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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成24年6月静岡県議会定例会

植田 徹 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:07/02/2012番目)
答 弁 者知事


    ○議長(小楠和男君) 川勝知事。
           (知事 川勝平太君登壇)
    ○知事(川勝平太君) 植田議員にお答えいたします。
     初めに、富士山と新東名高速道路を活用した富士地域の活性化についてであります。
     言うまでもなく、富士地域は日本のシンボル、霊峰富士の雄大な眺望を仰ぐことができるところであります。それだけではなく富士山からの豊かな湧水、大渕のお茶、富士梨、シラス、焼きそば、酪農製品など地域振興に活用できるまさに場の力が、宝物が埋まっているとも言うべき地域でございます。そうした中新東名が開通いたしまして、これを受けて富士山を眺望できるパーキングエリアあるいはサービスエリアをそのような場所に設置すべきであるという御提言は、もっともなことであると存じます。
     私は、中日本と矢野氏が会長に就任されたときからかかわっておりまして、そして新東名の工事中のところを何度も行き来しておりましたが、しかし知事になってから富士川楽座が大変に繁盛しておりまして、それは富士川を眼下に望み、また富士山を眺望できるというそういう立地条件によるということを知りました。そして新東名に、富士山を見ながら走ることはできるけれどもそれを楽しんで食事をしたりあるいは写真を撮ったりする場所がないということを知りまして、それを働きかけたのでありますけれどももう既にSA、PAの場所が決まっておりまして、それを前提にした上で開通を急ぐというそういう流れでございました。
     しかし、やはりこれは議員の言われるとおりまことに重要な施設になるであろうということで、私は昨年の暮れに金子新社長と親しく対談をいたしまして、皆さんの前でそのようなSA、PAの場所、あるいは場合によっては泊まることもできるホテルなどのようなそういう場所を富士市周辺に持つべきであるというふうに提言しましたところ、初めて本格的にそのことについて検討するというふうに社長が言われまして、そうしてこの一月に富士市、NEXCO中日本と勉強会を立ち上げまして、富士山を眺望できる施設の設置に向けて検討を進めているところでございます。
     新富士インターチェンジの周辺地域は、産業都市として発展してきた富士市にありまして工業団地、住宅団地、総合運動公園などが周囲に展開しております。インターチェンジに隣接する土地区画整理事業用地では、物流団地の形成を中心に今事業を進められておりますが、ここにはやはり休憩施設や店舗等の設置も念頭に置かねばならないというのが新東名開通以後の課題になっているのではないかと存じます。私自身もその場に何度も立ちまして、またその周辺にございます施工総合研究所、さらにまた眺望として絶景ともいうべき岩本山等々に立ちまして、どこが一番いいか、こうしたことを検討課題として今一緒にやっているというところでございます。そうしたことからこの提言を何とか形にするべく、県としても努力してまいりたいと思います。
     新富士インターチェンジの周辺は、まさに内陸のフロンティアを開く取り組みを進める上で、そうした今申しましたようなことを含めた多様な発展の可能性を秘めた地域であるということでございます。富士市また地元住民の皆様の御意見を踏まえながら豊かな自然や富士山を間近に望む景観を生かして、農芸品などの多彩な地域資源を活用して新産業が立地する、活力にあふれ美しく品格のある地域づくりを進めてまいります。唯一欠陥は、今の区画事業のところは送電線です。ですからこの送電線の問題もあわせて我々は考慮しながら、このSA、PAあるいはホテルというものの立地場所を中日本とともに推進してまいりたいと思っております。
     次に、ふじのくに先端医療総合特区の取り組みによる地域企業への支援についてでございます。
     総合特区につきましては、本年三月九日国から金融支援と財政支援を内容とする第一次の計画認定を受けました。これによりまして地域企業が医療機器等の研究開発、設備の新増設、これなどを行う際の借り入れに対しまして利子補給が受けられます。また医療現場の課題を解決するための医療機器開発が国の支援制度の対象となりました。既に医療機器開発を計画している複数の地域企業から相談が来ております。利子補給の申請準備が進められておりまして、富士地域の企業が国の支援制度を活用してがん診断装置の開発を開始されているところでございます。
     また、提案をしておりました規制の特例措置につきましても、医療機器製造販売業許可に必要な責任者資格について国と協議が進んでいます。具体的には大学の理工学系の修了者については三年間の従事経験が不要となります。高校の工業系の修了者につきましては三年間の従事経験により新しい資格が付与されます。要するに学歴要件の緩和が認められる見込みでございます。さらに沼津工業高等専門学校が地域企業を対象に行う医療機器開発エンジニアの養成講座の修了者につきましては、三年間従事するべきということが不要になる見込みでございます。地域企業の医療産業への参入が、これらによりましてさらに加速されるものと期待しています。
     今後も引き続き地域協議会からの御意見も賜りながら、地域企業の医療健康分野への参入支援策など国に追加提案をしてまいる所存です。
     そして、ファルマバレープロジェクトの第三次戦略計画ではものづくり、ひとづくり、まちづくり、世界展開という四つの柱を掲げられていますけれども、さらに県立大学の理事長に医学界の最重鎮のお一人とも言うべき本庶佑先生をお迎えしておりますし、薬学の御出身の木苗先生が学長でもありますので、こうした方々の知見も取り込みましてこのクラスターの充実に努めてまいりたいと思っております。
     その他の御質問につきましては、関係部局長から御答弁を申し上げますが、議員から言われました新幹線新富士駅と在来の富士駅との御質問の中でも触れられました空港と新幹線駅との結節をする交通体系の構築につきましては、私はできる限りの努力をして、リニア新幹線が開通するときには新しいダイヤ編成の中でこれが即実行できるような、そういう方向に向けて努力してまいりたいと思っております。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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