本会議会議録


答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年12月静岡県議会定例会

江間 治人 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/08/2016番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 観光人材の育成についてお答えをいたします。
 国が、日本再興の切り札として観光先進国の実現に向け訪日外国人旅行者数の従来の目標を大幅に前倒しし、かつ質の高い観光交流を加速させようとしています。そのような中、静岡県が観光客の皆様から選ばれる観光地となるためには観光を担う人材の育成強化が大変重要です。
 このためには、まずマーケティングなどの専門知識を有し旅行者のニーズを、あるいは市場を的確に分析をして短期のみならず中長期的視点に立った戦略を立案することができる中核人材というものが必要になります。また二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技、あるいは二〇一九年のラグビーワールドカップが本県で開催をされますが、宿泊業などにおいて外国人旅行者に対応できる、即戦力となる実践的な人材の育成も急務です。
 このため県では、静岡県立大学において今月から新たに観光基礎講座を開催をいたします。この講座は観光事業者等を対象にして地域のブランドづくりなどを学ぶものです。また静岡県立大学及び静岡文化芸術大学では観光の中核を担う人材を育成するため、それぞれの特色を生かした観光に係る学科等の設置に向けた学内検討を鋭意進めております。特に静岡県立大学では先月教育研究組織等将来計画検討委員会を開催をし、観光に関する専門委員会を立ち上げたところです。
 また、来月静岡県観光協会内に静岡県全域を対象とする県域DMO静岡ツーリズムビューローを設置をいたします。このDMOはマーケティング、マネジメント等を行うわけですが、この活動自体が中核となる人材の育成につながると考えています。またこのDMOは研修会等を主催をいたします。観光に関する幅広い分野の方々を対象にして旅行者受け入れのための実践的なノウハウを学ぶような研修会を継続して開催する予定です。
 県といたしましては、これらの取り組みを通じて観光分野で必要とされる人材が期待される役割に応じて質、量ともに十分に育成されることにより、地域資源の磨き上げや外国人受け入れ体制が強化され、本県を目的地として国内外から多くの方々が訪れる観光地となるよう努めてまいります。以上であります。

このページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ

静岡県議会事務局議事課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3482
ファクス番号:054-221-3179
gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp