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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 質問文書

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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年6月静岡県議会定例会 質問


質問者:

伊丹 雅治 議員

質問分類

質疑

質問日:

07/12/2023

会派名:

自民改革会議


質疑・質問事項:

1 知事報告について
 o 給与返上した場合の辞職勧告決議等に対する考え方


○議長(中沢公彦君) ただいまから会議を再開します。
 知事の説明に対し質疑を行います。
 通告により、十七番 伊丹雅治君。
       (十七番 伊丹雅治君登壇 拍手)
○十七番(伊丹雅治君) 私は、自民改革会議を代表し知事報告について質問いたします。
 知事の説明の中で給与を返上するための条例案の議会への提出について、様々な調整や努力をしたが結果的に議員の方々からの意見を踏まえ見送ることにしたとの説明がありました。しかし事実としてこれまで正式に給与及び賞与返上に関する条例改正の手続が議会に対し上程された記録は一切ありませんでした。さらに担当部局に対する相談もなかったと総務委員会報告でも明らかになりました。一体誰がうそをついているのでしょうか。まさに知事がいつもおっしゃる「広く会議を興し万機公論に決すべし」、公の場で熟議するのが民主主義であります。
 この条例案については知事が提出しようと思えば提出できたわけで提出を見送ったのはあくまで知事自らの個人的な判断であります。これまで給与返上してこなかった理由を議会の責任とするのであればそれはまったく筋が違います。今回の騒動がなければ黙っているつもりだったとすれば批判を避けるためのその場しのぎの発言であったということになります。
 我々自民改革会議として改めて申し上げるべきことは、令和三年十一月二十四日県政史上初となる辞職勧告決議が出席議員六十六名のうち四十七名の議員の賛同を受けて可決されたという事実です。今回仮に知事が給与を返上したとしても知事に辞職を求める立場に変わりはありません。
 そこで、知事に質問いたします。
 知事は給与返上をすることによりコシヒカリ発言の責任や辞職勧告決議に対して県民に対して責任を果たしたと考えるのか、また今後についてどのように身を処していくつもりなのか、答弁を求めます。
○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 伊丹議員にお答えいたします。
 知事報告についてであります。
 給与を返上した場合の辞職勧告決議等に対する考え方でありますが、私の給与の返上につきましては御殿場に関わる不適切発言などに責任を痛感いたしまして自らに科すべきと考えたペナルティーであります。
 県議会の皆様の御理解の下、給与を返上するための条例をお認め頂ければ私自身が設けたペナルティーが実現されるものであると考えております。しかし給与の返上をお認め頂いたとしても知事の職にある限り県議会から辞職勧告を突きつけられた身であることに変わりはありません。今後とも辞職勧告決議を極めて重く真摯に受け止めてまいります。
 令和三年十二月県議会で御説明いたしました知事心得五箇条を実行する決意の下、この一年半過ごしてまいりました。二度と不適切な発言はいたしません。また選挙応援等の政務は行いません。こういうことを肝に銘じて県民全体のために尽くしてまいる所存でございます。以上であります。
○議長(中沢公彦君) 伊丹雅治君。
       (十七番 伊丹雅治君登壇)
○十七番(伊丹雅治君) 今、知事はですね、二度と不適切な発言はしませんとおっしゃいました。これ、もし知事がですね、やったとなったら、これ大変なことだと思います。
 私は知事の今の御答弁を聞いていると、しゃくし定規と言いますか、心が籠っていないと思いました。
 そこで、意見を申し述べさせていただきたいと思います。
 辞職勧告決議案を受けて当初は給与を返上するという発言から二転三転の末、一年半以上もの間何のアクションも起こさなかったことは事実であり、県民と交わした約束、知事は約束はしていないと言っているようですが県民と交わした大切な約束、それをほごにしてきたという不誠実に対し県民の怒りと不信を招いたことは許されるものではありません。
 今回の騒動の根底にある原因は繰り返される知事の政治姿勢にあると言えます。保身のため自己正当化した理論形成であり、周囲との調整能力不足から県政に大きな混乱を招いています。知事の言行不一致により知事と県民、知事と県議会、知事と職員、知事と首長などの関係において様々な不信を引き起こし、ひいては静岡県政への信頼感の低下、イメージの悪化につながっていることを知事自身がしっかりと自覚すべきです。常に言い訳に終始し虚偽発言を繰り返す政治姿勢を改めない限り県民の信頼を回復することは難しいのではないでしょうか。
 まず、給与返上を提案する前に一昨年十一月議会の辞職勧告決議を受け入れることを申し上げ、質問を終わります。
○議長(中沢公彦君) これで伊丹雅治君の質疑は終わりました。(拍手)

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