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平成28年2月静岡県議会定例会 質問
質問者: | 中沢 公彦 議員 | |
質問分類 | 質疑 | |
質問日: | 03/04/2016 | |
会派名: | 自民改革会議 | |
質疑・質問事項: | 1 第九一号議案「静岡県副知事の選任について」 |
○議長(吉川雄二君) 以上で説明は終わりました。
これから質疑を行います。
通告により、三十八番 中沢公彦君。
(三十八番 中沢公彦君登壇 拍手)
○三十八番(中沢公彦君) 第九十一号議案「静岡県副知事の選任について」知事に伺います。
この議案は、大須賀淑郎副知事の任期が平成二十八年四月十八日に満了することから後任として吉林章仁氏を任命しようとするものであります。吉林氏の人物像について異論を挟むつもりはありませんが、二点伺います。
まず第一点目は、副知事三人体制についてであります。
平成二十六年五月臨時会で、難波副知事、副知事が選任され大須賀副知事と合わせて副知事三人体制となりました。その後昨年六月議会では副知事が国に帰任することに伴い土屋副知事が誕生しました。大きな課題を抱える伊豆半島地域を担当する副知事と説明がありました。そして今回大須賀副知事の後任として吉林氏の選任となっているわけであります。副知事三人体制は時限的なものと理解しておりますが、なし崩し的に恒常的なものになっていないでしょうか。副知事三人体制をいつまで続けるのか、知事の考えを伺います。
二点目でありますが、新副知事の退職手当であります。
吉林氏は昨年度末に県を退職され、現在は再任用で知事戦略監の職務を担っておりますが、県職員としての退職手当は県を退職する際に受け取っていると伺っております。それでは副知事としての退職手当は受け取るのか受け取らないのか、就任の要請に際して本人からどのような意向が示されたのか伺います。以上について答弁を求めます。
○議長(吉川雄二君) 川勝知事。
(知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 中沢公彦議員にお答えいたします。
第九十一号議案「静岡県副知事の選任について」であります。
まず、一点目の副知事三人体制についてであります。
来月十八日をもって県の組織、財務、企画など県政運営の総括的な役割を担う大須賀副知事の任期が満了となります。現在副知事につきましてはいわば県庁のかなめとも言うべき大須賀副知事と防災と強靱な県土づくり及び産業成長戦略を担当する難波副知事、ふじのくにの地域分権の推進や、なかんずく伊豆半島地域の振興を担う土屋副知事の三人体制となっております。
総合計画後期アクションプランの総仕上げの時期を迎え、またオリンピックやラグビーワールドカップなどを契機とした世界に羽ばたくふじのくにを目指し、今まさに本県の総力を挙げて取り組むべきときであります。現時点におきましては副知事三人体制の継続は必須であると考えております。
二点目の、副知事の退職手当についてであります。
本県では、国家公務員において関係団体への再就職を繰り返し、その都度高額な退職金を受け取るいわゆるわたりが問題となったことを踏まえ、本県を退職した職員が県が出資する団体に再就職した場合には退職金を支給しないように要請しております。大須賀副知事と土屋副知事はこうした本県の再就職の取り扱いを踏まえてみずからの意思で退職手当を辞退するものと承知しております。
吉林氏につきましても、副知事として県議会の御承認をいただき就任した場合には両副知事と同様に辞退されるものと聞いております。以上であります。
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