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本会議会議録

答弁文書

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平成29年2月静岡県議会定例会

阿部 卓也 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/28/2017番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 阿部議員にお答えいたします。
 激変する教育環境に対応する教育改革についてのうち、新学習指導要領案への対応についてであります。
 先般示されました新しい学習指導要領案には、プログラミング的思考を育む教育の重要性が明記されており、子供たちの生活や教科等の学習と関連づけながら発達の段階に応じて実施していくべきとされております。また小学校においてはプログラミング言語を学習させるのではなく算数、音楽など総合的な学習の時間など各教科の特牲を生かし、コンピューターに意図した処理を指示することができることを体験させながら学ぶとされています。こうした中、本県中学校の技術・家庭科の技術分野における計測、制御の授業では前へ進め、右へ曲がれなど日本語の簡単な単語で構成されているプログラム言語等を用いて模型自動車を制御するといった学習が実践されております。
 福井県鯖江市の事例を議員から御紹介いただきましたが、県内でも企業、高専、工業高校等と連携した実践があり、これまでもロボット制御の分野で子供科学館が小学生を対象とした体験学習を実施したり、高専や工業高校と中学校が連携した授業や競技大会が行われたりしております。最近では情報通信企業と連携して人型ロボットを活用した取り組みも始まっております。
 県教育委員会といたしましては、こうした好事例を県内の学校に情報提供するなどして各学校の実態に即した取り組みを支援してまいります。また英語教育につきましては地域とともにある学校づくりが県内各地で進む中、語学の堪能な地域人材を学校ボランティアやゲストティーチャーとして積極的に活用してまいります。
 次に、スクールアイデンティティーを意識した次期長期計画の策定についてであります。
 県立高校の平成二十九年度以降の第三次計画につきましては、学識経験者、私立高校の関係者、民間企業経営者、保護者の代表など各方面の委員による検討委員会を設置し、現在まで五回の審議を行ってきたところであります。この中では生徒、保護者や地域の多様化するニーズに対応していかに高校の特色化を図っていくのかが重要なテーマとなっております。
 議員より御提言のありましたバカロレアや芸術・スポーツ系学科、中高一貫校や実学系の専門学科のあり方などについて専門的な見地から将来に向けた前向きな検討をいただいております。さらに今月の検討委員会では中山間地域の小規模校や定時制・通信制教育のあり方が審議され、公立高校として担うべき役割についても議論されたところであります。
 県教育委員会といたしましては、生徒の多様なニーズや個々の能力・適性に応じた学習機会を提供できるよう高校の特色化を図るとともに、生徒数の減少や大学入試改革などの高校教育を取り巻く環境の変化にも的確に対応していく必要があると考えております。今後こうした視点に立って、検討委員会の答申を踏まえながら、本年中に県立高校の第三次長期計画を取りまとめてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp