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本会議会議録

答弁文書

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令和元年6月静岡県議会定例会

伊丹 雅治 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/26/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 伊丹議員におかれましては、令夫人が山田町御出身の由、御実家が被害に遭われたということで心からお見舞いを申し上げます。
 平成二十三年以来私も何度か山田町に入っておりますけれども、つい最近もこの春に参りました。山田町役場は遇々残りましたのでその屋上に町長さんと御一緒に上りまして、その復興を見てまいりました。遅々としてではありますけれども確実に復興が進んでおります。さらにまた三陸鉄道も宮古から陸前高田の盛まで開通いたしまして、陸前高田の駅もオランダとの御縁があって風車を入れた駅ができ上がり、そこに子供たちが遊べるような空間もつくられていました。
 その昔、山田町のあの美しい湾にオランダ船が迷い込みまして難破してそれを村の人が助けられたという、そうしたことが今の国際的なオランダとの縁にもつながっているというすばらしいところでもございますので、このえにしを大事にしてまたふるさとを守る、そういうような力をつけていただきたいと存じます。
 さて、伊丹議員にお答えをいたします。
 農福連携の推進についてであります。
 農業活動は、障害のある方に精神面の安定や体力向上など心身ともによい影響を与えてくれます。また障害福祉サービス事業所にとりまして、農作物の栽培から加工販売までを手がけることにより工賃の向上につながります。このため県では平成二十八年度から障害のある方への支援として農福連携の取り組みを推進しております。
 具体的には、障害のある方の雇用に関心を持つ農業生産者と農業活動を希望する方との就労のマッチングに取り組んでおります。今後は農業生産者やJAに障害福祉サービス事業所を見学していただくことで障害のある方や障害ごとの特性を十分に理解していただき、それぞれに応じた作業内容の検討を働きかけてまいります。
 また、農業分野への進出を目指す障害福祉サービス事業所につきましては県内外の先進的取り組みの視察や農業の専門家による技術的支援を行っております。さらに、生産品の付加価値を高めるため調理専門学校やデザイナーの助言により製品改良やパッケージデザインの制作を支援して、すぐれた商品をしずおか授産品ブランドとして認定し大規模商業施設等での販売機会を提供しております。
 県では、これまで障害のある方が育てた三島カンショあるいはニンジンを使って生産したジャム、あるいはジュースなど十二品目の農産加工品を授産品ブランドとして認定いたしました。授産品ブランドを生産する事業所の平成二十九年度平均工賃は月額二万三千円と低いとはいえ県全体の一万五千円を大きく上回っており、本年度も新たに五品目の認定を目指しているところであります。
 広く我々は県庁内で一人一品運動を繰り広げております。授産所でおつくりになられた産品を一つは持とうではないかと、私も一番高価なものを持っておりまして、古くなれば買いかえるということでございます。また本庁内にも東館の二階にカレーライスとかパスタをいただけたり、また授産品も売っているところがございますのでぜひ御利用いただければと存じますが、これを踏まえまして新たに県職員等による授産品の一人一品運動協力隊を結成し、農福連携によるしずおか授産品ブランドを含めた製品の計画的な購入のほか授産品を広く知っていただくための親しみやすいネーミングの公募に取り組むこととしております。
 農業分野における障害のある方の受け入れは、平成二十六年度の七十六人から三十年度は百八十四人に拡大しております。県内各地で農福連携が広がりを見せ、多くの障害のある方が活躍されています。
 県といたしましては、今後も農福連携を通じ障害のある方の社会参加を促進し住みなれた地域で安心して豊かに暮らせる共生社会の実現を目指してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp