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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年12月静岡県議会定例会

佐野 愛子 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/09/2016番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 子供たちを豊かに育むための環境づくりについてのうち、「小中学校の児童生徒の静岡茶の愛飲の促進に関する条例」の実効ある取り組みについてお答えいたします。
 これまでも県は、小中学校におきましてお茶を活用した食育を推進してまいりました。しかし私、昨年度のこの学校給食状況におけるお茶を提供している、提供していないの統計数値を見まして、現在学校の数は小中学校合わせまして県下に七百六十六ございます。その中で提供していないというのが四百七十九、六割を優に超えているわけであります。この数字を見まして危機感を持ちまして、そしてことしのお茶の初競りの席で御挨拶のときにこの条例について御提案申しましたところ、関係者から異口同音に御賛同をいただいたという経緯がございます。子供たちの健全な発育の一助とするために、児童生徒がより静岡茶に親しむことができるよう今議会において条例の制定をお諮りしているところでございます。
 近年、お茶の効能につきましては科学的、疫学的に健康効果が解明されております。この条例の制定によりましてお茶を飲む習慣がつくことで、子供たちが学校生活においてお茶を楽しみまた卒業してからも、成長してからも長年にわたって健康維持・増進の効果を期待したいとしているところでございます。また児童生徒が本県を代表する農芸品の一つである、いや代表であるお茶に関する歴史や文化などを学ぶことは郷土への理解や郷土愛を高め、豊かな人間性を育むきっかけとなると考えております。
 もう既に私どもはお茶の都宣言を制定しております。これはこのたび日展において特別賞を二度にわたっておつくりになりました平形精逸先生がこの本館の三階の廊下のところにおきまして、お茶の文化、お茶の産業、お茶の機能性、健康を維持するための機能性をもらう、そしてまたおもてなしの心を育む、そしてお茶を通して平和をつくるという五カ条の宣言をしております。広くこのお茶を通じて、お茶の都としてふさわしい地域をつくっていこうということでございます。
 一方、小中学校におきましてお茶を提供するに当たりましては、茶葉や茶器、さらには人員の確保をどうするか等の課題があります。したがってその推進におきましてはそれぞれの小中学校の実情に十分配慮する必要があります。ただにそのことだけではなくて地域差があります。提供しているとする割合ですけれども、東部、中部、西部と分けますと東部におきましては一〇%を切っています。そして中部におきましてはほとんどが提供しています。八五%以上。しかし西部でも一二%ぐらいしか提供していないんですね。ですから地域差もあるということで、それぞれの実情があるわけです。
 このため、学校現場はもとより市町及び茶業などの関係者に加えまして、静岡茶の歴史・文化及び食育に関する有識者等から成る県民会議を設置することといたしました。ちなみに例えば松崎町というのがありますが、そこでは健康にいい桑の葉っぱのお茶をつくり始めております。桑葉茶といったと思いますけれども、こうしたことをお茶のかわりに使うというふうなこともあり得るかもしれません。この県民会議におきまして児童生徒が静岡茶に親しむ意義やその実現に当たっての課題を共有した上で、先進事例を参考にしつつ、静岡茶の提供方法や具体的な静岡茶の食育の進め方等について検討したいと思っております。
 今後とも、小中学校や茶業界など関係団体との連携を強化するとともに、県民会議で合意された方策を実行し児童生徒の静岡茶の愛飲が促進されるように官民一体で取り組んでまいります。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp