• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

江間 治人 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/21/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 江間議員におかれましては、喉を痛められておられましてどうぞお大事になさってください。しゃがれ声なので美声とは言いかねますが味のあるお声でいい御質問をたくさんいただきましてありがとうございました。
 私は、その中でスマート農業の推進についての御質問にお答えいたします。
 農業の担い手の減少や高齢化の進行などに伴い労働力の確保が課題となっておりますが、そうした中いわゆる第四次産業革命と呼ばれる科学技術が進展しております。スマート農業というのはこの第四次産業革命の中身をなす先端の技術と既存の農業技術とを組み合わせるということでございます。ICT、AI――アーティフィシャル・インテリジェンス、人工知能、ロボットなど先端技術を活用した省力化、高品質化、高付加価値化を実現するのがスマート農業でその技術が次々と開発されているのが現状であります。
 これを受けまして、県ではAOI―PARCを拠点としつつ研究開発を進めております。その一方でこうしたスマート農業技術に関する実証フィールドを設けまして収益力の強化につながる効果を検証し、本県の実情に合った生産技術体系を早期に現場へ普及させていく所存であります。
 例えば、県内の水田では基盤整備による大区画化や大型機械の導入などによりまして作業の省力化が進んでおります。一方水の管理にはこれまで多くの時間を費やしておりました。このため中遠地域に約七十五ヘクタールの水田実証フィールドを設け国の試験研究機関や企業とコンソーシアムを組みまして、ICTを活用した自動給水栓の遠隔操作による水管理システムの実証試験を行いまして実用化を目指しているところであります。
 また、別の事例といたしまして牧之原地域の茶園を実証フィールドとしまして生産者とJA、農機メーカーと連携しリモートセンシングによる小区画で分散した茶園の管理作業の効率化を図るとともに、新しく芽を吹きました新芽のAI解析技術の活用による生葉の収穫適期を判断するなどデータを活用した茶の生産管理技術を確立してまいります。
 さらに、将来のスマート農業を担う人材の育成も重要です。農業高校では作業者の視点を追従できるアイカメラでメロンの栽培技術を見える化する学習教材を開発しております。生徒さんも作業に加わって農業情報科学の活用を学んでいるところであります。また二〇二〇年、来年四月開学予定の専門職大学におきましてもスマート農業に関するカリキュラムを充実してまいります。
 日本は瑞穂の国でございます。登呂の遺跡があったころから品種の改良、土壌の改良、農機具の開発、不断に農業をベースにして発展をしてきた国であります。こうした中に今スマートと言われるような新しい技術体系が登場しまして、これを農業に取り込むということで挑戦に値することであると思っております。
 県といたしましては、産学官が幅広く連携する仕組みを構築しまして本県の農業の実情に合ったスマート農業の導入を積極的に進め本県農業の成長産業化を推進してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp