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本会議会議録

答弁文書

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令和元年6月静岡県議会定例会

植田 徹 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/27/2019番目)
答 弁 者経済産業部長


○経済産業部長(天野朗彦君) 茶業におけるスマート農業の実装についてお答えをいたします。
 本県におきましては、お茶の生産者は複数箇所に分散している茶園を管理していることが多く茶の生育や病害虫の発生状況を確認する巡回作業に多くの時間を費やしております。また荒茶に加工するために生産者が茶工場に持ち寄る原料の生葉は個別に収穫時期を判断するため生育程度が異なるものが集まり、品質が安定しない一因となっております。これらの課題を解決するためにはAIやIoT等の先端技術を用いて茶園ごとの生産状況を把握するスマート農業技術の導入が有効であります。一方こうした先端技術を生産現場に普及していくためには費用対効果の検証が不可欠となります。
 このため、県では生産者やJA、機械メーカーなどとコンソーシアムを組織し作業時間の二五%削減と荒茶販売額の一〇%増加を目指して本年度から牧之原市と島田市の三つの茶工場においてスマート農業技術の導入効果の実証に取り組んでおります。
 具体的には、画像カメラを搭載したモニタリング機器を分散した六十カ所の茶園に設置し、茶工場などから生育状況を確認する仕組みを導入いたします。加えてスマートフォンを用いて記録した作業データを解析し作業の体制や手順の見直しを図ることで、作業員の効果的な配置や巡回時間の削減を図ってまいります。
 さらに、県の茶業研究センターが開発した新芽のAI解析技術を活用して茶の生育程度を数値化することにより、その数値をもとに均一な生葉を収穫し高品質な荒茶の生産を実現してまいります。
 県といたしましては、今後先端農業技術の開発拠点であるAOI−PARCとも密接に連携しつつ、本県茶業の特性に合ったスマート農業の実装を加速化することで生産性をより一層高め、より高い付加価値を生み出すことのできる本県茶業の基盤強化に全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp