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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年6月静岡県議会定例会

阿部 卓也 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/24/2019番目)
答 弁 者健康福祉部長


○健康福祉部長(池田和久君) 近未来の静岡県の社会像についてのうち、高齢化社会への対応についてお答えいたします。
 地域包括ケア体制の整備についてでありますが、県内における体制の整備状況に差がありますことから県では地域の特性に応じた地域包括ケアシステムを推進するため毎年全ての市町に個別のヒアリングを実施し、市町単独では解決が困難な課題に重点的に取り組むこととしております。
 昨年度のヒアリングでは、必要なサービスを提供する事業所が地域内にないことや交通機関の撤退などにより家事援助や外出支援など在宅生活での援助を必要とする方が増加しているという課題が明らかになりました。そこで今年度は民間事業者等がサービスの不足する地域に参入できるよう市町とのマッチングを行うほか、地域の人材と資源を活用した移動サービスの立ち上げを行う市町を支援する仕組みづくりに取り組んでおります。
 県といたしましては、今後も市町が抱える個別課題を把握し関係団体から助言や協力をいただきながら広域性、専門性等の点から市町が必要とする支援策に取り組み、誰もが住みなれた地域で最期までその人らしく暮らし続けられるよう地域包括ケアシステムの実現に取り組んでまいります。
 次に、介護人材の確保対策についてであります。
 今後増大する介護需要に応じた介護職員を安定的に確保していくためには、やりがいを求めて介護の仕事を選んだ皆様が将来展望を持って長く働き続けることができるよう生活の見通しが可能な賃金水準の改善や適正な処遇が必要であると考えております。このため昨年度、能力、資格、経験に応じた給与、処遇体系を定めるキャリアパス制度の導入や処遇改善加算などについて社会保険労務士が百四十七の介護事業所を訪問し相談に当たり、現在約九割の事業所で加算を取得するなど給与水準も改善されてきております。
 また、本年十月の介護報酬改定において経験年数の長い介護福祉士を中心とした月額八万円程度の処遇改善と資格を持たない職員の給与加算が予定されており、県でもこうした職員全体の賃金の向上につながる制度を周知し加算取得を推奨してまいります。
 さらに、キャリアパス制度の導入、資格取得支援などの人材育成や育児との両立、休暇制度の取得などの労働環境の改善を行っている介護事業所を働きやすい介護事業所として県が認証する制度を昨年度から開始いたしました。これまでに百四十六事業所を認証し、介護分野での就職を希望する皆様に向けて広く周知することで新たな人材の確保につなげております。
 県といたしましては、資格を持たない方を含めた全ての介護職員が働く意欲を高める処遇の実現と生き生きと働き続けることができる職場環境の整備に積極的に取り組み、介護の現場を支える人材の確保と定着に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp