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本会議会議録

答弁文書

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平成30年2月静岡県議会定例会

鈴木 洋佑 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/02/2018番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 教員の指導力向上についてお答えいたします。
 児童生徒の確かな学力の向上のためには、教員自身が積極的に学び続け指導力を高めることが重要であります。
 県教育委員会では、全国学力・学習状況調査の結果等を踏まえ教員の授業力向上研修会を開催しており、さらに各教科における指導用資料を作成し授業の実践事例の周知啓発を行っております。
 また、各学校では教員同士の授業参観を通してICTを効果的に活用した授業のあり方等確かな学力を身につけるための校内研修の充実に積極的に取り組んでおります。本年度は新たに教員育成指標を策定し、教員一人一人がキャリアステージに応じて求められる資質能力を確認しみずからの成長につなげるよう周知を図るとともに、総合教育センターが中心となってこの指標に基づき教員研修の充実を図ることとしております。
 さらに、教員が幅広い視野を持つことが重要でありますことから、青年海外協力隊への参加や教職大学院への進学、民間企業への派遣を進めているほか、ふじのくにグローバル人材育成基金を活用した海外研修への支援を行っております。
 議員御指摘のとおり、新しい学習指導要領が二年後に実施されます。県教育委員会といたしましては今後も教科指導力はもとより、子供たちの成長に向けられる情熱や使命感、幅広い教養や豊かな人間性を兼ね備えた教員の育成を通して静岡県の教育の質の向上に努めてまいります。
 次に、運動部活動の指導における教員の負担軽減策についてであります。
 部活動は、生徒が技術を磨き身体を鍛え精神的に成長できる重要な教育活動であります。しかし議員御指摘のとおり、部活動が教員の多忙化の要因の一つであり精神的な負担を感じている教員も少なくない状況にあります。
 県教育委員会では、本年度運動部活動のあり方を検討するため、学校関係者に加え医師や保護者等で構成する検討委員会を設置し幅広い視点から協議を重ねてきております。昨年十一月に教員や生徒、保護者を対象に調査を実施したところ、ほとんどの生徒が部活動に積極的に取り組みやりがいを感じており、また八割の教員が部活動の必要性を認めております。一方で約半数の教員が指導に割く時間が多いと感じ、三分の一の教員は技術指導に不安を抱えているなどの結果が得られています。
 このため、検討委員会での議論を踏まえまして本年度中に部活動の意義、適切な活動日数、休養日などを内容とした部活動ガイドラインを策定し県立学校に周知徹底を図るとともに、市町教育委員会に対しては中学校の部活動に係るガイドラインの作成を働きかけてまいります。また単独指導、単独引率が可能である部活動指導員が制度化され、県教育委員会では現在一定の要件を満たした指導者を試行的に九校に配置しております。来年度は引き続きその効果を検証するとともに、新たに中学校に部活動指導員を配置する市町教育委員会に支援を行い教員の精神的な負担の軽減を図ってまいります。
 子供たちの健やかな成長は誰もが願うものです。県教育委員会といたしましては生徒の学校生活の充実はもとより、教員の負担軽減を目指し部活動がさらに有意義なものとなるよう取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp