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本会議会議録

答弁文書

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平成12年6月静岡県議会定例会

岡本 護 議員(平成21)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/29/2000番目)
答 弁 者農林水産部長


    ○議長 (遠藤 榮君)  山田農林水産部長。
            (農林水産部長 山田勝平君登壇)
    ○農林水産部長 (山田勝平君)  水産行政についてのうち、 栽培漁業の振興についてお答えいたします。
     今後の水産行政においては、 水産資源の適切な保存管理と持続的利用が基本となってまいります。 本県ではこれまで、 栽培漁業の中核となる種苗生産施設の整備を初めとして、 さまざまな栽培漁業の展開に努めてまいりました。
     代表的なマダイにつきましては、 毎年約百万尾放流してきた結果、 昭和五十年代には五十トン程度にまで低下した漁獲量が、 現在百トン前後となり、 近年急激に増加した遊漁船やプレジャーボートの推定採捕量を合わせますと、 四百トンを上回る過去最高の水準に達しております。 また、 ヒラメにつきましては、 現在、 榛南海域へ毎年約三十万尾を放流しており、 その結果、 昭和五十年代には五十トン程度であった漁獲量が最近では百トン前後となるなど、 栽培漁業の成果は着実に上がってきております。
     今後の展開といたしましては、 ことし三月に策定した第四次栽培漁業基本計画に沿って、 資源管理も含めた水産資源の持続的な利用を基本として、 遺伝的多様性や生態系にも配慮した上で、 放流効果の把握を行うとともに、 放流の推進母体となる財団法人静岡県漁業振興基金の育成強化を図りつつ、 幅広い受益者からの負担を求めていくことが必要だと考えております。
     また、 この計画では新たにトラフグを量産対象魚種として取り上げるとともに、 高級魚でもありますクエを研究対象に加えるなど、 地域の漁業者の要請に対応した栽培漁業の展開に努めてまいることとしております。
     一方、 こうした栽培漁業を展開する上で重要となる磯焼け海域の藻場の復元につきましては、 昨年度コンクリートブロックに着生させた海藻のカジメを伊豆からブロックごと榛南漁場に移植し、 また、 一昨年試験的に移植したカジメについては、 魚類の食害に遭いましたが、 生長点が残ったため現時点では順調に回復し、 あわせて三世代のカジメが榛南漁場に生育している状況にあります。 こうした稚魚の放流場の確保という視点も含めて、 本県における栽培漁業の着実な展開を図ってまいりたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp