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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会

木内 満 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/28/2020番目)
答 弁 者知事


○議長(鈴木利幸君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 木内議員におかれましては、黙読における速読に匹敵するといいますかそれを音読で猛スピードで質問を読まれまして一種の名人芸だと思いながら聞いておりましたが、全身耳になって聞いておりました。
 さて、木内議員にお答えいたします。
 山梨県と連携した医療機器産業の振興についてであります。
 ファルマバレープロジェクトは平成十四年の事業着手以来、地域企業の医療健康分野への挑戦を積極的に支援してまいりました。その結果、医薬品・医療機器の合計生産金額は九年連続、医療機器単独では十年連続で全国一位となるなど富士山麓の最近では医療城下町という名称が言われておりますがそう呼ばれるにふさわしい成長を遂げております。
 一方、メディカル・デバイス・コリドー計画を推進する山梨県は医学部を擁する山梨大学が立地するほか、世界的ロボットメーカーを初め機械電子産業の集積が進んでいる地域であります。両県を合わせた製造品出荷額等は二十兆円に迫る規模となります。このような両県の場の力を生かしファルマバレープロジェクトやメディカル・デバイス・コリドー計画にかかわる研究者、企業の連携交流の場を創出することで、本県企業のものづくり力と山梨県企業が有する精密機械関連技術さらには山梨大学等アカデミア発の高度な知見の技術シーズの新結合による新たな価値の創造が期待されるところであります。
 このため、来年度からは相互の緊密なネットワークを構築し、静岡がんセンターや山梨大学医学部附属病院などの医療現場から生まれるニーズと両県の企業等が有する技術シーズこれを共有し県域を越えたオープンイノベーションによる製品開発に注力するとともに、両プロジェクト合同で首都圏の展示会に出展するなど新たなビジネスの創出や販路開拓に結びつけてまいります。
 ファルマバレープロジェクトのさらなる強化に向けた企業誘致やベンチャー創出、育成につきましては、健康長寿・自立支援プロジェクトにおきまして高齢者にとって理想の住環境モデルをファルマバレーセンター内に整備いたしましてヘルスケアや住宅産業領域からの新たな企業参入を促してまいります。また首都圏等のICTベンチャーと県内企業との協業を促進する商談会、TECH BEAT Shizuoka――昨年大成功をおさめましたが――それの医療版を来年度開催いたします。これらにより本県発の医療健康分野におけるイノベーションの創出を目指してまいります。
 さらに、トヨタ自動車が発表なさいました世界的な未来実証都市の形成を目指すいわゆる「コネクティッド・シティ」プロジェクトとの連携も視野に入れて取り組みを推進し、国内はもとより世界的な医療機器関連の研究機関等の集積と地域全体の活性化を視野に入れております。
 県といたしましては、山梨県との連携を契機にファルマバレープロジェクトの強化を図り、医療健康産業の振興を加速化させることで富士山麓の医療城下町のさらなる躍進につなげてまいる所存であります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp