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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年12月静岡県議会定例会

伊藤 謙一 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/11/2023番目)
答 弁 者交通基盤部長


○議長(中沢公彦君) 勝又交通基盤部長。
○交通基盤部長(勝又泰宏君) 浅羽海岸の砂浜を守る対策についてお答えいたします。
 浅羽海岸を含む遠州灘沿岸の侵食対策につきましては、海岸工学の専門家等で構成する対策検討委員会を設置し環境や景観に配慮しながら主なものとして養浜を実施しております。地域によるにぎわいづくりの取組が行われている浅羽海岸におきましては、全域で汀線が後退している状況であるため土砂の供給を続けていくことは重要であると認識しております。
 福田漁港のサンドバイパスシステムにおける土砂輸送量減少の要因につきましては、豪雨に伴う流木等の堆積によるものと考えられたためその除去工事を行いましたが土砂輸送量の十分な回復に至っておりません。このため目標土量の達成に向け、現在その原因究明及び恒久的な機能回復策の検討を国の研究機関に委託しており、年度末までに成果を得て今後の対策に生かしてまいります。また目標達成までの間は漁港内のしゅんせつ土砂等を浅羽海岸に投入するとともに、台風等により浜幅が後退した区間には緊急的に太田川河口部のしゅんせつ土砂を養浜するなどの侵食対策に努めてまいります。
 県といたしましては、サンドバイパスシステムの機能回復を図りながら沿岸の安全確保だけでなく重要な地域資源である浅羽海岸の砂浜の維持に努めてまいります。
 次に、弁財天川における河口閉塞対策についてであります。
 河口から約四キロメートルの区間が標高二メートル程度の低平地に位置する弁財天川は、河床勾配が非常に緩やかであるため排水不良や潮位の影響を受けやすい特徴があります。また遠州灘の沿岸漂砂によって河口部に堆積する土砂が弁財天川の流れを阻害し浸水被害を助長することから、状況を注視し適切な措置を講ずることが必要であります。
 このため、県では平成二十四年度に袋井市や掛川市の関係部局から成る弁財天川河口閉塞問題対策会議を設置し水位監視や排水機場の操作、河口部の土砂掘削のタイミング等の対策方針をまとめました。現在はこの方針に基づき河口の土砂堆積状況を観察しながら河床掘削を実施しております。
 これまでの調査では、弁財天川の河口閉塞は時間雨量二十ミリ程度の降雨による流水で堆積した土砂が流出し閉塞は解消する傾向にあることが分かっておりますが、適切な状況把握により河川維持を行ってまいります。また当対策会議を活用した関係者の一層の連携により周辺地域の浸水被害の軽減に取り組んでまいります。
 県といたしましては、弁財天川の特性や発生する事象について関係市や流域関係者と情報を共有して流域一体となった治水対策や適切な河川維持に努め、地域の安全・安心につなげてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp