本会議会議録


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令和2年6月静岡県議会定例会

勝俣 昇 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/30/2020番目)
答 弁 者交通基盤部長


○議長(山田 誠君) 長繩交通基盤部長。
       (交通基盤部長 長繩知行君登壇)
○交通基盤部長(長繩知行君) 新東名高速道路及び関連アクセス道路の整備促進についてお答えいたします。
 新東名高速道路は、中日本高速道路株式会社が令和五年度の全線開通に向け御殿場ジャンクション以東の整備を推進しており、このうち仮称御殿場インターチェンジまでの七キロメートル区間は本年度中の開通に向け橋梁上部工などの工事が着実に進められております。
 このインターチェンジへのアクセス道路につきましては、国が国道百三十八号バイパス、県が国道四百六十九号御殿場バイパス及び県道仁杉柴怒田線、御殿場市が市道七五四〇号線の整備を鋭意進めております。現在主要な構造物が続々と完成し舗装や案内標識などの工事もおおむね順調に進捗しているところであります。
 今後は、それぞれの工事が近接する箇所における施工の手順や時期などの綿密な調整が重要でありますことから、中日本高速道路株式会社を含む関係機関と十分に連携して着実に工事を進めインターチェンジの開通と同時に供用を開始してまいります。
 県といたしましては、インターチェンジの開通による効果や大きく変わる周辺の道路案内につきまして関係機関と連携して適切に情報を発信していくとともに、新東名高速道路の一日も早い全線開通を中日本高速道路株式会社に働きかけ交流人口の拡大や物流機能の強化などによる北駿地域並びに本県全体のさらなる発展につなげてまいります。
 次に、事前復興行動計画に基づく県の取組についてであります。
 平成二十七年に策定した交通基盤部事前復興行動計画は、東日本大震災の復旧・復興支援から得られた教訓や知見を生かし本県が被災した場合の迅速な復旧・復興を図る体制づくりを目的としたものであります。
 具体的には、災害発生直後から復興期までの各段階における課題を明確化し、これを解決するための三十五項目にわたる取組を定め昨年度までに実行してきた成果を取りまとめたところであります。今後は近年の災害で明らかになった課題にも対応できるよう、災害発生後に不足が見込まれる設計技術者を広域的に確保する仕組みづくりや災害の全体像を速やかに把握するための衛星写真の入手方法の確立などにつきまして国や業界団体、関係機関との調整を進め事前復興の取組を進化させてまいります。
 また、市町による事前都市復興計画の策定につきましては、今年度県が定める都市計画区域マスタープランに都市防災の方針として新たに位置づけるとともに、市町を支援する勉強会を継続的に開催することなどによりまして県内全体での策定を目指してまいります。
 県といたしましては、被災地支援での経験に加え新たな技術やガイドラインなども参考とし国や市町と連携した事前復興の取組を発展させることにより将来発生が危惧される大規模災害に対しまして速やかな復旧・復興を図ることができる体制づくりを推進してまいります。以上であります。

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