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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成24年2月静岡県議会定例会

岡本 護 議員(民主党・ふじのくに県議団)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/05/2012番目)
答 弁 者知事


    ○副議長(鈴木洋佑君) 川勝知事。
           (知事 川勝平太君登壇)
    ○知事(川勝平太君) 岡本議員にお答えいたします。
     まず、この三月末をもって退任する職員に対しまして感謝の言葉とお励ましの言葉をちょうだいいたしまして、彼ら全員にかわりまして厚く御礼を申し上げます。
     初めに、新しい行政評価システムの構築についてでございます。
     業務棚卸表は、総合計画の目標達成に向けて、施策全体が有効に機能しているかについて、PDCAサイクル、すなわちプラン・ドゥー・チェック・アクションのサイクルによって、節目節目で継続的に検証しながら改善につなげていくもので、これまでもさまざまな成果を上げてきました。
     一方、個別の事業は予算編成の過程で内部評価を行っていますが、私が就任いたしましてから、事業仕分けにより外部評価も実施してまいったわけでございます。特に、今年度導入いたしました事業シートは、個別の事業内容、各種の数値目標、自己評価などこれらを一覧に記載いたしまして、課題、費用対効果、改善の方向性などが一目でわかるように工夫したものでございます。
     今後は、業務棚卸表と事業シートのそれぞれのよいところを生かすことといたしまして、施策全体の評価と個別事業を対象とした評価の統合に向けて、新しい評価システムの構築を目指してまいります。
     具体的には、新しく施策を推進する上で必要な事業を業務棚卸表に位置づけることによって、総合計画から個別事業までの関係性が明らかになるようにいたしたいと存じます。また主要事業につきましては、事業シートを公表します。これに伴いまして、業務棚卸表の名称も、二十四年度からは施策展開表に変更いたします。こうした施策全体と個別事業の両方のPDCAサイクルによって、これまで以上に透明性が高く、効果的で能率的な行政経営を行ってまいる所存でございます。
     次に、住宅のリフォーム支援についてでございます。
     地域経済の活性化、木造住宅の耐震化及び県産材の利用促進を図ることを目的といたしまして、本年度、ふじのくに緊急リフォーム支援事業を創設いたしました。しかし残念ながら一月末現在の実績は二百十九件どまりで、予定件数の約三割にとどまっております。一月当たり二十件弱といったところでございます。理由を精査しましたところ、まず第一に、県産材が常時在庫しているところが少ないため、注文を受けてすぐ取りかかることの多いリフォーム工事に間に合わないことがわかりました。第二に、使用量が補助要件の二十平方メートルに満たないことが主な理由として第二に挙げられています。
     そこで、来年度は、県産材の取り扱い業者に在庫確保の要請を行いまして、あわせて取り扱い業者の情報を工務店等に提供いたしまして、県産材を入手しやすくすることにいたしました。もう一つ、使用量の要件を二十平方メートル以上から十平方メートル以上に緩和いたしました。二十平方メートルといいますと十二畳です。これを十平方メートル、六畳まで下げまして、六畳以上だったらどうぞ御利用くださいというふうにいたします。
     また、ライフスタイルの変化に合わせて住宅を改造する場合に、高齢者の多くは、多額の費用のかかる建てかえよりも、むしろリフォームを選択する意向を示されています。そのため、高齢者の方々が住みなれた我が家を長年にわたって安心して暮らせるついの住みかとできるように、六十五歳以上の高齢者のいらっしゃる世帯が実施するリフォーム工事を新たに助成対象といたします。これも、当初は六十五歳以上の戸主となっていたんですけれども、もう六十五歳以上の人がいらっしゃる御家庭はすべてというふうにいたしました。
     岡本先生もお若く見えますが、ひょっとすると六十五歳以上ではないかと。また今議長を務めてくださっております鈴木洋佑副議長先生もその範疇に入るのではないかと。見渡しますと、この間の地方選挙で大分若返った感がございますが、県議会議員の先生のうち五分の一くらいは六十五歳以上ということでございますので、どうぞ御活用を賜りたいというふうに思います。これが、平均今一月二十件弱ですから、一年に直しまして二百三十件余りということですけれども、これが十倍にふえますと、リフォームを行うのが二千三百戸になりますと、助成額が約三億円ですが、四十二億円の工事につながります。そして経済波及効果は六十七億円見込まれるのです。リフォーム工事は、地域の中小工務店が請け負うことで、地域経済の活性化に寄与するものと期待しております。
     県内産業と森林関係事業に、今の予想で申しますと、百八十人の新しい雇用の生まれることも見込んでいるわけです。この助成は耐震性を有する住宅の屋根、壁、床、浴室、トイレなど、さまざまな改修を幅広く対象としておりまして、県産材使用に対する助成と合わせて、リフォーム工事を一層促進し、地域経済の活性化と安全で安心できる住まいの普及を図ってまいりたいと考えております。
     その他の御質問につきましては、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp