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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成25年2月静岡県議会定例会

遠藤 行洋 議員(無所属)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/28/2013番目)
答 弁 者知事


○副議長(大石哲司君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 遠藤行洋議員にお答えいたします。いいお声をされていますね。うらやましく存じます。
 初めに、食による地域の活性化についてでございます。
 四年前の平成二十一年、本県の食材数が二百十九であるという新鮮な発見がございました。そしてその食材は、林産物、農産物、海産物全てにわたっておりましてその品質が極めて高い。したがって例えば農産物については、農業芸術品、つづめて農芸品という言葉も定着しつつあります。まさに食材日本一の食材の王国であるというこの本県の場の持っている力を生かしまして、食と農を軸とした新しい産業と雇用の創出を図ろうということで、翌平成二十二年度から食の都づくりに積極的に取り組んでまいりました。
 一月三十一日に浜松市におきましてふじのくにコロッケサミットinはままつが開催されましたが、みしまコロッケを初め県内十地域から実に三十二種類の味自慢のコロッケの生産者など約百十人が参加されまして、食による地域おこしがこうした事例に見られますように全県に広まっております。先日西伊豆町の皆様がお見えになりました。商工会から西伊豆自慢品に認定されている新感覚の焼きそば海賊焼というのが全国商工会連合会が主催するむらおこし特産品コンテストで経済産業大臣賞を受賞したという御報告をいただいたのであります。これは本県の食の都づくりの一環として始めたところのふじのくに新商品セレクションにおいて金賞を受賞されたものです。その商品が全国で一位となるという快挙をなし遂げられました。まさに食による地域おこしの好事例であると考えております。
 三島市におきましては、昨年秋に青果市場が市街地から富士山の見える箱根西麓野菜の産地に移転しました。もとあった青果市場も、またオープン前の青果市場も御一緒でございましたでしょうか、そのときに見に行きまして御説明を受けた次第でございます。新東名や伊豆縦貫道が交差する地の利を生かして、地元の新鮮な野菜の供給が以後始まりました。将来は隣接地への農家レストランの整備も検討するということで、その場所も見せていただきました。そしてこの間その横を通りまして、立ち寄りはしませんでしたけれども建物の中でたくさんの食材が売買されているにぎやかな現場を見て喜んだ次第でございますが、この食の可能性にかけた新しい地域活性化の取り組みとして大変高い期待を抱いております。
 今後とも、JAや商工会議所、商工会といった地域の経済団体とも連携をしながら、地域の食材を活用した特産品の開発や販路拡大など六次産業化の推進、多彩で高品質な農林水産物やその加工品のブランド化を初め食による地域の活性化と次世代を担う農林水産業の振興を積極的に支援してまいる所存でございます。
 次に、静岡草薙球場についてであります。
 静岡草薙球場は、日米野球を初め幾多の名勝負が繰り広げられた伝統のある球場であり、沢村・ベーブルース・メモリアルスタジアムという別名もあるぐらいでございます。また高校や社会人野球などアマチュア野球におきましては聖地とされておりまして、多くの県民の皆様に愛されている球場でございます。しかし現在の球場は建設から四十年が過ぎまして、老朽化や利便性といった面では課題がありますしまた狭いところでもございますので、本年六月のリニューアルオープンを目指し整備を行いました。その整備に向けて検討する中で、静岡県野球協議会からグラウンドの拡張は言うまでもありませんがロッカールームのほかそうした諸室の充実、そして外野スタンドの椅子席化、また収容人員の増加などの要望が、約三十万人の署名を添えて提出されてきたものでございます。芝生席では雨天時あるいは雨天後の観戦に支障を生じているので、快適に観戦ができるように外野スタンドを椅子席化するということにした次第でございます。
 このリニューアルに当たりましては、静岡新聞社と静岡放送から多くの県民の皆様から寄附を募って外野席七千席分の県産木材を県に寄贈したいというまことにありがたい申し出がございました。感謝をもってこのお申し出をお受けしたところでございます。そして昨年の三月にこのお申し出がございまして、昨年の七月から協賛金の応募を開始いたしまして来月三月三十一日が締め切りとなっておりますが、応募状況が個人応募が四百人、企業応募が七社にとどまっております。
 そこで、私といたしましてはその間いろいろな方の御意見を聞く機会がございまして、協賛をした方はベンチに自分の名前が記入されていると、あるいは記されているというのを望んでいたと。しかしそれがないので寄附も今する気はないというふうなことでございまして、お名前をベンチに掲載したいという考えを静岡新聞社、静岡放送と相談しながらですね、それが可能かこれを今探っているところでございます。
 リニューアル後の利用につきましては、平成十九年度に策定した草薙総合運動場再整備基本構想におきまして静岡県野球の振興拠点として位置づけて、県民の皆様の御利用を第一に考えております。また多くの県民の皆様がプロ野球公式戦などを観戦できる機会をふやすことも、野球に対する関心を高め野球人口の拡大や技術力の向上につながることから、屋内運動場を初めプロ野球にも配慮した整備を行ってまいります。プロ球団からの強い要望は例外なく室内練習場の存在です。それがこれまでございませんでしたのでこれもつくります。その狙いは推して量ってくださいませ。プロ野球につきましては目下のところは県と静岡市、関係団体とが連携して誘致を進めてございますけれども、来年度はまずヤクルト球団と横浜DeNA球団が主催する公式戦の開催が実現したということでございます。
 我々といたしましては、今後もこうした球団も含めた野球関係者に対しましてプロ野球公式戦や秋季キャンプなどの誘致に向けまして積極的に働きかけるとともに、野球王国静岡復活の契機となりますように利用促進に努めてまいります。
 その他の御質問につきましては、関係部局長、教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp