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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成21年9月静岡県議会定例会 質問


質問者:

植田 徹 議員

質問分類

一般質問

質問日:

09/24/2009

会派名:

自由民主党県議団


質疑・質問事項:

1 富士山の観光振興について                     
 (1) 富士山静岡空港の新幹線直下駅対策                
 (2) 新富士駅と富士駅の連結                     
 (3) 富士川楽座の整備                        
 (4) 国道四百六十九号の整備                     
 (5) 富士山を眺望できるパーキングエリアの新東名への設置       
 (6) ロシアとの交流  



    ○副議長 (堀江龍一君)  これで池谷晴一君の質問は終わりました。
     次に、 四十五番 植田 徹君。
            (四十五番 植田 徹君登壇 拍手)
    ○四十五番 (植田 徹君)  時間も押してまいりました。 主婦にとりまして夕飯の時間が気になるところでありますから簡潔明瞭に質問をいたします。 そのつもりで答弁もよろしくお願いをしたいと思います。
     私は富士市選出の議員として、 知事、 関係部長に質問をいたします。
     知事が就任をいたしましてもう二カ月半過ぎようとしております。 その答弁の中で知事は、 富士山あるいは 「ふじのくに」、 「富2 (じ)、 3 (さん) っ子」、 富士をたくさん多用していただいておりますことに富士市出身の議員としてうれしい限りであります。
     まず、 富士山の観光振興について一点にのみ絞って質問をするわけですけれども、 私は、 富士山静岡空港ができた早い時期から、 富士山静岡空港は真下に新幹線が通っている、 国策としてとらえるべきだということを再三言ってまいりました。 ここで新しい知事さんになりました。 私東部の人間でありますが二十番議員もお話をくださいました。 東部にとりまして静岡空港は少し遠いと、 羽田のほうが便利だよという声がたくさん聞こえています。 しかし私は静岡県人でありますから、 富士山静岡空港ができた以上静岡空港を使ってくれよという思いで人々にお話をしております。
     空港の真下を新幹線が通ってる。 もしここに直下駅ができたならば西は愛知、 東は神奈川の人々でさえも新幹線に乗りさえすればおりた駅の真上が空港だと。 世界に前例のないすばらしい空港になる。 先ほど来、 知事は日本の新しい玄関口になるというお話もしております。 まさしく富士山を利用した場の力だ、 知事のお言葉を引用しますけど私はそのように思います。
     そして、 ここで私が危惧してることがある。 何回も知事の口から出ましたけれども二〇二五年にリニアモーターカー  中央リニア新幹線開通予定なんです。 首都圏、 名古屋を直通で結ぶ。 さあ我々表東海道に住む人間として、 知事がお話をくださいました 「東海道中膝栗毛」、 十返舎一九の公演もできなくなる、 悲しむほどの東海道の疲弊を私は危惧している。 そのことについて川勝知事、 この新幹線直下駅構想について静岡県の知事として、 将来国策になるべくこの富士山静岡空港の直下駅についてお話をいただきたいと思います。
     次に私は再三再四にわたって、 新幹線の駅がありながら在来線とつながっていない、 富士市がそうでありますが、 静岡空港についても我が富士市と同じ轍を踏んではならない。 新幹線の駅がありながら在来線とつながっていないアクセスの悪さを私は空港でも引用して言ってまいりました。 そのことについて今、 新幹線があって在来線とつながっていない私どもは、 もう二十年以上前にこの新幹線新富士駅ができました。 富士市はもとより富士宮、 芝川、 山梨峡南地区の皆さん、 そして西伊豆の皆さん方にも寄附金をいただいて新富士駅ができた。 できたらだれも何にも言わなくなってしまった。 私は身延線の沿線に住む人間として、 身延線の延線化が絶対あるべき姿だとずうっと思ってまいりました。
     ここへ来て、 新富士―富士間を結ぶ身延線以外の手法として、 省エネ型の公共交通システム  エコライドシステム、 これがNEDO開発によって東大チームが開発したということが昨年十一月に発表になった。 このことは建設費、 土地、 機器、 運転手法、 すべてコストが安い。 時間当たりの輸送能力が二千人ということでかなりの確率で有能なシステムができた。 この公共交通システムについて、 私はコストが安いという上に輸送能力もあるということで提案をするものであります。 このことについて当局の回答を求めます。
     富士山静岡空港ができて、 個人客あるいは小グループの方は鉄道を使っていただくとして、 そのほかの団体客はまず観光バスであります。 観光バスで富士山見たさに上り線に乗ってまいります。 やがて富士山が見えてくる。 富士川サービスエリアにとまります。 富士川サービスエリアのすぐわきに富士川楽座があります。
     つい先日、 この富士川楽座、 トイレが狭い少ないということで現場に行ってまいりました。 なるほど、 これは富士川楽座をつくった当時、 富士川町としてつくられたものだと。 しかし昨年の十一月に富士川町も富士市と合併をしました。 富士川楽座に行ってみました。 いやあここにもし展望台ができたならば、 真下は日本三大急流の富士川、 右手はるかかなたに富士山、 これは日本一のロケーションになるすばらしいところだ。
     県単の観光事業としてある程度の補助金が出るということ承知しております。 地元の富士市に何とかせよということもわかりますけれども、 静岡県にお金を落としてもらうという意味で、 静岡県として富士市に先行してリーダーシップを発揮していただきたい。 そのこともお尋ねをいたします。 (発言する者あり) もちろんトイレもつくる。 トイレの増設と同時に展望台をつくったらどうかということであります。 富士市はある手法として考えております。 考えておりますけれども富士市だけにやらせていいものかということであります。
     そしてこの観光バスを利用して富士インターでおります。 おりますとこのままでは観光客は裏富士に回る。 山梨県なんです。 今富士山静岡空港がありますが、 口の悪い方は富士山山梨空港だと、 そういうふうにやゆする方もいるんです。 今のままではそうなんです。 静岡県人は大枚をはたいて空港をつくった、 山梨県のためにつくってくれてありがたいねと。 国道五十二号を伝うあるいはインターを出て西富士道路を伝って国道百三十九号を出て全部山梨に抜けてしまう。 富士急行でそういうラインが既にできている。 静岡県としてお金を落としてもらう工夫をしなければならない。
     インターを出て西富士道路を出て国道百三十九号を渡ります。 朝霧高原に行くもよし夏場は富士山五合目まで行く。 そしてはるか伊豆半島を望みながらおりていく。 国道四百六十九号を伝って、 富士の大渕、 緑と花の草原をつくろうよ。 ミツバツツジの花に囲まれながら東進して御殿場に抜ける。 御殿場に抜けると先ほどの二十四番議員のお話のように、 東駿河湾環状道路も一部供用を開始したというお話の中で、 一気に箱根から伊豆に南下して泊まっていただくと。 これ何回も私、 同じ質問を以前にもしましたけれども富士だけいいわけじゃない。 富士でお金を落としていただいて、 伊豆で泊まっていただくと。 静岡県にもっとお金を落とせという意味でこの国道四百六十九号について、 本線もそうでありますけれども国道四百六十九号に至るまでの道が狭い。 この国道四百六十九号に抜けるアクセス、 あるいは国道四百六十九号本線についても今後の進捗状況について質問をいたします。
     次に、 今は第一東名の話をしましたね、 現東名。 さあ、 平成二十四年に供用を開始するという新東名。 川勝知事、 この新東名を富士山の見えるところで試走をしたことありますか。 もしこれを試走すると、 上り線を仮称富士川トンネルを抜けた目の前にすばらしい富士山がそびえ立つ。 右カーブしながら残念ながら二キロ先に仮称インターチェンジがある。 しかしこの新東名は、 西は清水パーキングエリア、 東は沼津サービスエリア、 どちらも富士山見えないんです。 新東名を上り線で来てこの富士川トンネルを抜けて、 いやすばらしい富士山だとだれしもがそう思う。 しかし車をとめて写真を一枚撮る場所がない。 そのことを私は何ともったいないことか。 今からでも遅くはない、 ぜひ富士山の見える、 せめて写真一枚撮れるパーキング、 でき得るならばそのパーキングに地場の物産が並べられるような、 そういうパーキングエリアができたらすばらしくなるな、 そういう思いで今お話をさせていただいております。 そのことについても御答弁をお願いしたいと思います。
     さあ最後にロシアとの交流、 ちょっと変わった質問だと思いますけれども。
     一八五四年、 約百五十年前に下田の沖に停泊中のロシア船籍ディアナ号、 この船が安政の大地震、 この津波によって大破した。 日本の造船技術、 戸田で直すべく戸田に向かった。 ところが折からの暴風雨でまたこれも漂流、 難破してしまった。 この船が今の富士市田子の浦、 この沖合いで沈没したと。 そこまでは普通の話なんですが、 富士市の今の宮島、 鮫島の方々が寝食を惜しまずこのロシアの全員を救助したと。 この話は時が時ならばかなりの (発言する者あり) そういう新聞ざたにもなるんでしょう。 私はここでもしできればこれはスクープとして、 沈没船を引き揚げるなんてことになればこれは最高の世界にアピールできることだろう。 そこまでは言いませんけれども、 そういう美談がこの富士市にあると。 細々と民間レベルでありますけれども交流を続けている。
     私、 個人的には、 かつてのソ連  ロシアは敗戦濃い日本にとりまして、 火事場泥棒の行為をしたということについては大変な思いがあります。 しかし今ここへ来て、 北方領土問題、 天然ガスの問題、 今仲よくして何とかできるものだったら何とかしたいというふうな思いも込めて、 この美談がある静岡県として富士市にだけ任せておくのではなく、 静岡県として何らかの手を差し伸べていただけることはないものかということを質問をいたします。 以上で私の質問を終わります。 (拍手)
    ○副議長 (堀江龍一君)  川勝知事。
            (知事 川勝平太君登壇)
    ○知事 (川勝平太君)  植田議員にお答えいたします。
     まことに簡潔にして明瞭な、 そして味のある御質問をちょうだいいたしまして、 私もそれを見習って答弁いたしたく存じます。
     まず初めに、 富士山の観光振興についてのうち富士山静岡空港の新幹線直下駅対策についてであります。
     富士山静岡空港に新幹線駅が設置され、 高速交通手段である航空機と新幹線の乗り継ぎが実現すれば、 全国に例を見ない利便性の高い空港となるだけでなく、 首都圏や中京圏からのアクセスの向上によりビジネスの需要も取り込める可能性も出てまいります。 富士山静岡空港の役割は飛躍的に高まるものと考えております。 これまで富士山静岡空港の魅力を高める有識者会議の委員や、 空港を訪れた海外の航空関係者からも高速鉄道との接続の重要性が強く指摘されております。
     また、 私は航空機と新幹線は共存するとの考えから、 空港と最寄りの新幹線駅を結ぶアクセスバスについても、 その運行を充実するための予算を今回の議会にお諮りしているところであります。
     JR東海からは、 東海道新幹線のダイヤ編成や技術的な見地から実現は困難であるとの見解が示されておりますが、 議員御指摘のとおりリニア中央新幹線の営業運行が開始されますれば、 「のぞみ」 のリニアへの移行など東海道新幹線の役割も大きく変わってくると、 マイナスの面での変わりようも見込まれます。
     県といたしましては、 航空機と新幹線が結節する新しい交通体系の実現は、 我が国の将来の高速交通ネットワークの構築と航空需要の拡大にとって画期的な意義を持ち、 国策としての位置づけがふさわしいと考え国等へ要望を行ってきたところでございますが、 リニア中央新幹線の動向を踏まえ、 幅広く関係者と連携をとりながら引き続き働きかけてまいろうと考えております。
     先ほどは中部圏、 広域圏とのかかわりで御答弁申し上げましたけれども、 やはり富士山空港というのは東海道ないし日本の太平洋側の表玄関にならねばならないし、 なり得るというふうに考えております。 日本を象徴したものは何か。 富士山と芸者とそして桜ということでございましたが、 芸者の仕事がだんだんなくなりまして、 今や桜吹雪の中を新幹線が疾駆するというのが、 富士山を借景にしてですね、 これが日本のシンボル的な絵になっております。
     新幹線はそのような日本の技術を代表するものでございます。 そこに空港ができたということは、 これは結びつきは技術でありますのでとてもいいと。 だからその玄関口としてのたたずまいをどうつくるかと、 ここに静岡県民の知恵と技術が試されるところであると。 しかもいわば時間的に限られていると。 これは二〇二五年のリニア新幹線開通というのが一つの目安になると。 そこまでに富士山芸術街道、 その新しい空の玄関口、 あるいは訪れて楽しい牧之原の台地というのをつくり上げたい。 そしてそれは西からも東からも来れると。 ターミナルとしての東京、 あるいは新大阪ではなくて両方から来る、 その中央駅が富士山静岡空港駅であるというふうにできるはずだと思っております。
     そのためにはJR東海との緊密な連携が必要です。 御理解も必要です。 そのためにはJR東海とけんかするようなことがあってはならない。 そのために差し当たって新幹線駅との交通アクセスを頻繁にするということが求められていると思います。 そうした中でこれが両立し得るということが見込まれてきますと、 両者協力して直下に駅をつくろうということになるのではないかと、 その準備は今から考えておいていいというふうに思います。
     続きまして、 ロシアとの交流についてでございます。
     ロシアは、 BRICsの一つとして、 近年経済成長が著しく国際社会における存在感も高まっておりまして、 ロシアとの経済、 文化の多方面にわたる交流が拡大しています。 ロシア、 日本両国民の友好と相互理解がより一層深まることは、 国家間のみならず地域レベルにおいても重要であると考えております。
     本県は、 議員御紹介してくださいましたように、 一八五五年に下田で調印が行われた日魯通好条約ゆかりの地でございます。 一九九八年には伊東市川奈で、 エリツィン大統領と橋本首相との首脳会談が開催されました。 こういう両国間の交流の歴史の中で本県は重要な役割を果たしてまいったわけでございます。
     また、 御指摘のとおり、 富士市田子の浦近辺の人々によるディアナ号乗組員の救出や、 ロシアへの帰国船建造に対する無償協力というのは、 本県が誇るべき国際的な貢献でございまして、 これらのことをえにしとして、 下田市では毎年地元とロシアの小中学生が参加する国際友好コンサートが開催されております。 こうしたことなど県内市町での交流事業が続けられております。
     県におきましても、 これまで静岡県立大学とモスクワ国立国際関係大学が交流協定を結んで、 教員や学生の相互派遣を実施しているほか、 同大学からの静岡アジア・太平洋学術フォーラムの基調講演者の招聘や、 世界緑茶会議へのロシア有識者の参加、 舞台芸術の相互公演など、 文化学術分野を中心に交流を進めてきたところであり、 こうしたこれまでの実績を踏まえまして、 同国との交流をより深めてまいりたいと思っております。
     日本は、 北は北海道から南は沖縄に至るまで島国であります。 その日本の北には樺太、 千島列島がございまして、 そして南のほうにはオセアニアに至る大きな西太平洋の中に大小さまざまな陸地が縦に並んでいる、 そのような意味におきまして、 海に出ることを求めてきたロシアの人々と西太平洋の津々浦々連合を結んでいくということは、 これは日本のこれからの外交課題でもございます。 これがいわば南北の合従といたしますと、 東西の連衡といたしましては、 これは中部広域国際航空圏というものを結びながら、 日本海から今度はシルクロードを経て、 ロシアを北に、 中国やインドを南に見ながら、 中央アジアの諸地域と友好関係を結んでいくということも大事であります。
     このような壮大な東西諸地域との連携、 南北諸地域・諸国との連携というようなビジョンを持って、 ロシアと本県との交流も深めてまいりたいというふうに思っている次第でございます。
     その他の御質問につきましては、 関係部局長から御答弁申し上げます。
    ○副議長 (堀江龍一君)  岩瀬企画部長。
            (企画部長 岩瀬洋一郎君登壇)
    ○企画部長 (岩瀬洋一郎君)  新富士駅と富士駅の連結についてお答えをいたします。
     新富士駅と富士駅間の移動の円滑化は、 富士地域における人の流動を飛躍的に改善し、 ビジネスや富士山観光の振興ばかりでなく、 都市部のまちづくりを進める上でも非常に重要な課題であると考えております。
     富士市では、 現行の都市計画マスタープランにおいて、 環境負荷の小さい交通体系実現のため、 新富士駅と富士駅などを結ぶ新たな公共交通の導入検討を位置づけておりまして、 一昨年の一月には岳南鉄道でDMVのデモンストレーション走行を行い、 昨年の四月には両駅間の接続にDMVを活用する富士市DMV導入基本計画を策定して、 市民の理解を得るための啓発活動などの取り組みを行っているところでございます。
     議員御提案の省エネ型公共交通システム、 これはジェットコースターのように軌道の高低差を利用して車両を走行させるものでございまして、 東京大学生産技術研究所などが研究を進めていると承知をしておりますけれども、 現在のところ同システムはいまだ研究段階ということでございまして、 実用化までにはなお多くの解決すべき課題があるというふうに伺っておりますので、 県といたしましてはその動向について情報収集に努めまして、 研究を続けてまいりたいというふうに考えております。
     次に、 富士山を眺望できるパーキングエリアの新東名への設置についてでございます。
     郊外を通過し、 富士山のすばらしい眺望を楽しむことができる新東名にパーキングエリアなどを設置しまして、 地域の多彩な資源を活用したサービスを提供することは、 利用者の利便性向上のみならず地域の活性化につながるものというふうに考えております。
     本県におきましては、 先ほどお話ございました東名高速道路の富士川楽座の例がございますが、 全国でも特産品販売施設や天然温泉など、 自然、 歴史、 文化、 産業などの地域の特徴を生かしたサービスを提供する施設が数多く見られております。
     一方で、 こうした施設を実現するためには、 地元の創意と工夫を生かした主体的な取り組みによって、 利用者が自然と立ち寄りたいと思うようなものをつくり上げていくことが重要であるというふうに考えております。 この地域では既に地元の経済団体などが中心となってパーキングエリア設置に向けての検討が進められておりまして、 県もオブザーバーとして参加している経緯もございますことから、 引き続き地元の自治体とも連携をしながらこうした活動を支援をしてまいりたいと考えております。
    ○副議長 (堀江龍一君)  堀川産業部長。
            (産業部長 堀川知廣君登壇)
    ○産業部長 (堀川知廣君)  富士川楽座の整備についてお答えいたします。
     道の駅富士川楽座は、 東名高速道路富士川サービスエリアに隣接し、 東名高速道路のみならず隣接する一般道からも利用でき、 富士山や富士川の眺望に恵まれた大変人気が高い施設であります。 富士川楽座は、 富士山の眺望に加えましてアミューズメント施設、 富士川の歴史展示、 地元の特産品や食材を使用した食事など、 子供からお年寄りまでが楽しめる本格的な観光スポットとして大変注目をされているスポットであります。 近年では多くの観光客が訪れています。
     しかしながら、 観光バスの到着が集中いたしますと、 富士山を眺望する展望コーナーやトイレが混雑する状況も見受けられ、 利用客の皆様に御不便をおかけしているところがあると伺っております。 このため富士市では、 来場者に対する不便を解消するため富士川楽座の改善を検討中と伺っておりますので、 県といたしましても、 富士山静岡空港の開港や富士山の世界文化遺産暫定登録を契機に、 富士山の重要性や注目度が高くなり富士川楽座への訪問客も多くなると考えられますことから、 富士市が検討いたしております計画の進捗を踏まえて、 支援策について検討してまいります。
    ○副議長 (堀江龍一君)  衛門建設部長。
            (建設部長 衛門久明君登壇)
    ○建設部長 (衛門久明君)  国道四百六十九号の整備についてお答えいたします。
     岳南地域における国道四百六十九号の整備につきましては、 特に幅員が狭く大型車のすれ違いに支障のある富士市勢子辻地内の県道富士裾野線交差部から、 富士宮市山宮地内の県道富士宮富士公園線交差部までの約十二・三キロメートル区間を優先的に進めており、 今までに約十一キロメートルの供用を開始したところであります。
     現在、 山宮工業団地への進入路となる富士宮市道山宮六十一号線以西の約一・〇キロメートルの区間につきましては、 平成二十二年度末の供用を目指して用地買収と道路新設工事を進めているところであり、 残る市境の付近の〇・三キロメートルにつきましても、 地元の協力を得ながら用地の取得に努めているところであります。
     県といたしましては、 国道四百六十九号は地域間交流の促進や観光振興などにも大きく寄与するものと考えていることから、 積極的に整備を進めてまいります。
    ○副議長 (堀江龍一君)  四十五番。
            (四十五番 植田 徹君登壇)
    ○四十五番 (植田 徹君)  少々時間がありますので質問ではなくて要望にとどめますけれども、 知事がやる気だと口を酸っぱくするようにお話をされております。 私もそういうふうに思いますけれども、 皆さんはチーム川勝の一員として  今、 答弁をされた部長にですけれども  私はやる気だとそのように思います。 「住んでよし、 訪れてよし、 働いてよし」、 静岡県をつくるんだと知事が言ってるじゃありませんか。 今の部長答弁も、 企画部も、 産業部も、 建設部も、 まさしくそのとおりだと。 新富士と富士の連結、 まさしくDMV、 すぐ走れますか。 乗っても十五人ですよ。 そのことも踏まえて私は、 きょう新公共交通システムを提言をしました。
     富士山を眺望できるパーキング、 議員二人で立ち上げて商工会議所に預けてあります。 何ら動きがない。 どうぞ静岡県、 先導をして引っ張ってくださいよ。 いつでも署名活動ができる準備ができてます。 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
     知事が言うやる気、 チーム川勝の皆さん頑張ってください。 我々も頑張ります。 よろしくお願いします。 ありがとうございました。 (拍手)
    ○副議長 (堀江龍一君)  これで植田徹君の質問は終わりました。
     以上で本日の質疑及び一般質問を終わります。
     次会の議事日程を申し上げます。
     九月二十五日午後一時、 会議を開き、 質疑及び一般質問を行います。
     本日はこれで散会します。

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