本会議会議録
答弁文書
令和元年6月静岡県議会定例会
勝俣 昇 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:06/27/2019番目)
答 弁 者 | : | 副知事 |
○副知事(土屋優行君) 東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック自転車競技開催と静岡県自転車活用推進計画との関係につきましてお答えいたします。
県では、関係団体の皆様方と連携しながら東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック自転車競技の開催に向けて万全の準備を進めるとともに、開催効果を一過性のものとせず終了後もレガシーとして本県をサイクルスポーツの聖地とすべく官民協働で取り組んでおります。議員からも御紹介いただきましたように静岡県自転車活用推進計画をこの三月に策定いたしました。サイクリストの憧れを呼ぶ聖地ふじのくにの実現、これを目指す姿として定め世界中から多くのサイクリストが本県を訪れ、温かくもてなしながら交流できる地域の形成に向けた取り組みを進めることとしております。
その実現に向けまして、二〇二一年度までの計画期間に取り組む四つの目標を定めました。
まず一つ目は競技の振興であります。二つ目はサイクルツーリズムの推進。三つ目に愛好者の裾野拡大と安全利用の促進。四つ目には走行空間整備であります。この目標の達成に向け四十八の措置を盛り込み自転車の魅力、楽しさの周知啓発、自転車が安全に走行できる環境整備などについて官民が連携して取り組むこととしております。
具体的には、競技振興につきましては自転車競技のアジアの中心地への成長と自転車アスリート育成体制の構築を目標といたしまして大会後の利活用を見据えた競技会場の整備を進めるとともに、国際的大会の誘致、世代や障害の有無を問わず幅広くサイクルスポーツに親しみ学び体験できる場としての活用を進めてまいります。
また、サイクルツーリズムの推進につきましては富士山や伊豆半島ジオパークなど世界クラスの資源群を自転車でめぐるオンロード、オフロードの多様なコースの整備と発信、新たなツールでありますe−バイクのレンタサイクルシステムの構築、さらには宿泊・観光施設のサイクリスト受け入れ体制の向上等に取り組みオリンピック・パラリンピックのレガシーを生かした誘客を進め、地域の観光やスポーツ産業の振興を図ってまいります。
県といたしましては、残り一年ほどに迫りましたオリンピック・パラリンピック自転車競技の成功と自転車活用推進計画の具体化に取り組むことでレガシーの継承を図り、サイクルスポーツの聖地づくりを市町、民間団体の皆様方と一体となって進めてまいります。以上であります。
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