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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成12年2月静岡県議会定例会

植田 徹 議員(自由民主党・県政クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2000番目)
答 弁 者知事


    ○副議長 (鈴木 尚君)  石川知事。
            (知事 石川嘉延君登壇)
    ○知事 (石川嘉延君)  植田議員にお答えをいたします。
     初めに、 富士山の観光振興についてであります。
     富士山及びその周辺地域は、 本県観光振興の極めて重要な戦略拠点であり、 観光しずおか躍進計画におきましては、 家族滞在型のリゾート地の形成を目標に掲げたところであります。 富士山こどもの国や、 現在建設中の休暇村富士、 田貫湖ふれあい自然塾などはその主要な拠点施設となるものでございますが、 富士山を代表するこの地域の自然や文化、 産業など、 すぐれた観光資源を効果的に生かすためには、 広域的な観点から考えていくことが大事であります。 このため、 昨年から山梨県と協議を進め、 富士山を一つの観光テーマパークとしてとらえ、 両者が協力し合うことについて合意を得たところでございます。 事業の展開に当たりましては、 多様なニーズや激しい変化の時代への対応を考えますと、 民間の知恵と活力が不可欠でありまして、 その推進体制も民間主導によることが望ましいと考えております。
     こうした考え方に立って、 県では、 山梨県と共同して、 富士山を生かした新たなにぎわいと交流を生み出す富士山21世紀戦略推進事業に取り組むことといたしました。 具体的には、 富士登山という一点集中型ではなく、 富士山の自然環境との共生を図りながら、 富士山周遊のウオーキング、 点在する観光スポットを結ぶ魅力あるドライブコースの設定、 自然や文化、 歴史、 産業などに親しむ機会の創出など、 子供からお年寄りまで四季を通じたさまざまな楽しみ方を提案していくことにより、 家族滞在型の観光振興を図ってまいりたいと考えております。 この三月までには、 民間観光団体、 地元市町及び県で構成いたします仮称静岡県富士山交流推進協議会を立ち上げまして、 平成十二年度のできるだけ早い時期には、 山梨県との合同組織を設立いたしまして、 世界の名峰富士山の観光振興に全力を挙げてまいりたいと考えております。
     次に、 静岡国体についてのうち、 準備状況についてであります。
     平成十五年の 「NEW!!わかふじ国体」 は、 「見たい、 行きたい、 参加したい」 を目標に掲げまして、 既に、 四十競技を四十五市町村で開催することが決定されておりまして、 これに関連する県や市町村の競技施設の整備を急いでおるところでございます。 また、 大会運営に関しましても、 基本構想や競技運営基本方針などを策定するとともに、 大会を支えるボランティアシステムの構築や競技役員の養成など、 市町村や競技団体などと連携を図りまして、 鋭意準備を進めているところでございます。
     今後の準備でございますけれども、 ことし七月には、 静岡開催が正式に決定される見込みでございますので、 開会式、 閉会式や選手、 役員の輸送、 宿泊に関する計画策定のほか、 開催機運を盛り上げるための県民運動の展開などが一層具体化をしてまいります。 そこで平成十二年度には、 平成五年に設置をいたしました準備委員会を実行委員会に移行いたしますとともに、 ゆめ未来局に国体総室を新設いたしまして、 組織の拡充を図り、 準備業務に万全を期してまいりたいと考えております。 また、 静岡らしい特色ある国体とするために、 全県国体を目標に、 多くの県民が参加するデモンストレーションとしてのスポーツ行事の開催や、 平成十五年を国体イヤー 「スポーツと健康フェスティバルの年」 と位置づけまして、 記念イベントやスポーツイベントなどを県内で幅広く展開することとしております。
     さらに施設整備や運営の面におきましては、 ユニバーサルデザインを導入し、 すべての人に優しい国体の実現に努めますとともに、 特に開会式、 閉会式につきましては、 本県を強く印象づけることができますように、 創意と工夫を凝らした式典を計画してまいる考えでございます。 また、 ビーチバーやカヌー、 山岳競技などの会場地の恵まれた自然を紹介するなど、 国体開催を通じまして、 本県の豊かな自然や薫り高い芸術文化などを全国に発信をしてまいる考えでございます。 このような取り組みを通じまして、 人々の交流の場として、 また、 スポーツ振興や地域振興の起爆剤となるような、 簡素の中にもきらりと光る静岡らしい国体を目指して、 力を注いでまいりたいと考えております。
     近年開かれております例を見ますと、 スポーツの総合イベントとしての魅力とかグレードが、 とかく低下しがちになっておりまして、 それにあわせて、 人気とか盛り上がりがいま一つという傾向が否定できないわけでございます。 加えまして、 本県もそうでありますが、 どこの県におきましても、 財政逼迫の折から、 これまでのともすれば華美に走りがちでありました開会式、 閉会式、 あるいは開会期間中全体のいろいろな催しについても、 これでいいのかという見直し機運が出てまいりまして、 簡素、 簡素、 簡素、 簡素というのが、 どうもメーンのコンセプトになってきてるわけでございます。
     本県におきましても、 平成十五年、 せっかくの機会でございますので、 単なるスポーツイベントに終わらないような、 効果のある、 いろいろな意味で効果のあるようなものに何とかしていきたいと思っておるわけでございます。 どうか植田議員におかれましても、 今後とも、 そのような内容の実現におきまして御指導、 御鞭撻をいただきたいと思いますし、 県議会の皆様方にも、 今後ともよろしく御協力をお願いしたいと思うわけでございます。
     その他の御質問につきましては、 関係部長から御説明申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp