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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成13年2月静岡県議会定例会

岡本 護 議員(平成21)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:03/02/2001番目)
答 弁 者農林水産部長


    ○副議長 (芦川清司君)  山田農林水産部長。
            (農林水産部長 山田勝平君登壇)
    ○農林水産部長 (山田勝平君)  農林水産業行政についてのうち、 初めに遊休農地の活用についてお答えいたします。
     遊休農地に対する具体的な取り組みとしては、 例えば、 遊休農地の比較的多い二十市町村の六百七十七ヘクタールを対象に農地の利用状況や農家の意向を調査する遊休農地実態調査を実施するとともに、 この調査地区の中からモデル地区を九カ所選定し、 集落の状況や農家の経営実態に精通した地域マネジャーを置いて、 地域をまとめながら遊休農地の有効活用を図る遊休農地解消戦略モデル事業などを実施しているところであります。
     その結果、 施設園芸を目指す新規就農者への遊休農地のあっせんや、 遊休農地に簡易な基盤整備をしてお茶や飼料作物の規模拡大などに積極的に取り組んでいる認定農業者等へ集積する例が出てきています。 こうした遊休農地の活用に当たっては、 農業経営基盤強化促進法に基づくJAや県農業振興公社などの農地保有合理化法人が、 小規模で幾つにも分散している遊休農地を含む一団の農地を一括して借り上げ、 これを認定農業者等に再貸し付けする動きも活発化しつつあります。
     県といたしましては、 農業生産力を維持増大させる観点から、 農地としての効率的な利用に努めることを基本としておりますが、 農業生産の条件が悪く、 効率的な利用が見込めない遊休農地については、 市民農園への活用や都市と農村の交流を促進する施設の整備など、 多面的な利活用も進めているところであります。 今後とも県は地域の自主性、 創意工夫を尊重しながら、 市町村、 農業団体等と一体となって遊休農地の有効利用を積極的に推進してまいりたいと考えております。
     次に、 森林の適正管理についてであります。
     木を植え、 育て、 切って木材として利用するという木材資源の循環利用を進めることが森林の適正な管理に直結する動きと言え、 このためには多くの県民に県産材を利用していただくことが最善、 最良の方策であると考えております。
     こうしたことから県では、 平成十三年度、 新たに県産材を扱う製材業者等が中心となって進めるしずおか優良木材供給センターの設立を支援し、 消費者に乾燥材など品質のより確かな木材を安定的に供給する体制を整え、 県産材の消費拡大を図っていきたいと考えております。
     同時に、 このセンターなどへ安価な木材を安定して供給することが重要でありますことから、 林業機械を共同で購入、 利用し、 高密度の作業路整備など、 素材生産の低コスト化による生産性の向上を目指す森林所有者等の組織化とその育成に努めるとともに、 みずからが管理や経営ができない森林については、 意欲ある林業経営体等への委託や譲渡を促進するなど経営規模を拡大し、 林業経営の体質改善を図ることとしております。
     さらに、 森林の荒廃は、 山村住民だけでなく都市住民の生活にも大きな影響を及ぼすことが懸念されることから、 流域としてどのように森林を守り育てていくかを上下流住民が一体となり考え行動する新しい森林管理システムの構築も進めているところであります。 これらの施策を総合的に展開することにより、 森林資源の循環利用を図り適正な森林管理を推進してまいります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp