• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年2月静岡県議会定例会

鈴木 澄美 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2022番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) SDGs関連施策の推進についてのうち、県産材製品の利用拡大についてお答えをいたします。
 県は、森林を守り育て生かすことで水源涵養や土砂災害防止などの森林が持つ様々な機能を持続的に発揮させる森林との共生を目指しております。このことはSDGsの考え方に合致するものです。
 森林は大気中の二酸化炭素を吸収する吸収源として大きな役割を果たしています。この森林から生産される木材を建築物などに利用することは森林が吸収した二酸化炭素を長期間炭素として貯蔵することになります。森林を生かす県産材の利用は脱炭素社会の実現にも大きく寄与するものであり、県産材の主な使い方である住宅部門での利用拡大が重要であると考えております。
 このため、これまで県は本県独自の制度により県産材製品を使った木造住宅の新築やリフォーム等に助成し県民の皆様の県産材利用を促進してまいりました。昨年度は約一万立方メートルの県産材製品が使われ、これにより貯蔵された二酸化炭素は世帯当たりの一年間の排出量に換算しますと約千六百世帯分に相当します。住宅での利用を一層促進するためには県民の皆様に肌触りや見た目などの木材の良さや県産材を使う意義について御理解を深めていただくことが大切です。広報誌やセミナー、ホームページ、見学会などにより情報発信を強化してまいります。
 また、県独自の助成制度につきましては、これまで県産材使用率五〇%以上の住宅を対象にしておりました。県民の皆様の少しでも県産材を使ってみようという気持ちに広く応えられるよう、この県産材使用比率五〇%、使用率五〇%以上という条件を撤廃をします。代わりに柱や土台などの住宅部材のうち四立方メートル以上の県産材製品を利用した全ての住宅に助成対象を拡大します。これにより県産材を使用する新たな工務店等の参入が促され県産材製品を使った家づくりの選択肢が広がる効果も生まれます。
 さらに、もっと使いたいという気持ちにつながるようにこれまで使用量に応じた四段階の助成額を見直します。上限額の範囲内で使用量に助成単価を乗じて使えば使うほど助成額が増えるようにいたします。また省エネ型住宅の新築やテレワーク対応のリフォームに対する助成制度においても県産材製品を利用した場合に助成額を加算します。
 県といたしましては、こうした取組により県民の皆様に県産材製品を使った住宅の良さを実感していただくとともにより多くの方々に県産材を使いたいと思っていただけるようにし、SDGsの達成に向けて住宅分野における県産材製品の利用拡大を図ってまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp