしく大変光栄であるとともに、大きな責任を感じております。両大会の成功に向け東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と緊密に連携し伊豆市を初めとする地元自治体や交通事業者、観光関係団体等と一体となりまして選手や観客の交通輸送、宿泊先の確保等の課題の解決を図り両大会の成功に向けまして全力で取り組んでまいります。
 次に、お茶の消費拡大についてであります。
 本年は、ほどよい気温と降雨に恵まれた結果近年にない良質な一番茶が生産され香り高い新茶を味わっていただいております。しかしながらお茶の生産量の減少傾向に歯どめはかかっておりません。こうした状況を打開するためにはお茶の消費を長期にわたって拡大しお茶の生産を支えていくことが重要であります。とりわけ子供のころからお茶になれ親しむことが効果的でありますので、これまでも学校給食等の機会を活用して児童生徒へのお茶の普及に努めてまいりました。今後この取り組みを一層促進するため県条例の制定を検討するとともに、市町の条例制定を通じた学校給食におけるお茶の提供を働きかけるなどお茶の消費拡大に向けて取り組んでまいります。
 また、今月十三日から十五日にかけて世界お茶まつり二〇一六春の祭典を開催いたしました。メーン会場の富士山静岡空港を中心とした新茶や世界各国のお茶を味わうワールドO―CHAマーケットや新茶が香る茶畑をめぐるサイクリングなどの多彩なイベントに県内外から予想目標三万人を一万人余り上回る約四万人の皆様が参加され茶の都静岡県の魅力を感じていただくことができました。今後とも静岡茶を提供する場所や機会の増加、お茶の魅力や機能についての情報発信、販路開拓などを通じまして積極的にお茶の消費拡大を図ってまいります。
 次に、富士山静岡空港についてであります。
 昨年度の富士山静岡空港の利用者数は、堅調な国内線に加え訪日需要を取り込み活況を呈した国際線で大きく利用者数が増加した結果、平成二十九年度までの目標利用者数である七十万人に迫る約六十九万九千人となり開港以来最高となりました。今年の夏ダイヤではフジドリームエアラインズが新千歳線に加え六月四日から新しく札幌市内の丘珠空港と結ぶ路線を週二往復運航することとしております。この結果全日本空輸の路線と合わせまして北海道へは毎日二往復の運航となり富士山静岡空港のネットワークがますます充実してまいります。引き続き増便や新規就航した路線の利用拡大に努めるほか中国路線の継続的な運航を図るなど利用促進に全力で取り組んでまいります。
 以上、簡単でございますが私の説明を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp