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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

佐地 茂人 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/22/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 佐地議員にお答えいたします。
 フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトの推進についてであります。
 フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトというのは、平成二十七年度からスタートいたしました第二次戦略計画に基づき展開している事業でございます。来年度が最終年度となります。御案内のように第二次戦略計画ではフーズ・サイエンスセンターを中核支援機関に位置づけ、静岡県立大学などと連携し高付加価値型の機能性食品などの開発に重点的に取り組んでまいりました。この結果県内企業が血糖値や腸内環境を整える機能性成分イヌリンを新たに独自開発し大手メーカーの飲料に使用されたほか、二百三十を超える新製品が開発されるなど着実に成果を上げております。
 今後食品関連産業が本県経済を牽引する産業の一つとしてさらに発展していくためには、研究成果を活用した事業化や産学官連携による人材育成の取り組みを一層強化していくことが重要です。
 このため、研究成果を活用した事業化につきましてはセンターのコーディネーターによる企業ニーズの収集と大学などの研究機関へのマッチングをこれまで以上に進めます。あわせまして成長の著しい化粧品分野におきまして県工業技術研究所が県産の農林水産物を素材とした化粧品開発に取り組みCNFを添加した化粧品、保湿美容液の開発に成功いたしました。あるいはCNFを利用した機能性食品――どら焼き――の開発にも成功しております。
 これらと合わせまして、先端科学技術を担うAOIプロジェクト、またマリンバイオプロジェクトとの連携をも強化してまいります。
 産学官連携による人材の育成につきましては、現在静岡県立大学と連携をいたしまして十四日間、八十時間を超える全国屈指の総合食品学講座を開催いたしまして機能性食品等の開発を担う実践的かつ高度な人材の育成を図っているところであります。受講生は製品開発の中核的な人材として企業で活躍するとともに、講座を通じまして構築された企業間のネットワークによって付加価値の高い新製品を共同開発する事例も出てきています。引き続きHACCPなど時代に即したテーマを盛り込んだ講座の充実を図ります。
 来年度は、戦略検討委員会におきまして第二次戦略計画の成果をさらに発展させるための取り組みや健康長寿への関心の高まりなど時代の潮流を見据えたプロジェクトの展開の方向性につきまして、委員の皆様から御意見を賜りました上で第三次戦略計画を策定してまいります。
 県としましては、引き続き産学官金の連携のもとフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトを戦略的に推進し、食品・化成品関連産業の一層の集積を図り生産額、販売額の拡大を目指してまいります。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp