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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年12月静岡県議会定例会

落合 愼悟 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/12/2020番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 落合議員にお答えいたします。
 農林環境専門職大学についてであります。
 農林業を取り巻く状況は、海外への販路拡大や六次産業化による高付加価値化、スマート農業の進展など大きく変化しております。農林業の現場ではこうした変化に対応しながら現場をリードしていく人材が求められております。
 こうした中、国は今後の成長分野として観光、情報などのほかに農業を見据えております。私どもも全く同じ観点に立ちまして静岡県、豊かな農林業に恵まれております。農林業のルネサンスを図ろうというそういう姿勢を持っております。
 そうした中で、理論に裏づけられた高度な実践力を持ち変化に対応して新たな物やサービスをつくり出すことのできる豊かな創造力を備えた専門職業人材の養成を目的として、この専門職大学の制度を新たに国が創設されたわけでありますが、本県は多彩で高品質な芸術品ともいうべき農産物、農芸品を生産する県でございます。こうした本県農林業の持続的な発展のためには、この国の制度を活用して農林業経営に革新を起こす人材を養成することが不可欠であると考えました。そこで農林大学校を専門職大学に格上げし移行させることとしたわけでございます。
 農林環境専門職大学は、このような高度な農林業人材を農山村の景観、景観は目に見えますので環境を形成します。景観、環境、文化などを守り育んでいく地域社会のリーダーとして養成いたします。また世界に開かれた大学として国内外から人材を受け入れます。農林業の実践的な高等教育を提供いたします。こうしたことによって国際社会に貢献する人材を養成することを基本理念といたしました。本学がこの基本理念のもとに農林業はもとより地域や国際社会の発展にも貢献できる魅力ある大学となることを強く期待しております。
 本学は多くの方に親しまれる大学とならねばなりませんが、農林環境専門職大学というのは九つの漢字が並んでおりましていかにも覚えにくいということで、略称にするかあるいは別の形を考えいろいろと議論しました結果、衆議一致しまして大学の愛称を公募により決定することといたしました。これまでに全国から多数の応募をいただいておりまして、今後審査の上開学までに決定する予定であります。
 次世代の農林業を担う人材の養成に当たりましては、外国人留学生や社会人にも門戸を開き学生を幅広く募集いたします。また実習が豊富に組み込まれた実践的なカリキュラムを展開いたします。高度な経営管理、ICTなどの先端技術を活用した最新の生産手法、また農山村の景観や環境の保全、地域の伝統や文化などの学習これらを通じて将来の農林業の現場や地域社会のリーダーとしての素養を高める教育を行う所存であります。
 県といたしましては、農林環境専門職大学が伝統ある農林大学校の校訓である土を耕して心を耕す、いや土を耕すことは心を耕すことであるという耕土耕心の理念を引き継ぎながら農林業を志す有為な人材が技芸を磨く実学の府となるように教育研究内容の充実や学習環境の整備などに全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp