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平成19年5月静岡県議会臨時会
【 知事提案説明 】 発言日: 05/18/2007 会派名: |
○議長(佐野康輔君) 次に、議事日程により、知事提出議案第百四号から第百六号までを一括して議題とし、知事の説明を求めます。
石川知事。
(知事 石川嘉延君登壇)
○知事(石川嘉延君) 提出いたしました議案の説明に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
さきに行われました統一地方選挙において、めでたく当選されました議員各位に心からお喜びを申し上げます。
市町村合併の進展や二つの政令指定都市の誕生など県内自治構造が大きく変化するとともに、国における地方分権改革の議論が本格的に進められていく重要な時期に議員となられました皆様には、静岡県政のより一層の推進のため格別の御尽力を賜りますようお願い申し上げます。
最近の県内経済を取り巻く環境は、景気は改善の動きを続けており企業の生産も全体として緩やかに増加している状況にありますが、企業収益の改善に伴う県税収入の増加が国の地方財政対策の中で一般財源総額の増加につながっていないことなどから、本県財政は依然として厳しい状況が続いております。
また、人口減少社会の到来、医療・福祉・年金・雇用問題、犯罪や青少年非行の増加、格差社会問題に対する懸念など、県政を取り巻くさまざまな課題も山積しております。
こうした課題に対し、私は、新公共経営の手法により社会全体の生産性を向上させる中で、「富国有徳 創知協働」の理念に基づき県民暮らし満足度日本一を実現するための施策を推進し、県勢の発展に全力を挙げて努力してまいる所存であります。
今後とも、皆様方の一層の御支援と御協力をお願い申し上げます。
次に、中国浙江省との友好提携二十五周年についてであります。
二十五周年の節目を記念し、去る三月二十六日、中国共産党浙江省委員会の夏宝龍副書記を団長とする訪問団百三十二名を本県にお迎えし、記念式典や企業・団体間の交流会を行うなど県議会を初め各界各層の方々とともにお祝いいたしました。
また、十月下旬には県、県議会及び関係する友好団体などの御協力を得て、前回の二十周年記念を上回る訪問団を組織して浙江省を訪れ、本県と浙江省とのきずなを一層確かなものにしてまいりたいと考えております。
次に、富士山静岡空港についてであります。
空港整備につきましては、去る三月二十六日までに空港事業用地として必要なすべての用地の権利を取得したところであり、平成二十一年三月の開港に向けて滑走路、航空灯火等の施設整備を着実に進めてまいります。
また、本年度は航空各社が路線就航の意思決定をするための大変重要な時期に当たることから、より多くの路線・便数を確保するため、航空会社を初め関係機関に対し積極的にエアポートセールスを実施してまいります。
なお、今月末には就航が見込まれる北海道に副知事を団長とする観光・産業交流団約百二十人を派遣し、観光プロモーションや本県特産品のPRなどを行うとともに行政及び民間レベルでのさまざまな相互交流の可能性についても調査してまいります。
次に、TSL「希望」の処理についてであります。
船体の処分につきましてはこれまで船としての活用を前提とする一般競争入札を二度実施いたしましたが、結果として売り払うことができませんでした。このため船としての売却は困難であると判断し解体を前提に売り払うことといたしました。
係船業務委託契約の期限も迫っている中で早急かつ確実に処分するため、この船の設計から建造、さらに運用中の保守点検等を一貫して行ってきた三菱重工業株式会社に売り払うこととし、去る五月十五日に契約を締結したところであります。
次に、今回提出いたしました案件につきまして御説明申し上げます。
第百四号議案は、監査委員のうち県議会から選任されております委員の任期満了に伴い、その後任の委員の選任について同意を求めるものであります。
第百五号議案及び第百六号議案は、県債借入限度額に係る平成十八年度一般会計補正予算及び静岡県公立大学法人が業務に関して徴収する料金の上限の認可についてそれぞれ専決処分いたしましたので、承認を求めるものであります。
以上、簡単ではございますが、ごあいさつと提出案件の説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐野康輔君) 以上で説明は終わりました。
知事の説明に対し質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(佐野康輔君) 質疑はないものと認めます。
お諮りします。
本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
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