• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 質問文書

ここから本文です。

本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年12月静岡県議会定例会 質問


質問者:

中田 次城 議員

質問分類

一般質問

質問日:

12/10/2019

会派名:

ふじのくに県民クラブ


質疑・質問事項:

1 ラグビーワールドカップ二〇一九エコパスタジアムの聖地
 化について
2 予防医療に係る官民一体での取り組みの必要性について
3 伊東市内のメガソーラー計画への対応について
(1) 無許可開発への対応
(2) 伊豆高原メガソーラー計画に係る防災対策
4 伊東市内県立高校の再編計画について
(1) 再編整備に向けた今後の進め方
(2) 生徒から選ばれる魅力ある新高校の実現
(3) 共生・共育のあり方
5 伊東市池地区の復旧支援について


○副議長(中沢公彦君) ただいまから会議を再開します。
 質疑及び一般質問を続けます。
 通告により、二十九番 中田次城君。
       (二十九番 中田次城君登壇 拍手)
○二十九番(中田次城君) 私は、ふじのくに県民クラブ所属議員として県政の諸課題につきまして通告に従い知事、副知事及び関係部局長並びに教育長、教育部長に一括質問方式でお伺いをいたします。
 初めに、ラグビーワールドカップ二〇一九エコパスタジアムの聖地化について伺います。
 十一月二日、日本をそして世界を熱狂の渦に巻き込んだラグビーワールドカップ二〇一九が閉幕をしました。日本代表チームは見事に予選プールを四戦全勝で一位突破し、優勝した南アフリカには決勝トーナメントで惜しくも敗れたものの見事にベストエイトという偉業を達成しました。日本中に大きな感動を与え日本ラグビー界に新たな歴史を刻んだ快挙に対し心からねぎらいと感謝の気持ちを申し上げます。
 特に、シズオカ・ショックとして世界を驚嘆させた九月二十八日の日本代表対アイルランド代表戦は今ワールドカップ全試合の中で最も記憶に残る名勝負であったと思います。当日私はスタジアムで観戦をしこの歴史的勝利を目の当たりにしました。世界ランキング二位のアイルランドに対し互角の戦いを続けた日本代表。後半の福岡選手の逆転トライの場面ではスタジアムは地鳴りのような大歓声に包まれました。あの会場の一体感を思い出すと今でもあのときの興奮がよみがえってくる思いがいたします。
 九月二十八日当日は、試合前にホストシティーパフォーマンスが行われ私の地元伊東市の伊東神輿連合会を含む県内五団体がおはやしや太鼓、みこしなどを披露し地域の文化、芸能の魅力を世界にPRするとともに、エコパでのワールドカップに花を添えてくれたことも私の誇りとするところであります。
 開幕以降日を追うごとに盛り上がりを見せたラグビーワールドカップでありましたが、何といってもその起爆剤となったのがエコパでの日本対アイルランド戦だったと思います。エコパは陸上の試合でも不思議と好成績が多く出るスタジアムと言われています。また今回のような世界中に衝撃を与えるほどの試合の舞台となったエコパは何かを持っている、もっと言えば戦いの聖地、勝負の聖地と言ってもよいのではないでしょうか。私はこのような一種のパワースポット的な力を持ったエコパの力で、これほどすばらしいラグビーワールドカップの歴史的一戦があったという名残りをとどめるものを目に見えるような形でぜひとも未来に残すべきだと考えます。
 今定例会の第百五十二号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」の中にラグビーモニュメント制作業務委託契約がありますが、どのようなモニュメントをつくるのかは明らかではありません。またモニュメントをつくるのであればこれから大きな勝負に臨む人がエコパの御利益にあずかりたいと詣でるようなモニュメントであってほしいと思いますし、制作に当たっては広く県民の理解を得ながら進めるべきであると考えます。
 そこで、エコパスタジアムの聖地化に向けてラグビーワールドカップ二〇一九大会開催の偉績を後世に形として残すものとしてどのようなラグビーモニュメントを制作しようとしているのか、またどのように県民の理解を得ながら進めようとしていこうとしているのか、県の所見をお伺いします。
 次に、予防医療に係る官民一体での取り組みの必要性について伺います。
 全国的に高齢化が進む中、本県においても本年四月一日現在で六十五歳以上の割合を示す高齢化率が二九・一%と過去最高を更新し高齢化が急速に進んでいます。本年六月国は認知症施策推進大綱を取りまとめ、通いの場の拡大など介護予防の取り組みを政府一丸となって進めていくとの発表がありました。また先日、後期高齢者を対象としたフレイル健診を来年度から導入し自立して生活できる健康寿命を延ばし増加する一途である医療費、介護費等の社会保障経費の伸びを抑えることを検討しているとの新聞報道もありました。
 こうした方針を踏まえ、我が県においても将来を見据えた予防医療が重要であると私は考えます。しかしながら行政だけで取り組むことにはおのずと限界もあります。
 ここで、一つ民間事業者の取り組みを紹介いたします。私が住む伊東市にはかねてより高齢者に対する運動療法に取り組む予防医学センターソラリオという健康増進施設があります。そこでは開設以来十五年間利用者の医学的データをきめ細かく蓄積をし、運動療法が健康増進に寄与していることを実証しています。この施設に通う方々は医学的データが明らかになることで日ごろの運動療法が健康増進につながっていることを目に見える形で実感し、さらなる運動療法の継続へのモチベーションと高まりをつなげております。利用者の皆さんは大変生き生きとしており、例えば六十五歳から十年間通われている方は七十五歳になっても六十五歳のときの体力を維持し認知機能もしっかりとしています。
 先日県の担当者も視察に訪れていただきましたが、このような取り組みを進めている施設は決して多くないと思います。ソラリオの取り組みは科学的データの大切さを実証しており、同じような施設をふやして利用者と病院をつなげていくなどの活用を促進することが必要であると考えます。今後県や地元の自治体がこうした民間の取り組みを積極的に活用し、連携していくことで各地域における拠点をもっとふやしていくことが求められるのではないでしょうか。
 そこで、特に高齢者を対象とした健康づくりにおいて予防医療推進の観点から県は高齢化の著しい伊豆地域を皮切りに官民一体の取り組みのモデルを定め具体的なプランをつくり上げるべきと考えますが、どのように取り組んでいくおつもりなのかをお伺いしたいと思います。
 次に、伊東市内のメガソーラー計画への対応についてのうち、無許可開発への対応についてまずお伺いしたいと思います。
 平成二十九年十一月十六日、伊東市尾入山地区におきまして静岡県と伊東市が事業者立ち会いのもと現地調査を実施し、森林法に基づく開発許可を受けずに無断で約二ヘクタールに及ぶ森林が違法に伐採されていることを確認をしております。その後県は速やかに事業者に対し土砂流出防止のための応急復旧工事を指示はしているものの、事業者が行う工事が不十分のため大雨のときには地元の八幡野港に土砂が流出する事態が起こっています。違法伐採が発覚してから約二年が経過しますが伐採現場は今も草木も生えない状態のままであり、さらには周囲の地盤が崩壊し始め今後さらなる大量の土砂流出が強く懸念されているところです。
 県のたび重なる指導の結果、事業者は復旧工事計画を提案してきましたが伐採木等の処理方法、事業地の下部の八幡野沢に堆積した土砂や伐採木の撤去、栄養分のない土地への植林、沈砂地機能の有効性などについて地元住民は疑問が解消されていない状況であり、強い懸念を現在でも持っております。
 去る十一月二十五日、県職員及び伊東市職員と地元住民による現地調査も行われ地元住民から改めて県から事業者に対する改善指導の要請がなされているところであります。県は今後一層強い行政指導をし速やかに森林の回復に努めさせなければならないと考えますが、県の所見をお伺いいたします。
 次に、伊豆高原メガソーラー計画に係る防災対策についてお伺いをいたします。
 昨年の七月、県は十項目の許可取り消し条件と四項目の附帯条件を付して本計画の林地開発許可をおろしています。その後伊東市メガソーラー規制条例が制定をされ伊東市は本件が条例の適用対象となると主張しまた事業者は対象にはならないとの主張が入り乱れる中、現在は経済産業省によるFIT法による発電事業の取り消しの裁定がなされるのを待っている状況であります。
 また、伊東市は本年二月事業者が事業地内への進入路となる橋を新設するために許可申請をした八幡野川の河川占用を不許可処分としており、実質工事はストップしている現状であります。
 ところで、本年は大型台風十五号及び十九号が来襲する中で山腹崩壊なども発生し多量の土砂や倒木の流出が起きています。仮に事業地において台風により災害が発生した場合には土砂や倒木が流出するのではないかと大変心配をしております。
 つきましては、県は本事業について台風の影響を受けて防災上の問題が生じていないのか、また林地開発許可に付した防災に関する条件が遵守されているのかを確認するため現地に入って調査を実施すべきだと考えます。
 伊東市による河川占用が不許可処分となり工事はストップしている状況であったとしても防災対策はしっかりと指導すべきと考えておりますが、県の所見をお伺いいたします。
 次に、伊東市内県立高校の再編計画についてのうち、再編整備に向けた今後の進め方についてお伺いをいたします。
 伊東市内の高校再編は伊東高校、伊東高校城ヶ崎分校、伊東商業高校、伊東高校定時制、東部特別支援学校伊豆高原分校の五つを集約するという県内でもこれまでにない大規模な再編計画となっています。これまで昨年三月に県教育委員会から再編計画が示されて以降地域住民や関係者と協議を重ね、本年十月には新高校の候補地については何とか地元の同意も得られたところではあります。
 しかしながら、地域や生徒への影響が大変大きな事業計画でありながら協議の途中である本年四月の人事異動で教育委員会の担当者はほぼ全員入れかわり、地元の高校の取りまとめに当たっていた伊東高校の前校長も異動となりました。また地元関係者からは県教育委員会のたたき台ありきで協議が進められるのではないかという声も聞かれておりました。
 私自身、一年半にわたり時間の許す限り地元の協議や地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会や県総合教育会議における議論を見守ってまいりました。しかし地元協議の場で出されたさまざまな要望や提案に対して県教育委員会事務局がその答えを出せないままにそのまま議論を進めようとする場面も多々あり、正直地元関係者一同は違和感を感じることもあったと思います。その後徐々に改善された感もありますが、これから再編に向けてしっかりと地元と協調して進めていくためには県教育委員会事務局がこれらのことを真摯に受けとめて反省すべきは反省しその上で地元の声に寄り添っていく姿勢が大変重要であると考えますが、県教育委員会の所見をお伺いいたします。
 次に、生徒から選ばれる魅力ある新高校の実現について伺います。
 十月二十九日に伊東市内で開催された説明会では地元として県教育委員会の再編案に同意するに当たり、再編計画については地元の要望を十分に落とし込んでもらいたいと申し上げたところであります。紆余曲折はありましたが将来に向け新しい高校がより多くの生徒から選ばれる魅力ある高校に整備されることを地元も関係者も大いに期待しているところであります。特に良好な教育環境の実現のためには施設整備は大変重要であり、関係者の声を丁寧に聞きながら新校舎のみならず体育施設の充実などを図ることが重要だと考えます。
 そして、新高校にはぜひとも特色ある教育課程や教育方針を掲げていただき前例にとらわれない魅力ある学校運営をしていただくことも強く期待しております。
 また、地元説明会では新高校の完成が令和五年の四月の開校に間に合わない可能性があるとの話もされていますが、不安を招くだけであり四月の開校に間に合わせるべきだと考えます。
 これらの点を踏まえ、魅力ある新高校の実現につきまして県教育委員会の所見をお伺いしたいと思います。
 次に、共生・共育のあり方についてお伺いいたします。
 県教育委員会による伊東地区の新高校を伊東商業高校へ設置する案では、東部特別支援学校伊豆高原分校も一緒に移転し大勢の生徒とともに共生・共育を行うこととしています。共生・共育の理念は大変すばらしいものであり、県内各地でも大勢の生徒に囲まれた大きな集団の中で共に学ぶという形での共生・共育が行われています。
 伊東地区では、城ヶ崎分校の生徒数の減少により少人数同士の落ちついた環境の中でスポーツや昼食交流など、少人数ならではの交流活動を通してお互いに顔や名前を覚えやすくするなど生徒間のつながりを実感できる共生・共育となっていますが、新構想高校では大きな集団の中で学ぶことになるため現在の環境が変わるものと考えています。
 大きな集団の中で共生・共育とは単に多くの生徒が一つの敷地で学ぶことではなく、生徒同士はもちろんのこと教員の皆さんも遠慮することなくコミュニケーションがとれる環境をつくることが大切です。そのためには文化祭や体育祭などに加え日ごろからの交流が計画的に実施されていくことが重要であります。
 そこで、新高校における共生・共育について城ヶ崎分校で育まれてきたプラス面を新しい高校の中でどう生かしていこうと考えているのか、県教育委員会の所見をお伺いいたします。
 次に、伊東市池地区の復旧支援についてお伺いをいたします。
 この秋に猛威を振るった台風十五号及び十九号の爪跡は日本列島各所に深く刻まれ、私たちはこれまでに経験したことのない台風被害を目の当たりにしました。本県でもいまだ傷跡が癒えることなく各所で懸命の復旧作業が継続されていますが、私の居住地にほど近い伊東市池地区でも台風十五号の暴風雨がもたらした山腹崩壊による土砂流出によって地区唯一の排水河川である普通河川鳴川の隧道部分などが閉鎖をし、水田一面を濁水が覆う甚大な被害が発生をいたしました。背後には天城山を仰ぎ前面には紺碧の相模湾、南方にはなだらかな高原へとつながる風光明媚なこの地域を襲った冠水被害は優良農地約二十ヘクタールの成熟した収穫直前の稲をも無残にもなぎ倒し、排水先を失った雨水は集落に迫る勢いでありました。
 さらに、台風十九号では隧道の排水機能は復旧していたものの排水がし切れず水田が冠水する被害が再発したことには大変驚かされました。県は再発防止策を講じ一刻も早い復旧をなし遂げるべく地域住民の強い期待に応えなければなりません。
 また、農業者の経営意欲を喪失させることなく災害復旧の機会を逆にチャンスと捉えて単なる災害復旧にとどめず農業振興施策もあわせて講じることが必要であると考えております。
 そこで、本地区における災害復旧と営農活動の継続に向けた取り組み、さらには隧道改修を含めた排水対策について管理者である伊東市と情報共有を進め県として必要な支援をしていくべきだと考えますが、所見をお伺いいたします。以上、答弁を求めます。
○副議長(中沢公彦君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 中田議員にお答えいたします。
 ラグビーワールドカップ二〇一九エコパスタジアムの聖地化についてであります。
 九月二十八日にエコパスタジアムで行われました日本対アイルランド戦での歴史的勝利は日本中に勇気と感動を、元気を与えてくれました。その後のラグビーワールドカップ熱を一気に高める大きな起爆剤となりました。今大会が世界的な熱狂を呼ぶほどの大成功、さらにまたチケット販売率あるいはファンゾーンのにぎわい等々多くの点でこれまでのワールドカップの記録を塗りかえる、そうした大きな要因にもなったと存じます。
 この歴史的勝利は世界各国のメディアにも大きく取り上げられました。例えばフランスのAFP通信は前回大会のブライトンの奇跡に続く静岡の衝撃と報じ、南アフリカメディアはシズオカ・ショックと銘打って驚きと賞賛をもって伝えるなど静岡の名が世界中を駆けめぐり本県の知名度を飛躍的に向上させました。
 しからば、アイルランドの日本に対する評はどうなったのかといいますとかえってよくなったわけであります。アイルランドは予選二位として決勝リーグに進出しニュージーランドと当たって負けました。その翌日にアイルランド、カヴァナ大使閣下からどうしてもスポーツ担当大臣がこちらに来て会いたいと言われるのでお目にかかったところ  負けておられるので、ニュージーランドに。慰めるのが大変だと思ってたんですが  実は感謝の意を伝えられたわけでございます。カヴァナ大使は実際にその試合を観戦されて終わった後グッドゲームと、すばらしい試合だったということを言われていました。
 それだけでなくて、実はあの試合にはイギリス大使マデンさんも観戦されていました。マデンさんの祖父に当たられる方がアイルランド人だったからです。そしてお手紙も頂戴いたしましてホストぶりがすばらしかったと。また静岡県の美しさに感動したとおっしゃっていました。そしてまた試合ではと書かれていました。そしてまた試合が終わったときにはこれはイギリスの試合の雰囲気と全く変わらないと。つまり観客と試合、選手との関係も含めてその雰囲気が本場イギリスと変わらないとまで言われていました。
 県議の御地元の伊東はエコパスタジアムとは離れていますけれども、そこでホストシティーのパフォーマンスを繰り広げられるなど全県下このおもてなしをしたわけですね。こうしたことがそうした評価につながっているのではないかと思います。
 このように、九月二十八日の歴史的勝利はラグビーワールドカップ史にも刻まれる永遠の名勝負となりました。そしてその舞台となったエコパは伝説のスタジアムとして今後必ず聖地となるものと考えますし、そうしなければならないと存じます。
 そこで、エコパスタジアムをラグビーの聖地として長く語り継ぐとともにラグビーの一層の発展、普及を祈念するため小笠山総合運動公園内にモニュメントを制作することといたします。そのための債務負担行為の議案を本議会でお諮りしているところでございます。
 モニュメントの種類、形状等につきましてはラグビーの聖地の象徴であることが明確でかつわかりやすいものとしたいと考えております。議員から御提案いただいたアイデアも含め検討いたします。その上で早期にデザインを決定し、ちょうどシズオカ・ショックから一周年となる来年九月中のお披露目を目指して取り組んでまいります。
 また、制作に当たりましては広く県民の皆様の御理解を得るため議決をいただいた後に寄附金を募ることを検討しております。
 県といたしましては、このラグビーモニュメントを初めとしてスポーツ王国静岡を内外に発信することを通じ、富国有徳の美しいふじのくにづくりに全力で取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。
○副議長(中沢公彦君) 吉林副知事。
       (副知事 吉林章仁君登壇)
○副知事(吉林章仁君) 予防医療に係る官民一体での取り組みの必要性についてお答えをいたします。
 高齢化が進展する中、健康寿命を延ばし年齢を重ねてもその人らしく元気に活躍できる社会を実現することは本県の最重要課題の一つであります。
 県では、健康長寿の三要素であります運動、食生活、社会参加に着目したふじ三三プログラムを開発いたしました。実践教室や指導者養成講座による普及を図りますとともに平成二十七年度にシニア版を作成いたしまして高齢者の健康づくりに努めております。その結果これまでのプログラム参加者のほとんどに健康状態の改善が見られます。
 また、運動療法等を実践する施設として厚生労働省が認定をいたしました健康増進施設が議員御紹介の施設も含めまして県内に十二カ所ございます。身体機能や認知機能の維持増進が図られ大いに効果を発揮しておりますことから、県ではホームページで紹介するなど積極的な利用を呼びかけてまいります。
 特に、高齢者につきましては全市町で介護予防・日常生活支援総合事業により運動機能などの向上のため民間事業者を活用して身近なところで継続して実践できる健康づくりを進めております。
 国では来年度、リスクが高まる七十五歳以上の後期高齢者の中から要介護に陥りやすい人を見つけ予防や改善につなげるためのフレイル健診を導入することとしております。県では今後フレイル健診を有効に活用し市町や保険者、民間事業者と連携をいたしまして高齢者の状態を踏まえた具体的な対応プランの提示を支援するなどフレイル予防対策の強化に取り組んでまいります。
 さらに、現在本県が積極的に取り組みを進めております社会健康医学の研究におきましては健診、医療、介護データの分析により得られた科学的知見を活用し、市町が高齢者の個々の特性に応じたきめ細かな支援を行う手法を構築いたします。
 県といたしましては、今後とも官民一体となって生涯にわたる健康づくりを推進し県民の一人一人が心身ともに健康で生き生きとした社会生活を送ることができる健康長寿ふじのくにの実現を目指してまいります。以上であります。
○副議長(中沢公彦君) 志村農林水産担当部長。
       (農林水産担当部長 志村信明君登壇)
○農林水産担当部長(志村信明君) 伊東市内のメガソーラー計画への対応についてのうち、無許可開発への対応についてお答えいたします。
 本案件は、平成二十九年十一月に森林法に基づく林地開発許可違反及び保安林内の土地の形質変更許可違反が発覚したものであります。
 県は、違反行為を認めた事業者に対してこれまで森林への復旧に向けて現場の状況に応じた行政指導を行っているところであります。具体的には土砂の流出などの災害を防止するため、応急の防災工事として仮設の水路及び沈砂池の設置と種子の吹きつけや苗木の植栽などによる緑化を指示し平成三十年六月にこれらの完了を確認いたしました。
 しかしながら、伐採された木が一部残っていたり当該地の土壌が栄養分の少ない火山噴出物のため期待どおりの緑化が進んでない状況にあります。このため議員御指摘の伐採された木の処理や仮設沈砂池の適切な管理などにつきましては事業者に対して速やかに対応するよう指導しているところであり、これを徹底させてまいります。
 また、確実な森林への復旧に向けて痩せた土地でも生育する樹種の植栽、植え穴への客土や施肥の実施、シートによる表面の土砂の移動を抑える緑化工法を取り入れるなど現地の土質特性に合った植栽や緑化工事を実施するよう指導してまいります。
 県といたしましては、地元住民の皆様の災害に対する懸念を払拭するため事業者に対して法令にのっとり速やかに森林の回復を図るよう引き続き厳正に指導してまいります。
 次に、伊豆高原メガソーラー計画に係る防災対策についてであります。
 平成三十年七月二日付の本林地開発許可につきましては、森林審議会の附帯意見も踏まえ許可条件として想定を超える豪雨があった場合も下流域の被害が軽減されるように工事中も含めて土砂の流出や濁水の防止対策に万全を期すことや工事に伴い発生する土砂、伐採木等が下流域への災害の発生源とならないように適切に処理することなどを付しております。
 こうした条件を確実に履行させるため、県は伊東市と連携し定期的な調査を行っておりますほか大雨後には現場の状況を調査しており、本年の台風第十五号、十九号が通過した翌日にも県や市の職員が現地にて事業地から外へ土砂が流出していないことを確認いたしました。また後日事業地内を詳細調査し自然災害による小規模な土砂崩落や風倒木の発生などを確認したため、事業者に対し下流域に被害を及ぼさないための対応策を講ずるよう指導しているところであります。
 県といたしましては、今後とも関係法令及び許可条件にのっとり引き続き事業者を適正に指導してまいります。
 次に、伊東市池地区の復旧支援についてであります。
 台風第十五号により多大な農林被害を受けた伊東市池地区では、農業者が意欲を持って営農を継続できるよういち早く被災箇所の復旧を図るとともに、収益性の高い農業に向けての振興施策を進めていかなければなりません。しかしながら限られた時間と人員の中で伊東市だけでは復旧・復興を行うことは容易でないことから県としても支援を講じていく必要があると認識しております。
 このため、河川閉塞の要因ともなった五カ所の山腹崩壊につきまして森林への早期復旧に向け、国庫補助事業の災害関連緊急治山事業等を活用して崩壊斜面の安定化と不安定土砂の流出防止工事を実施してまいります。また被災した普通河川につきましては伊東市が実施した被災直後の応急復旧工事に対し現場に職員を派遣して支援するとともに、災害復旧事業の採択に向けた技術的提言や激甚災害の措置の確実な適用に向けた事務手続の支援も行ってまいります。
 地域農業の振興策としましては、生産性が高く自然災害にも強い農地へと改良するため来年度から県が地区内の狭小な農道や農業用排水路の改修及び暗渠排水による水田の汎用化や区画の拡大などの農業基盤整備に取り組んでまいります。
 隧道改修を含めた排水対策につきましては、管理者である伊東市の意向を十分踏まえた上で地域の実情に沿った的確な助言や支援を行ってまいります。
 県といたしましては、伊東市を初め地元農業者などの関係者との連携を密にし迅速な復旧事業の推進と地域農業の振興を図るとともに、排水対策について伊東市に寄り添い検討するなどの支援をすることにより池地区の持続的な発展に寄与してまいります。以上であります。
○副議長(中沢公彦君) 木苗教育長。
       (教育長 木苗直秀君登壇)
○教育長(木苗直秀君) 伊東市内県立高校の再編計画についてのうち、再編整備に向けた今後の進め方についてお答えいたします。
 新構想高校の計画につきましては、ふじのくに魅力ある学校づくり推進計画に基づき地域の実情に配慮しつつ地域の方々の御理解と御支援を得ながら推進することとしておりまして、県教育委員会事務局内にもその点をおろそかにすることなく進めるよう繰り返し伝えてきております。
 伊東地区の新構想高校につきましては、計画の公表以降約一年半の間に各校の同窓会、後援会、PTA、特別支援教育の関係者、市教育委員会等を対象とした説明会を計十七回開催しております。また伊東市内の中学生、保護者へのアンケート調査、各学校の敷地や建物の調査、教職員からの聞き取り、打ち合わせなどを行い多くの御意見を伺いながら検討してまいりました。
 こうした協議や検討を重ねた結果去る十月末、共生・共育をさらに充実させ、また何よりも生徒への安全性を最優先に考えて、伊東商業高校の現有地を候補地とし特別支援学校の分校を含め伊東市内の高校を改編し令和五年度の開校を目指すことで地元の同意を得ることができました。
 地元関係者に違和感があるとの御指摘につきましては真摯に受けとめ、今後も引き続き地元の声に寄り添いながら地元に足を運び地域や学校関係者からの御協力を得て生徒や保護者から選ばれる新構想高校となるよう魅力ある学校づくりに積極的に取り組んでまいります。
 次に、生徒から選ばれる魅力ある新高校の実現についてであります。
 伊東地区の新構想高校につきましては、地元の意見や要望を踏まえ県教育委員会、再編対象の三つの高校や東部特別支援学校の校長などで組織する設置準備委員会におきまして設置学科や教育課程等について検討しております。施設設備につきましては設置する学科や教育課程を踏まえ現在の伊東商業の敷地での建物の配置や校舎の使い方、必要となる具体的な施設設備について検討しているところであります。空調や洋式トイレを備えた校舎、生徒が思う存分活動できる体育館などのほか新構想高校として商業やアートなどとともに特別支援学校の特色ある教育内容を横断的に活用できる施設や設備面での工夫についても検討しております。
 また、地元から令和五年四月の開校に合わせた新校舎の完成について要望をいただいておりますことから、それに応えられるよう設計や工事に係るさまざまな調整を行い工事期間中の生徒の学習環境にも配慮しつつ早期の完成を目指してまいります。
 県教育委員会といたしましては、新構想高校が学科横断的な取り組みや共生・共育による学びのイノベーションを引き起こし生徒や保護者に選ばれ喜ばれる魅力あふれる学校となるよう取り組んでまいります。
 次に、共生・共育のあり方についてであります。
 東部特別支援学校伊豆高原分校は平成十四年四月に県内で初めて高校に設置した分校であり、伊東城ヶ崎高校が分校となった現在も積極的な交流を通してお互いに顔が見える関係を築き相互に思いやる姿勢及び態度を育んでおります。
 三つの高校を再編する伊東地区の新構想高校は規模が城ヶ崎高校より大きくなり、学科や生徒、教職員の数がふえるため多くの交流が可能となりより充実した共生・共育を展開できるものと考えております。具体的な活動は今後検討していくことになりますが、合同で実施する体育祭や文化祭に加え高校と企業とのつながりを生かし就労に向けた作業実習の充実、商業科と協働した作業製品の開発、販売などが考えられます。しかしながら何よりも分校の生徒と高校生が通常の学校生活の中で積極的に触れ合う機会を持てるよう工夫していきたいと考えております。
 また、城ヶ崎分校での少人数による共生・共育のよさを生かし分校の生徒と高校生が小グループ間で意見を出し合い作業やフィールドワークを行うなど新構想高校の開校後もさまざまな交流活動に取り組んでまいります。分校の生徒が同世代の高校生とともに学ぶことは地域社会を自立する基礎となり、また多くの高校生にとっては障害への理解を深め多様性を認める心を育むことにもつながります。
 県教育委員会といたしましては、新構想高校においてお互いを尊重しながらともに学ぶ共生・共育の一層の充実に取り組んでまいります。以上であります。
○副議長(中沢公彦君) 中田次城君。
       (二十九番 中田次城君登壇)
○二十九番(中田次城君) 御答弁ありがとうございました。
 要望を一点、再質問を四点させていただきたいと思います。
 まず、要望の一点目は池地区の災害復旧、これも知事も現地へ足を運んでいただいてあの惨状を本当につぶさに見ていただいて本当にありがたかったと思っています。地元の皆さんも感謝をしております。
 それで、台風十五号の後に十九号が来てそれでもそのときは隧道はもう流れてたんですね。にもかかわらず十九号で再び冠水をしたということで今非常に地元の関係者も驚いています。ということは、もうそもそもあそこの隧道の機能、排水機能そのものが限界があるという状態だというふうに認識したほうがいいと思います。
 地元の伊東市のほうでも地域のほうからも、やっぱりその隧道の根本的な抜本的な対策をこれまでもいろんな角度から検討をしているようですので、河川管理者は伊東市ですから県はそこに、県が主体となってとは言いませんがしっかりと伊東市とやっぱり情報を共有して県がやれることは積極的にやっぱりかかわっていっていただきたいということを私は思っております。それとあわせまして山腹崩壊の復旧の、災害をすぐに直すことや水田の事業も控えていますのでぜひその辺は御尽力をいただきたいと思います。
 それでは質問に移りますが、まず予防医療のところですが私は国の政策があって各地域で取り組んでいる市町の取り組みがあります。また民間の医療機関の取り組みがあります。そういったものをやはり県の立場として役割ですよ。役割としてつなぎ合わせていく、国で掲げたもの、現場で頑張っているものを県の役割としてどうそれを受けとめていくのかということが必要だと思っています。したがいまして伊豆地区を皮切りにと第一質問でも申し上げたのは伊豆地区の高齢化はもう御承知のように四〇%を超えるような高齢化率になっていますので県下の平均よりも一〇%さらに高いわけですね。ですからこういった事業を本当に実をとるようにやっていくにはきちんとしたやっぱり県が計画、圏域を決めてその圏域の中での計画性を持って私は対応していくべきだと思っております。
 そういう提案をさせていただきましたが、その点については余り具体的な答弁  いろいろやるということは言われていましたけれども  圏域を決めて積極的に県が役割を計画的に決めていくというような答弁だったかどうかちょっと認識がちょっと私ができなかったので再答弁を求めたいと思います。
 それと、メガソーラーの件については二件質問させてもらいます。
 まず一点目は違法伐採の件ですが、これは山にもう無断で切られちゃったものを数十本も切られて今はもうペンペン草も生えてないという状態なわけですね。これ二年前にそうなって答弁にもありましたけれども種を植えてそれでそういう行為はしたと。ところがもう全然ペンペン草も生えてない状態ですよ。
 県の役割は、これ山に戻すことが県の役割ですね。違法伐採をした業者は残念ながらその現地のすぐ上っていく道路のところにまだ鉄パイプとかメガソーラーの  多分やろうとしたんじゃないですか  機械を、パネルだとかパネルの脚だとかそんなものをまだ置いてあるわけですよ。要はばれなきゃそのままやろうとしていたというのはもう見え見えの現場であってそれで今も置いてあるわけですよ。
 何が言いたいか。どの時点をもって現場が復旧されたかというふうに認識するかということなんですよ、県が。さっきから言っているように注意しても指導をしてもなかなか進まないですよね。でもじゃあこれが小さな苗木を、こんな苗木を事業者がばーっと植えて、もうこれ植えたじゃないですか、一年たちましたよね、十センチ育ったじゃないですか、これでもう現場は復旧したじゃないですかなんていう解釈の中でさあパネルを張ろうかなんてやられたら困るじゃないですか。ということを私は言っているわけですね。
 ですから、どの時点をもって山にこれは返ったんだと復旧させたんだということは県が見きわめる上で大事な私は基準だと思いますので、その辺についての考え方をお伺いしたいと思います。
 それともう一点は、伊豆高原のメガソーラー、台風のときも現地へ行かれているということで御答弁いただいてありがたいと思います。
 私が言いたいのは、この許可条件十四項目の中で防災工事だとか今言う答弁の中にもあったように下流域に迷惑をかけない工事をすることが大前提の上でこの許可がおろされているわけですね。しかしたまたま台風の後行ったけれども土砂が流出しているような気配はなかったというような御答弁ですからそれはそれでいいですよ。ただしここはもう工事をやっているときからいろんな問題があったし業者にもいろんな問題があったわけですね。ですから私は指導をして、先ほどの御答弁ではちょっと気になるところは業者に指導をしたという御答弁ありましたけれども、じゃあ指導を受けた業者はどういうふうな反応をしているのかね、それについて。それについては御答弁改めていただきたいなと思います。
 それと高校のことです。高校に関してはまずは言っておきたいのは、伊東市は本当にもう三つある高校を一つにしてなおかつ特別支援学校を一つ加えて、しかもこれは当初の計画から半年ずれて教育委員会の皆さんがやっぱり特別支援学校も一緒にすると言って後から追加された計画ですよ。伊東高校にはもともと定時制がありますから五つの学校が商業高校という一番狭い敷地の中に言葉は悪いですけど集約されなければならない、こういう現状があったからこそ候補地の選定に関してもいろんな意見があったわけですよ。やっとの思いで、でも皆さん十月二十九日の会議ではそこまで県も一生懸命やっぱり寄り添っていこうというふうに考えるなら我々もそこはのんで、じゃあ今度はいい学校をつくるために地元のみんなで一丸となってやっていきますよというこういう思いで我々はいるわけです。
 じゃあいい学校って何か。きのうも増田議員さんのほうからも話ありましたけれども、いい先生が欲しいとか、いいカリキュラムが欲しいとか、いい施設が欲しいとかいろんな面でやっぱり求められるじゃないですか。これから具体的にやっぱり話を詰めていく段階で体育館とかグラウンドとか校舎とかいろんな施設のことも具体的に出てくると思いますよ。これはお金のかかることじゃないですか、お金のかかること。でも私は教育委員会の今の立場というのは地元から出されるいろんなさまざまなだからこういう施設をつくってほしいんだということにしっかりと耳を傾けることが大事だと私は思っています。
 聞くところによるといろいろ私のところに話が入ってきますが、やはり教育委員会の職員さんが大変真面目なのかどうか知りませんが、そういったことはちょっともうもともと無理ですみたいなね、もう財政ありきの話ばっかりしかしないというわけですよ。じゃあ何のために商業高校で我々は期待してやろうと思っているのにそれは無理だあれは無理だと。それっておかしくないですかという話ですよ。ここの不安感や不信感が今地元の関係者の中では残念ながらたくさん言われていますよ。
 だから私は、この問題はあえてここで改めて教育長にそういうことじゃないんだと。財政協議はまたその次の話じゃないですか。まず地元の皆さんの意見でどういう学校をつくっていく必要があるのかということを教育委員会として受けとめることが大事だと思いますが、その辺について教育長に御答弁いただきたいと思います。
○副議長(中沢公彦君) 池田健康福祉部長。
○健康福祉部長(池田和久君) 予防医療に係る官民一体での取り組みの必要性についての再質問にお答えいたします。
 本県の高齢化率は、既に二九・一%になっておりまして県下全域がもう既に高齢社会になっているという認識でございます。その中で圏域を決めてというお話がございましたですけれども、モデル地域を決めて順番に進めていくというような段階ではなく既に先生御紹介がありました施設なんかを含めまして好事例というものが幾つか出てきておりますので、こういった事例を横展開を図っていくということで来年度策定されますふじのくに長寿社会安心プランにおきまして、高齢者の介護予防あるいは健康づくりに取り組む市町に対する具体的な支援策を盛り込んでいきたいと考えております。以上でございます。
○副議長(中沢公彦君) 志村農林水産担当部長。
○農林水産担当部長(志村信明君) メガソーラーに係る再質問のうち、まず復旧工事の違法、無許可開発の復旧に関しましてどの時点で復旧したかという認識かという御質問に対してお答えいたします。
 やはり、復旧工事というものは開発される前の森林が従前有していたそうした広域的機能というものが復旧されるということが前提でございます。そうしたことから植えた苗木が根づき、そして下草が生え確実に森林に戻るということが見込まれるまで継続して現地を確認して指導してまいりたいと思っております。
 それからもう一つの御質問でございます。メガソーラーの計画地の確認の状況とそのしたかどうかということでございます。
 現地の指導をいたしましてそこにつきまして指導しております。これまでもこの事業者はこちらの指導に対してその対応についてはしっかりと対応してまいってきておりますので、今回の件につきまして私今ちょっと確認してございませんがしっかりと対応できているものだと思っております。以上でございます。
○副議長(中沢公彦君) 木苗教育長。
○教育長(木苗直秀君) 御質問ありがとうございます。
 私も実は伊東のほうへは数回お邪魔して先生方とか地域の方にも個人的にも含めていろいろと御意見を伺っています。議員御指摘のとおりやっぱり一番大事なのは生徒や保護者などまた地元から魅力ある学校だと言われるように、できれば海外からも来てくれるとかその辺まで考えながらやっておりますけれども、いずれにしましてもやっぱりこういうもの今何カ所かでやろうとしているんですが将来構想をしっかりと立てそして地元の方の意見も聞く。首長さんといいますか市長さん、町長さんもいらっしゃいますからそういう方ともお話を聞いたりしながらできるだけ、ただ教育ということがあるというのが一つと、もう一つは静岡県の教育の理念といいますかいわゆる共生・共育、体調の悪い人も元気な人も一緒になってやると。既に幾つか県内にもできていますけれどもそういうような形で積極的に皆さんと意見交換を今後ともしていきたいとそのように考えております。以上です。
○副議長(中沢公彦君) 中田次城君。
       (二十九番 中田次城君登壇)
○二十九番(中田次城君) 高校の教育のこと最後改めてもう一回確認のために聞きますが、私が一番ここで答弁していただきたいのはまずは地元の皆さんの声、しっかりと教育委員会として積極的に聞いていくという、財政協議はその後じゃないですか。そういう姿勢をきちんと持ってやらないと地元の方が失望感で満ちあふれちゃうと。ここのことについてきっちり教育長から答弁をいただきたいと、こういうことです。改めて答弁を求めます。
○副議長(中沢公彦君) 木苗教育長。
○教育長(木苗直秀君) 今先生おっしゃられたように私たちはやはりちゃんと現場を見るということをいろいろと我々の計画、今までの積み重ねを含めていろいろアイデアがあるんですがそれを持っていってまたいろいろと検討していただくということも含めて真摯にやっていきたいとそのように考えております。
 本当にやはり十分に話し合いもしてそしてある一つの理想像をつくってそしてやっていくと。だからそういう意味では余り今までのだけにこだわるんじゃなくてこれから将来構想ですね。校舎も長持ちしますからそういう中でどういうように考えていくのかというようなことでこの問題できるだけ早く決着といいますか、次のもうあれがあるもんですからね。そういうようにしてやっていきたいと思っています。
 いろいろなことをお尋ねして全部お答えするようにしておりますのでまた御連絡いただけたらと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp