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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年6月静岡県議会定例会

加畑 毅 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/30/2023番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○副議長(鈴木澄美君) 櫻井農林水産担当部長。
       (農林水産担当部長 櫻井正陽君登壇)
○農林水産担当部長(櫻井正陽君) 伊豆地域における磯焼け対策についてお答えいたします。
 伊豆沿岸域では観測史上最長の黒潮大蛇行に伴い、海水温の上昇による海藻の生育不良などにより磯焼けの規模がかつてない深刻な状況となっております。藻場は魚介類の成育の場や食用となる海藻の供給源に加え脱炭素化の観点からCO2の吸収源としても重要な役割を果たしており、磯焼け対策が急務と考えております。
 このため、県では漁業者と連携して新たな海藻を生み出すことのできる成熟した藻類の移植や囲い網による保護、食害魚の駆除、利活用など総合的な取組を進めております。また黒潮大蛇行に伴う高水温の環境下でも生育可能で食害を受けにくい海藻の増殖に向け、今年度新たにアントクメを候補種として研究に着手をいたしました。今後は早期に現場投入を図れるよう、水産・海洋技術研究所において安定的な種苗生産技術に加え、より定着、繁殖しやすい場所の選定など効果的な移植手法の開発に取り組んでまいります。
 県といたしましては、伊豆地域の藻場回復に向けた研究開発や漁業者等による藻場の保全活動への支援など磯焼け対策に全力で取り組み持続可能な海づくりを実現してまいります。
 次に、賀茂地域における農業基盤整備についてであります。
 担い手の高齢化や減少が加速する中、賀茂地域が誇る多彩な農業を将来に継承し持続的に発展させるためには、傾斜地が多く小規模で分散した農地を改良する基盤整備を重点的に進め多様な担い手が希望を持って参入できる生産性の高い優良農地の確保が重要であります。
 このため、県では伊豆縦貫自動車道の建設発生土を有効活用することで大幅なコスト削減を図り農家負担を軽減しながら農地の平坦化や区画を整形する基盤整備を積極的に進めております。松崎町の鮎川地区では今年度三ヘクタールの農地で区画整理が完了し、意欲ある若い担い手が露地野菜やかんきつなど収益性の高い作物の導入に取り組むとともに、南伊豆町の竹麻地区においては今年度から六ヘクタールの農地を大区画に造成する基盤整備に取り組んでおります。今後は河津町見高地区や東伊豆町稲取地区などでも区画整理を検討しており、三次元点群データを活用した3D設計を導入することで高精度な計画づくりを迅速に進めてまいります。
 県といたしましては、地域の将来を担う新規就農者などが収益性の高い農業を実現する基盤整備を着実に推進し賀茂地域の農業の持続的発展を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp