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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会

佐地 茂人 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/04/2020番目)
答 弁 者知事


○副議長(中沢公彦君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 佐地議員にお答えいたします。
 フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトの新たな展開についてであります。
 基本的な考え方は議員と同じでありますが、私のほうからの御説明をさせていただきますとフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトではこれまで機能性食品や化粧品の開発を積極的に支援してまいりました。その結果二百九十件の製品が事業化されております。また本県の食品、飲料等の合計付加価値額は十六年連続で全国一位であります。確実に、また着実に成果を上げてまいりました。
 こうした中、近年ヘルスケア分野の産業が急速に成長しております。介護予防、年齢に伴う体の虚弱、いわゆるフレイルへの対策などヘルスケアの取り組み、とりわけ社会健康医学のように早い段階から病気や運動機能低下を予防する取り組みが重要な社会テーマとなっております。これを受けて来年には社会健康医学大学院大学を本県は開学させられるということでございます。
 こうした取り組みにおきましても食のあり方は中心的役割の一つを果たしております。このため来年度からフーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクトをスタートさせるということであります。
 このプロジェクトでは、機能性食品などの開発をさらに推進いたしますとともにヘルスケアビジネスの展開を図るということでございます。具体的には県立大学の機能性表示食品開発支援プラットホームにおきまして、フレイルや認知機能の改善などに関与する新素材の探索機能を強化いたします。またAOI、MaOI、ChaOIなど食分野と親和性の高いプロジェクトとの連携を促進いたしまして、これまで以上に付加価値の高い製品開発を支援する予定であります。
 今年度県立大学にデータヘルス・リビングラボ静岡を設置いたしました。このリビングラボというのは県民の同意に基づく参加によってヘルスケアデータを日常的に蓄積し、それを分析してその方に有用な情報をお返しするというものであります。このリビングラボを活用して地域企業や意欲のあるベンチャー、スタートアップが行う健康状態を見える化するというアプリケーションの開発を支援するなど新しいビジネスの創出につなげてまいりたいと考えております。
 加えまして、県立大学に健康食やデータ分析などについて学ぶ健康イノベーション専攻を設置いたします。これによりましてヘルスケアの取り組みを牽引する産業人材を輩出させてまいりたいと考えております。
 さらに、プロジェクトの推進に当たりましては産学官に金融を加えた産学官金のネットワーク組織であるフォーラムを拡充し、新たなビジネスマッチングの場を創出し研究開発成果を企業の製品化に結びつけるなどオープンイノベーションを促進いたします。その際には専門のコーディネーターがマーケットインの発想に基づき市場ニーズに対応した製品開発から、また販路開拓に至るまで一貫した支援に取り組むことになっております。
 県といたしましては、企業、研究機関の参画だけでなく市町と共同でセミナーを開催するなど幅広くプロジェクトを県民の皆様に周知し県民参加型の取り組みへとつなげ、本県の健康寿命の延伸と地域経済を牽引する食品、ヘルスケア関連産業の振興を図ってまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp