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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成11年12月静岡県議会定例会

渥美 泰一 議員(自由民主党)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/08/1999番目)
答 弁 者健康福祉部長


    ○副議長 (鈴木 尚君)  原田健康福祉部長。
            (健康福祉部長 原田英之君登壇)
    ○健康福祉部長 (原田英之君)  児童虐待への対応についてお答えいたします。
     児童虐待は、 人格形成に大きな影響を及ぼすだけでなく、 時には命までにかかわることがありますので、 何よりも早期に発見し、 適切に対応することが必要であり、 専門的相談援助機関として、 児童相談所の役割はますます重要となっております。
     現在、 県下四カ所の児童相談所には、 児童福祉司、 心理判定員など六十二人の専門職を含む八十四人を配置し、 児童に関するさまざまな問題につきまして、 あらゆる角度からの相談や援助活動を行っております。 虐待通報があった場合には、 職員がいつでも家庭を訪問し、 状況把握や指導など、 昼夜を問わず対応できる体制を整えております。 議員御指摘の、 保護者が親権や懲戒権を主張し、 児童の施設入所を拒む場合には、 まず、 児童の安全を確保することが第一でありますので、 親権者の同意を必要としない一時保護の手段をとるとともに、 保護者に対して児童虐待の自覚を促すなどの指導をしております。
     近年、 児童虐待が増加し、 その状況も複雑、 多様化しておりますので、 児童相談所を中心に、 学校、 保育所、 警察、 市町村などで組織する児童虐待防止ネットワークを構築し、 早期発見に努めるとともに、 児童や家庭に対して、 助言、 援助を行ってきたところであります。 児童虐待は、 その発生を未然に防止することが大切なことでありますので、 講演会、 シンポジウムや啓発ポスターにより県民に呼びかけるとともに、 保護者を対象に、 子供へのかかわり方についての研修や、 児童虐待の原因ともなっている、 母親の子育ての不安や悩みを身近で気軽に相談できる、 地域子育て支援センターの整備などを推進しているところであります。
     今後とも、 地域で子育てを支援する仕組みづくりに努め、 子供の健やかな成長を図ってまいりたいと考えております。
     次に、 ドクターヘリの実施についてであります。
     ヘリコプターに医師を搭乗させて、 迅速な救命活動と同時に、 患者の搬送を行うドクターヘリは、 救命率の向上や後遺症の軽減に効果的であり、 ドイツにおいて高い救命効果を上げていると承知しております。
     国におきましては、 阪神・淡路大震災以降、 ヘリコプターの有効性に対する認識が急速に高まりつつあり、 神奈川県と岡山県の二カ所で、 本年十月から十二年度までの間、 全国的な導入に向けて、 救命効果やコスト分析などの観点からの検討を行っております。 本県におきましても、 県西部地域の十八の医療機関などで構成する浜松救急医学研究会が、 本年度から試験的運用を始めており、 その先駆的な取り組みに注目しているところであります。
     本県におけるドクターヘリの実施につきましては、 その費用に対する効果や、 だれが経費負担をするか、 あるいは離着陸場の確保、 消防本部との連携体制のあり方などの課題もありますことから、 国や浜松救急医学研究会が行う試行的事業の成果を注視しながら、 必要な対応を検討してまいりたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp