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平成25年6月静岡県議会定例会
追加議案 【 知事提案説明 】 発言日: 07/26/2013 会派名: |
○議長(中谷多加二君) お諮りします。
議事日程に追加して、ただいま報告した知事提出追加議案を議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(中谷多加二君) 異議なしと認め、そのように決定しました。
知事提出追加議案第百二十六号から第百二十八号までを一括して議題とし、知事の説明を求めます。
川勝知事。
(知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) ただいま追加提案いたしました議案につきましてその概要を御説明申し上げます。
第百二十六号議案及び第百二十七号議案は、平成二十五年度一般会計及び企業会計の補正予算であります。
今回の補正予算の規模は、地震・津波対策などに要する経費として一般会計で五十四億八千五百万円、企業会計は水道事業会計で一千万円、合計五十四億九千五百万円であります。
初めに、地震・津波対策でありますが、先月二十七日に第四次地震被害想定にあわせて公表いたしました地震・津波対策アクションプログラム二〇一三を踏まえ緊急に対応が必要な経費を計上いたしました。
具体的には、新たな津波被害想定への対策として堤防や水門などの整備に係る調査、設計の前倒しや津波浸水区域にある県有施設の安全性診断、市町が策定するアクションプログラムへの支援などを行ってまいります。
また、超広域災害への対応として橋梁の耐震対策調査、設計を前倒しするほか、防災拠点などに太陽光発電設備等を導入するための基金を積み立てます。
複合災害、連続災害への対策といたしましては、浜岡原子力発電所から約二キロメートルに位置する県環境放射線監視センターを富士山静岡空港西側の県有地に移転しオフサイトセンターと一体的に整備してまいります。想定される被害をできる限り軽減し一人でも多くの県民の命を守る減災を基本に地震・津波対策に全力で取り組んでまいります。
次に、暮らしの安心、地域の活性化対策であります。
国基金を活用した雇用の創出や地域全体での子育てを初めとした支え合い体制の構築、浜松市天竜区春野町で発生した地すべり災害の復旧工事に取り組んでまいります。
さらに、富士山静岡空港の新しい経営体制の構築に向け富士山静岡空港株式会社の株式評価や旅客ターミナルビル等の財産評価を実施してまいります。
第百二十八号議案は、私や副知事等の特別職及び一般職の職員の給与の減額措置を行うため条例を制定するものであります。
県民の命、財産を守るため最優先に取り組む必要がある地震・津波対策につきましては、九月県議会以降におきましても段階的に補正予算案をお諮りしていく予定でありますが、今年度につきましては、職員の給与削減により財源の一部を捻出することもやむを得ないと苦渋の決断をして提案するものであります。
以上で私の説明を終わりますが、適切なる御議決をお願いする次第であります。
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