本会議会議録
答弁文書
令和元年6月静岡県議会定例会
佐地 茂人 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁
(質問日:09/10/2019番目)
答 弁 者 | : | 教育長 |
○教育長(木苗直秀君) 教育・人づくりの充実についてのうち、高等学校普通科における特色ある教育についてお答えいたします。
少子高齢化やグローバル化、AI、IoT技術の急激な進展など社会が大きく変化する中にあってもみずから道を開く人材を育成するためには、議員御指摘のとおり高校生の約七割が在籍する普通科において特色ある教育を実践していくことが極めて重要であると認識しております。
県教育委員会では、昨年三月に策定したふじのくに魅力ある学校づくり推進計画におきまして普通科においては高大接続改革を見据えて生徒の実態に応じた特色化を進めることとしております。既に体育・芸術コースやビジネス類型など特色あるコース、類型を設置している学校があるほか昨年度からは普通科三十三校をコアスクールに指定し地元自治体と企業を巻き込んだICT教育や海外の高校生とのオンライン交流等を取り入れた英語教育など魅力ある学校づくりを推進しております。
新たな取り組みとしては、三島北高校におきまして大学、企業、国際機関等と協働し高校生国際会議を開催するほか熱海高校などでは自治体、大学、産業界等と協働し地域課題の解決に向けて取り組む事業を実施することとしております。これらはいずれも教育再生実行会議の中間報告で示された新時代に対応した高等学校改革につながるものと考えております。
今後は、こうした取り組みを積極的に進め学校運営に外部の方々の御意見を取り入れるコミュニティスクールを導入し各学校の特色を鮮明に打ち出すとともに、広い視野と高い専門性を備えた教職員を育成するため海外研修や大学院、民間企業等への派遣を推進してまいります。
県教育委員会といたしましては、生徒数が減少する中でも切磋琢磨できる環境を整え社会の中で自立し他者と連携協働しながら生き抜く力が育まれるよう県立高校の普通科の魅力化と特色化を図ってまいります。以上であります。
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